唐揚げ衣がドロドロ・べちゃべちゃの原因は?リメイクや付け方のコツも紹介!

唐揚げの衣がドロドロ・べちゃべちゃになったことはありませんか?今回は、唐揚げの衣がドロドロになる原因を紹介します。唐揚げを揚げ焼きにしたとき、衣がドロドロになる原因や、唐揚げの衣がドロドロになった時の対処法・リメイク法も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 唐揚げの衣がドロドロ・べちゃべちゃに…
  2. 唐揚げの衣がドロドロになる原因は?
  3. 原因①油の温度が低い
  4. 原因②調味液の水分が残っている
  5. 原因③衣をつけてすぐ揚げている
  6. 原因④油に入れてすぐに触っている
  7. 原因⑤油の量が少ない
  8. 唐揚げの衣がドロドロにならない対策法は?
  9. 対処法①油の温度を高くする
  10. 対処法②鶏肉の調味液をできるだけ落とす
  11. 対処法③衣をつけてたら少し待つ
  12. 対処法④油に入れたらしばらく触らない
  13. 対処法⑤油を適量使う
  14. 唐揚げの衣がドロドロになった際の対処法・リメイク法は?
  15. 対処法①フライパンで焼く
  16. 対処法②魚焼きグリルで焼く
  17. 対処法③トースターで焼く
  18. 電子レンジでチンはNG
  19. 唐揚げの衣がドロドロにならない正しい作り方は?
  20. 材料
  21. 作り方・手順
  22. 唐揚げを揚げ焼きした際に衣がドロドロになる場合は?
  23. 対処法①すこしずつ揚げる
  24. 対処法②基本は中火で最初と最後は強火
  25. 対処法③油にいれたらしばらく待つ
  26. 対処法④フライ返しを使う
  27. 唐揚げの衣がドロドロにならないように作ろう

唐揚げの衣がドロドロ・べちゃべちゃに…

唐揚げは子供から大人まで人気のおかずで、普段から自分で揚げているという人も多いです。しかし、唐揚げを揚げた時に衣がドロドロやベチャベチャになり、サクッと美味しく揚がらないのはどうしてでしょうか。ここでは、唐揚げの衣がドロドロになる原因や、ドロドロにならない方法・対処法などを紹介します。

唐揚げの衣がドロドロになる原因は?

唐揚げは衣がサクサクしていて、鶏肉がジューシーに揚がっているのが美味しい料理ですが、衣がドロドロになって失敗することもあります。ここでは、どうして唐揚げの衣がドロドロになってしまうのかについて紹介します。

原因①油の温度が低い

唐揚げの衣がドロドロしたり、べちゃついたりするときに考えられる原因の一つが、油の温度が低すぎることです。唐揚げは高温の油で揚げて片栗粉や小麦粉の衣に含まれる水分を蒸発させることで、軽い食感に仕上げています。しかし、揚げる時に温度が低すぎると、衣の水分蒸発がうまくいかず、ドロドロした仕上がりになります。

高温の油でも、大量に鶏肉を入れることで、急激に温度が低下し、揚げる時の脂の温度が低くなる場合もあるので、注意してください。

原因②調味液の水分が残っている

唐揚げは、揚げる前に鶏肉を調味液に漬けて、下味をつけていますが、調味液の水分が大量に残っていることで衣がドロドロした仕上がりになる場合もあります。鶏肉についている水分が多くなると、その分だけ衣になる片栗粉や小麦粉に含まれる水分も多くなり、高温で揚げても水分がうまく蒸発できません。

衣に不必要な水分が残ることで、揚がった後も衣がドロドロしたりベチャベチャしたりすることがあります。

原因③衣をつけてすぐ揚げている

唐揚げには片栗粉や小麦粉をまぶして衣にするレシピが大半で、衣をつけてからすぐに揚げてしまうと、衣がはがれやすくなりドロドロした仕上がりになることも多いです。片栗粉はつけてからすぐに揚げた方がはがれにくいと誤解されることもありますが、少し間をおいて肉と片栗粉が馴染んでからの方がはがれにくくしっかりくっつきます。

