おでんの具材を入れる・煮込む順番は?練り物のタイミング・ちくわの切り方も!

おでんの具材を入れる・煮込む順番を知っていますか?今回は、〈練り物・昆布・はんぺん・厚揚げ・タコ〉などおでんの具材を入れる順番・タイミングを紹介します。おでんのちくわの切り方や下準備に加えて、〈ちくわぶ・じゃがいも・牛すじ・鶏肉〉を入れる順番も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. おでんに具材を入れる・煮込む順番は?練り物のタイミングは?
  2. おでんに具材を入れる順番は大きく分けて4段階に分かれる
  3. 1番目に入れる具材・特徴
  4. 2番目に入れる具材・特徴
  5. 3番目に入れる具材・特徴
  6. 4番目に入れる具材・特徴
  7. おでんに具材を入れる順番・タイミングを詳しく紹介!
  8. 1番目に入れる具材一覧・コツ
  9. 2番目に入れる具材一覧・コツ
  10. 3番目に入れる具材一覧・コツ
  11. 4番目に入れる具材一覧・コツ
  12. おでん作りは下準備が大切?ちくわの切り方は?
  13. ①ちくわ
  14. ②昆布
  15. ③はんぺん
  16. ④厚揚げ
  17. ⑤じゃがいも
  18. ⑥牛すじ肉
  19. ⑦卵
  20. ⑧大根
  21. おでんの具材を入れる・煮込む順番を知ろう

おでんに具材を入れる・煮込む順番は?練り物のタイミングは?

おでんは大根などの野菜や、こんにゃく、練り物を煮込んだ料理ですが、具材を入れる順番を知っておくことで、より美味しく作る事ができます。ここでは、おでんの具材を入れる順番や、煮込み時間などを詳しく説明するので参考にしてください。

おでんに具材を入れる順番は大きく分けて4段階に分かれる

おでんのように野菜やこんにゃくなどの、様々な具材を煮込む料理は、具材によって味の染み方や、火の通り方が違ってきます。おでんを作る際には、大きく分けて4つの段階があり、それぞれの順番に意味があります。味付けも大切ですが、具材を入れる順番も美味しさの秘訣なので、知っておくと良いでしょう。

1番目に入れる具材・特徴

【煮込みにかかる時間】
30分~120分

【1番目に入れる具材】
・牛すじ
・手羽先
・手羽元
・豚バラ肉
・結び昆布
・しいたけ
・ベーコン

おでんの最初の順番は、牛すじや鶏肉、豚バラなどの肉類を入れることが多いです。肉類は味が染みにくいので、最初に入れ弱火でじっくりと煮込み、味を染み込ませ、柔らかくします。肉類からは、煮込むことで出汁が出るので、おでんつゆの旨味が増すメリットもあります。

2番目に入れる具材・特徴

【煮込みにかかる時間】
30分~45分

【2番目に入れる具材】
・大根
・こんにゃく
・しらたき
・タコ
・イカ
・にんじん
・豆腐


大根やにんじんなどの野菜は固く、味が染み込むのにも時間がかかる具材です。おでんの具材の中でも、こんにゃくやしらたき、タコなどは、味が染みるのに時間がかかり、煮崩れの心配がない具材なので序盤に加えてください。

3番目に入れる具材・特徴

【煮込みにかかる時間】
20分~30分

【3番目に入れる具材】
・たまご
・ソーセージ
・がんもどき
・ごぼう天
・ちくわぶ
・じゃがいも
・里芋


おでんに入れる具材で、卵やじゃがいもなどは、ある程度煮る方が美味しく仕上がります。煮すぎると、煮崩れしたり、味が染みすぎてしまうので順番には注意が必要です。おでんは平均45分ほどの煮込み時間なので、煮込み始めて15分~20分経過した頃に入れるとよいでしょう。

4番目に入れる具材・特徴

【煮込みにかかる時間】
15分

【4番目に入れる具材】
・ちくわ
・さつま揚げ
・はんぺん
・つみれ
・もち巾着
・厚揚げ
・かまぼこ


おでんの最後に入れる具材は、基本的には練り物になります。練り物は煮すぎると、煮崩れしたり、水分を吸って膨らんできて食感も悪くなってしまいます。練り物は、おでんに入れると出汁がでて美味しいですが、入れる順番は最後の方が良いです。

おでんに具材を入れる順番・タイミングを詳しく紹介!

