片栗粉の賞味期限切れはいつまで大丈夫?開封後は短い?保存で日持ちさせるコツも紹介!
片栗粉の賞味期限の目安を知っていますか?今回は賞味期限を〈未開封・開封後〉別に比較して、期限切れでもいつまで使えるのかなど紹介します。また、片栗粉の日持ちする保存方法や、賞味期限切れ・劣化した場合の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
片栗粉の賞味期限はどれくらい?短い?
片栗粉はとろみをつける料理や、揚げ物、お菓子作りなど様々な料理で活躍する便利な食品です。しかし一回に使う量も少ないので、賞味期限をあまり気にせず使用することも多いでしょう。まずは、賞味期限を未開封・開封後別に比較してみましょう。
①未開封の場合
未開封の片栗粉の場合、各メーカーの商品によって若干の違いはありますが、一般的に売られている商品の表示を見ると製造日から約2年間と設定されています。ただし記載されている保存方法を最低限守った場合の期限ですから、保存方法は守るようにしましょう。
➁開封後の場合
片栗粉は開封後すぐに品質が落ちる食品ではないため、一般的には半年から一年ほどは問題なく使用できます。しかし、賞味期限切れでなくても、保存環境や保存方法によってはダニやカビが発生することがあるので、片栗粉の状態をよく確認してから使用するようにしましょう。
片栗粉の賞味期限切れはいつまで使える?
片栗粉は賞味期限が長く、傷みにくい食品であるため、気づいたら賞味期限切れになっていたということもありがちです。賞味期限が切れると、すぐに使えなくなってしまうのでしょうか。賞味期限の定義と合わせて確認しましょう。
賞味期限の定義
まず、加工された食品にはJAS法や食品衛生法で定められた消費期限か賞味期限のどちらかが記載されています。片栗粉に表示されているのは賞味期限で、適切な方法で保存した場合に、品質が変わらないと認められる期限のことです。
また、消費期限は、適切な方法で保存した場合に品質の安全性を認められた期限を示し、傷みやすい食品などに表示されます。これらは、食品の特性に応じ、本来の可食期間に1未満の安全係数をかけて余裕をもった期限を設定しています。そのため、特に賞味期限では多少期限が切れても品質に問題ないことが多いです。(※1)
劣化していなければ使える
賞味期限は、品質が変わらない期限であり、かつ安全係数により本来の可食期間より短く設定されているので、期限切れであってもすぐに使えなくなるわけではありません。特に片栗粉は、水分をほとんど含まず、腐りにくい食品です。片栗粉の状態を確認して、異常が無ければ使えるので、ムダにせず使い切りましょう。(※2、3)
片栗粉は賞味期限が切れて劣化するとどうなる?
賞味期限切れの片栗粉が使えるのか判断するために、劣化した場合の見分け方について解説します。
片栗粉が劣化した場合の見分け方
次に記載する4つのポイントのうち一つでも当てはまる場合には食品として使用するのはやめましょう。
・湿気を含んだことにより黄色く変色する
・カビが生える
・ダニが動いている様子が見える
・片栗粉の袋を持った時に粉がパラパラと落ちる、または手につく
湿気やカビに関しては6月、7月の梅雨の時期は注意が必要です。また、特に危険なのはダニの発生です。ダニが繁殖していることに気付かずに片栗粉を使用した料理を食べてしまった場合、アレルギーを発症する原因になります。アレルギーの症状がひどくなると全身に蕁麻疹ができたり、動悸や腹痛や吐き気などが表れ、大変な健康被害をもたらします。
ダニは袋の小さな隙間や、袋を破って侵入してくることもあるので、賞味期限にかかわらず注意しましょう。火を加えてダニを殺してもダニによる健康被害を防げるわけではないため、ダニの発生を防げるような適切な保存方法で保存することが重要です。