揚げる最中に衣がはがれてしまうと、衣がべちゃつく原因になるので注意が必要です。

原因④油に入れてすぐに触っている

唐揚げを揚げる時に、油の中に鶏肉を入れてすぐに触ると、衣がはがれやすくなって失敗する原因になります。油の中に入れてすぐの時は、片栗粉や小麦粉がしっかり固まっていないので、菜箸でむやみに触ると衣がよれたりはがれたりします。

衣のつき方にむらができ、均一な水分蒸発ができなくなるので、仕上がりがドロドロしたりベチャベチャしたりするので気を付けてください。

原因⑤油の量が少ない

唐揚げを揚げる時に、油の量が少ないことも、衣がドロドロする原因になります。油の量が少ないと、衣全体が均一に揚げられず、水分蒸発がうまく進みません。全体をからりと揚げることができず、衣がドロドロしたり、ベチャベチャしてしまいます。

唐揚げの衣がドロドロにならない対策法は?

唐揚げを揚げる時に衣がドロドロになる原因は、いくつか考えられますが、ドロドロにならないように揚げるためにはどうすればよいでしょうか。ここでは、唐揚げの衣がドロドロにならないようにするための対処法を紹介します。

対処法①油の温度を高くする

唐揚げを揚げる時は、揚げ油の温度が重要で、以下のような方法で油の温度を確認するのがおすすめです。

・菜箸を油へ入れて、細かい泡が付く:150~160度
・菜箸を油へ入れた時に細かい泡がすっと上へあがる:170度
・菜箸を油へ入れた時に細かい泡がすぐにたくさんでき、勢いよく上へあがる:180~190度


唐揚げを揚げる時は揚げ油の温度が高温の180度以上になっていることが大切で、低温の150度程度の場合、衣がドロドロになりやすいです。上記の方法で揚げ油の温度を確認し、しっかり温度が揚がってから鶏肉を入れるようにしてください。

また、温度の低い鶏肉を一度にたくさん油へ投入すると、油の温度も下がってしまいます。揚げる時は、温度の急降下に注意して少しずつ入れるようにします。温度が上がり過ぎると焦げや生焼けの原因にもなるので、適度な温度を保てるように火力をこまめに調節してください。

対処法②鶏肉の調味液をできるだけ落とす

鶏肉の下味に使った調味液が、たくさん残っていると衣がドロドロになるので、調味液をできるだけ落とすことも大切です。鶏肉を調味液に漬けこんでおけば、しっかり下味はついているので、揚げる前に調味液は捨てて水分を切ってください。

キッチンペーパーで表面の調味液をふき取るのも有効で、鶏肉に不要な水分がつかないように気をつけることで衣がドロドロになりません。鶏肉を調味液から引き上げ、よく水分を落とした後に片栗粉や小麦粉を多めに付ければ、衣がべちゃつくのを防げます。

対処法③衣をつけてたら少し待つ

唐揚げを揚げる前に、衣をつけたら、少し時間をおいて衣と鶏肉が馴染むのも待つことでドロドロになるのを防げます。目安の時間は5分程度で、衣になる片栗粉や小麦粉をつけて、5分以上寝かせてから揚げるようにしてください。衣は、少しダマが残るくらいの付け方のほうが、空気を含んでサクサクに揚がります。

対処法④油に入れたらしばらく触らない

唐揚げを揚げる時は、油の中に鶏肉を入れた後は、しばらく触らずにそっと揚げるようにしてください。高温の油で衣がしっかり固まってから触れば、衣がはがれずにドロドロになりません。最低でも1~2分程度は触らずに、じっくり揚げるのがおすすめで、衣が固まってからもはがれにくいように不必要に触らないほうが上手に揚がります。

対処法⑤油を適量使う

唐揚げをカラッと揚げるためには、鶏肉全体がしっかりつかる程度の油が必要です。油が少なすぎると、衣がドロドロになる原因となってしまうので、油は適量を使うようにしてください。

唐揚げの衣がドロドロになった際の対処法・リメイク法は?