ここからは、おでんに入れる具材の順番を一覧にして、さらに詳しく解説します。具材を美味しくするコツも知っておけば、家庭でもプロのような仕上がりのおでんが味わえるので、順番とコツをしっかり把握しておきましょう。

1番目に入れる具材一覧・コツ

・牛すじ
【美味しくするコツ】
おでんに入れる牛すじは、最初から加えて沸騰させず、弱火でしっかりと煮ることで、柔らかく仕上がります。

・手羽先
【美味しくするコツ】
手羽先は下茹でをすることで、臭みや血合いを取り除くことができます。熱湯で15分ほど下茹でしたあと流水で洗い流してアクを取ってから煮込んでください。

・結び昆布
【美味しくするコツ】
おでんに入れる昆布は、熱湯で煮てしまうとぬめりが出しまいます。沸騰さぜすに弱火で煮ることが、美味しく仕上げるコツです。

・豚バラ肉
【美味しくするコツ】
豚バラ肉はブロック肉を弱火でしっかり煮る事で、おでんでも角煮のように味染みの良い豚バラになります。

・しいたけ
【美味しくするコツ】
しいたけは軸の部分にも旨味がある野菜なので、軸を少し残して煮込むのがおすすめです。おでんには、最初に加えることで、しいたけ自体からも出汁が出て美味しくなります。

2番目に入れる具材一覧・コツ

・大根
【美味しくするコツ】
大根の皮は厚めに剥くことで、すじが残らずに柔らかく仕上がります。また、冷凍した大根をおでんに使用することで、大根の細胞が壊れて味が染み込みやすくなります。

・こんにゃく
【美味しくするコツ】
こんにゃくはおでんにいれる場合には、隠し包丁を入れることで味染みが良くなります。また、こんにゃくはアクもあるので、熱湯でしっかり下茹でするのもコツの一つです。

・しらたき
【美味しくするコツ】
おでんにしらたきを入れる場合、結びしらたきの方が、出汁を沢山吸うので美味しく仕上がります。

・タコ
【美味しくするコツ】
タコは大根との相性が良く、一緒に煮ることで柔らかく仕上がります。タコは下処理が簡単な、刺身用のタコを選び、沸騰させないよう弱火で煮込みましょう。

・豆腐
【美味しくするコツ】
口当たりの良い絹豆腐も美味しいですが、煮崩れしやすいデメリットがあります。おでんには水分が抜けて、味染みの良い木綿豆腐や焼き豆腐がおすすめです。

3番目に入れる具材一覧・コツ

・たまご
【美味しくするコツ】
おでんに入れるたまごは、しっかりと味を染み込ませる方が美味しく仕上がります。長時間煮込みすぎても固くなってしまうので、入れる順番には気を付けましょう。

・ソーセージ
【美味しくするコツ】
ソーセージは旨味があり、おでんとの相性も良い具材です。ソーセージの油分を出汁に染みこませたくない場合は切り込みを入れないようにしてください。

・ごぼう天
【美味しくするコツ】
おでんの定番でもあるごぼう天は、出汁は染みていた方が美味しくなるので、中盤に入れるのがおすすめです。

・ちくわぶ
【美味しくするコツ】
ちくわぶは独特な風味があるので、気になる人は熱湯で湯通しした方が美味しく仕上がります。

・じゃがいも
【美味しくするコツ】
じゃがいもは煮崩れしやすい野菜なので、沸騰させないように弱火でじっくり煮るのがポイントです。下茹で捨ておくことで、煮崩れしにくくなります。

4番目に入れる具材一覧・コツ

・ちくわ
【美味しくするコツ】
おでんに入れるちくわは、斜めに切った方が味が染みやすくなります。煮えやすいので、終盤に加えるようにしてください。

・はんぺん
【美味しくするコツ】
独特な食感が魅力でもあるはんぺんですが、煮込むよりも温めるだけの方が、食感が損なわれず美味しく仕上がります。順番は1番最後に入れて、出汁をかけて温めてください。