唐揚げを揚げた後、衣がドロドロに仕上がった場合、復活する方法はないのでしょうか。ここでは、唐揚げの衣がドロドロになった場合の対処法やリメイク方法を紹介します。

対処法①フライパンで焼く

唐揚げの衣がドロドロになってしまった場合、以下の手順でフライパンで焼きなおすと食感が良くなります。

1.油を引かず、加熱したフライパンで唐揚げを焼く
2.適度に両面をひっくり返して全体を均一に焼く
3.余分な油や水分が出てきたら、キッチンペーパーでふき取る


衣がべちゃついた唐揚げは、再度フライパンで焼きなおすことで食感を良くすることができます。衣にはしっかり油が含まれているので、フライパンに油を引く必要はありません。適度に表面がカラッとすれば完成で、余分な水分や油はこまめにふき取ってください。

油を引かずに加熱して、唐揚げの衣がフライパンにつく心配があるときは、クッキングシートを使う方法がおすすめです。クッキングシートを引いた上に唐揚げを並べれば、焦げ付き防止や、くっつくのをうまく防げます。

対処法②魚焼きグリルで焼く

唐揚げの衣がドロドロになってしまった場合、以下の手順で魚焼きグリルで焼きなおす方法もおすすめです。

1.魚焼きグリルに唐揚げを並べる
2.焦げないように魚焼きグリルで加熱する


魚焼きグリルは、余分な油が落ちる仕組みになっているので、加熱して油を落とすだけで表面がカラッとなります。唐揚げが重ならないように並べることが大切で、焦げやすいので注意しながら焼いてください。魚焼きグリルの網の上に唐揚げを並べると、形が崩れたり衣がよりはがれてしまうときは天板やグリルを利用すると便利です。

対処法③トースターで焼く

唐揚げの衣がドロドロになってしまった場合、以下の手順でトースターで焼きなおす対処法もあります。

1.アルミホイルをくしゃくしゃにしてから、再度広げる
2.広げたアルミホイルの上に唐揚げを並べる
3.アルミホイルごとトースターで焼く

衣がドロドロになった唐揚げをトースターで焼くときは、アルミホイルの上に並べるとうまく仕上がります。アルミホイルをくしゃくしゃにしてから広げると、アルミホイルに溝ができるので余分な油が落ちやすいです。焦げないように焼き加減に注意しながら加熱し、余分な油を落としてください。

電子レンジでチンはNG

唐揚げの衣がドロドロになった場合、再加熱することで余分な油を落とす対処法が有効ですが、電子レンジを使う方法はNGです。電子レンジは、食品中の水分を振動させた摩擦熱で温め直す仕組みです。そのため、唐揚げを電子レンジにかけると鶏肉に含まれている水分が振動して、衣の方へ移動します。

鶏肉はパサつき、衣はベチャベチャになってしまうので、電子レンジで温め直す方法は衣をカラッとさせたい時には不向きです。

唐揚げの衣がドロドロにならない正しい作り方は?

ここでは、唐揚げの衣がドロドロにならないおすすめの作り方を紹介します。簡単な工夫で、唐揚げの衣がドロドロにならず、サクサクした食感に仕上がるので参考にしてください。

材料

・鶏もも肉:1枚
・ニンニク:7g
・醤油:大さじ2
・うま味調味料:一つまみ
・片栗粉:90g
・水:大さじ2.5
・油:適量

作り方・手順

唐揚げの衣がドロドロにならない、基本的な作り方を以下に紹介します。

1.鶏肉の余分な油を取り除き、適当な大きさにカットする
2.すりおろしたニンニクや醤油などで下味をつける
3.15分ほど味をなじませる
4.片栗粉に水を加えて軽く混ぜ、ダマを作る
5.鶏肉にたっぷり衣をつけて少し置く
6.油で揚げる


唐揚げを揚げる時は、鶏肉に良く下味をつけた後、衣をつけるのが基本です。この時、片栗粉に少し水を加えてダマを作っておくと、表面が軽く仕上がります。ダマの部分に空気が含まれるため、油で揚げる時に空洞ができて軽い食感を生み出すことができます。先に小麦粉を軽くはたいてから、ダマになった片栗粉をまぶしても美味しいです。

また、鶏肉は皮が外側に来るように衣をつけてください。油の温度が低くならないように注意しながら、丁寧に揚げればサクサクした唐揚げが作れます。また、唐揚げの衣は片栗粉を使うレシピが一般的ですが、小麦粉をブレンドしておく方法もおすすめです。片栗粉だけで衣を作ると、食感は軽くなりますが、少し柔らかい衣に仕上がります。

小麦粉はグルテンが含まれているので、少し加えておく方が衣もはがれにくいです。揚げた後も、小麦粉を使うとしっかり固まり食べ応えのある食感が作れます。おすすめの配合は片栗粉2:小麦粉1で、コーンスターチを加えても美味しいです。

唐揚げを揚げ焼きした際に衣がドロドロになる場合は?

唐揚げは全体がしっかり油につかるくらいの油で揚げるのが基本ですが、最近は油の量を減らすために揚げ焼きをする人も増えています。揚げ焼きの唐揚げの衣がドロドロになるのは、どうしてでしょうか。ここでは、唐揚げの揚げ焼きがドロドロにならない対処法を紹介します。

対処法①すこしずつ揚げる

唐揚げを揚げ焼きにする場合は、通常の唐揚げよりも揚げ油が少ないので、揚げている時に温度が下がりやすいです。そのため、普通の唐揚げよりも、一度に揚げる鶏肉の量を減らして少しずつ揚げる方が、高温を維持しやすく、サクサクに揚がります。鶏肉を投入する時も、しっかり油の温度を上げてください。低温で揚げると、衣がドロドロになるので注意が必要です。

対処法②基本は中火で最初と最後は強火

唐揚げを揚げ焼きにする時は、通常の唐揚げよりも温度管理に気を付ける必要があり、中火を保つのが基本です。温度が下がらないように、揚げる最初は強火で高温にしてください。また、しっかり揚がって鶏肉を引き上げる時も強火にして、高温で衣に含まれる水分をしっかり蒸発させます。

最初と最後を強火にして、揚げている間は中火にすることで、適度な高温を維持できれば、揚げ焼きにする時も二度揚げは必要ありません。

対処法③油にいれたらしばらく待つ

唐揚げを揚げ焼きにすると、通常の唐揚げの揚げ方よりも衣部分がフライパンと接触しやすいです。そのため、フライパンと接触している片栗粉や小麦粉がはがれて失敗するケースも多いです。フライパンの接触で衣がはがれるのを防ぐには、鶏肉を投入した後、菜箸で触ったりせず、衣がしっかり固まるまで待ちます。

対処法④フライ返しを使う

唐揚げを揚げ焼きにする時は、衣がはがれやすく、菜箸でひっくり返す時に衣が崩れることも多いのでフライ返しを使う方が便利です。唐揚げ全体をすくうようにひっくり返せるので、衣を崩しません。揚げ焼きする時は、後半で油が少なくなり、多めの油で焼くように加熱することになります。

唐揚げ同士もくっつきやすく、菜箸では難しいことも多いので、上手にフライ返しを利用してみてください。

唐揚げの衣がドロドロにならないように作ろう

唐揚げは、衣のサクサクした食感が美味しい料理なので、衣がドロドロに揚がってしまうと台無しです。衣がドロドロに揚がる原因はいくつもありますが、原因を理解して対処法を実践すれば、上手に揚がります。また、衣がドロドロになってしまってもリメイク方法もあるので、紹介した原因や対処法を参考に、美味しい唐揚げを作ってみてください。

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