・つみれ
【美味しくするコツ】
つみれは出汁を吸いやすく柔らかい食感が特徴です。おでんに入れる際は、固くならないよう弱火で煮込み、順番は最後の方に加えましょう。

・もち巾着
【美味しくするコツ】
もちは、沸騰したお湯で煮すぎると溶けてしまうので弱火で火を通してください。おでんに入れる前に熱湯をかけ油抜きしておくことで、味染みよく出来上がります。

・厚揚げ
【美味しくするコツ】
厚揚げは揚げてあるので、おでんの出汁に油が染み出てしまわないよう、事前に熱湯をかけて油抜きしておくのがおすすめです。

おでん作りは下準備が大切?ちくわの切り方は?

おでんを作る際は具材を入れる順番も大切ですが、下茹でや隠し包丁などの、下準備も重要になります。おでんに入れる野菜や練り物の下準備を知っておけば、家庭でもお店のようなおでんを作る事ができるので、是非以下を参考にしてください。

①ちくわ

ちくわの下準備は以下の通りです。

・斜めに切る
・熱湯をかける

ちくわの切り方は、斜めに切った方が味染みが良くなります。油抜きの為に熱湯を回しかけると、さらに味が染みやすいですが、必ずしもしないといけない工程ではありません。香ばしさを残したい場合は、そのまま入れても大丈夫です。

②昆布

昆布は旨味成分が豊富で、おでんに出汁にもなるので、入れるタイミングは最初の方がよいです。事前に水に浸して戻し、結び昆布にしておくことで、しっかり味が染みるようになります。また、沸騰させないよう弱火で煮込むこともポイントです。

③はんぺん

はんぺんは、特に事前のして準備は必要ありませんが、必ず最後に加えるようにしてください。温める為に、鍋に蓋をする人もいますが、おでんの出汁を吸いすぎて膨張したあと、萎んで固くなるので注意が必要です。蓋をしない事と、入れるタイミングに気を付けてください。

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④厚揚げ

厚揚げは事前に熱湯をかけて、油抜きをしておくことで、おでんの出汁が濁らず仕上がります。入れるタイミングは、厚揚げの食感が固くならないように、最後の方にくわえるのがおすすめですが、しっかり味を染み込ませたい場合は、中盤で加えてください。

⑤じゃがいも

煮崩れしやすい野菜のじゃがいもは、1度下茹でしておくことで、形が崩れにくくなります。おでんにじゃがいもを入れる順番は、中盤が煮崩れせず、味も染みて美味しくなるのでおすすめです。味染みを良くしたい場合は男爵、煮崩れさせたくない場合はメークインを使用すると良いです。

⑥牛すじ肉

牛すじの下準備の順番は以下の通りです。

①鍋に牛すじと水を入れ、1,2分沸騰させる
②牛すじを取り出して水洗いする
③鍋に新しい水と、茹でた牛すじ、長ネギの青い部分としょうがを加えて火にかける
④沸騰したら弱火にして、1時間から1時間半ほど煮込む


牛すじの下処理は、おでんの中でも手間がかかりますが、きちんと下処理を行うことで、肉の臭みや余分な油を取り除くことが出来ます。柔らかくするためにも必要な工程なので、省略せずに行ってください。

⑦卵

卵の下準備の手順は以下の通りです。

①鍋にお湯を沸かす
②しっかり沸いた熱湯に卵を入れ、7,8分茹でる
③茹で上がったら殻を剥いておく

おでんに入れる卵は、事前にゆで卵にしておきます。ポイントとしては、半熟の状態で茹でておくことと、硫黄臭さを抜くために、殻を剥いたゆで卵を、水に少し浸けておくことです。

⑧大根

おでん定番の野菜でもある大根の下処理ですが、米のとぎ汁で下茹でをしておくと、余分な臭みが取れます。また、面取りと隠し包丁をしておくことで、味染みが良く、煮崩れもしにくいです。下茹でしたあとは、少し冷ましておくこともポイントの一つです。

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おでんの具材を入れる・煮込む順番を知ろう

おでんはただ具材を入れて煮込めばいいわけではなく、美味しく作る為には、大根やこんにゃくなどの、具材を入れる順番や下準備がとても大切です。正しい順番の知識を付け、プロのような仕上がりのおでんを作ってみてください。

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