おでんは冷凍できる?具・練り物で違う?冷凍保存・解凍方法や日持ちも紹介!
おでんの冷凍できる具・練り物を知っていますか?今回は、おでんは冷凍できるのかを具・練り物別に、冷凍保存・解凍方法や日持ちと一緒に紹介します。他にも、おでんの残りを活用したアレンジレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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おでんは冷凍できる?NGな具・練り物は?
おでんはたくさんの野菜や練り物を和風だしで煮込む人気の鍋料理ですが、たくさん作ると余ってしまうことも多いです。ここでは、作ったおでんを冷凍保存できるのかどうかについて紹介します。冷凍に向いている具材なども紹介するので、参考にしてください。
冷凍が可能なおでんの具
冷凍がしやすい、おでんの代表的な具材を、以下に紹介します。
・牛すじ
・はんぺん
・さつまあげ
・つみれ
・昆布
・餅入り巾着
・里芋
・ちくわ
上記の具材は、どれもおでんに良く入っている具材で、冷凍しても味わいや食感が変わりにくいものばかりです。さつまあげやちくわなどの練り物製品のほか、牛すじやつくねなどの肉類も冷凍に向いていて、さらにしゅうまいやソーセージなども冷凍できます。野菜で冷凍に向いている食材は少なく、里芋や昆布は味が変わりにくい食材です。
冷凍すると味が落ちるおでんの具
冷凍すると味や食感が変わり、質が落ちるおでんの具材を以下に紹介します。
・厚揚げ
・大根
・ロールキャベツ
厚揚げは冷凍すると水分が抜けてすかすかした食感になり、味が落ちてしまいます。豆腐も厚揚げと同じように、冷凍保存すると美味しくなりません。大根は冷凍することで繊維が固く感じられて、柔らかい食感がなくなります。
つくねは冷凍に向いていますが、ロールキャベツはキャベツの食感や味わいが悪くなるので、おすすめできません。
冷凍に向いていないおでんの具
冷凍に向いていないおでんの代表的な具材を紹介します。
・こんにゃく
・卵
・タケノコ
・じゃがいも
じゃがいもは冷凍保存すると水分が抜けて食感が悪くなるので、冷凍には不向きで、同じいも類であるさつまいもも冷凍できません。こんにゃくは冷凍すると固くなり、食感が変わってしまいます。卵も冷凍すると食感が大きく変わる食材のひとつで、白身が固くなってしまって解凍しても美味しく食べられません。
他にも、タケノコは冷凍すると繊維が固く感じられ、旨味も抜けてしまうので冷凍に向いていない具材です。
おでんを冷凍保存する方法は?
おでんは具材を選べば冷凍保存が可能な鍋料理ですが、どのように冷凍すればよいのでしょうか。ここでは、おでんを冷凍保存する方法について紹介します。
おでんを冷凍保存する方法
おでんを冷凍保存する時の、基本的な手順は以下の通りです。
1.おでんの粗熱を取る
2.具材と汁を分ける
3.具材が重ならないように分けて、小分けに冷凍する
おでんを冷凍する時は、粗熱を取ってよく冷ましてから冷凍することが大切です。冷凍する時は、具材と汁を一緒に冷凍せず、別々に分けて冷凍します。まず、具材と汁を分けたら、汁を濾して細かい具材のかけらなども取り除きます。冷凍する具材は重ならないように小分けの袋に入れて密封し、冷凍保存してください。
おでんの具材は一つ一つが大きく、一度にすべての具材を冷凍するより小分けにした方が早く冷凍できるため、保存状態が良くなります。密閉できる保存袋に具材を入れ、できるだけ空気を抜いて冷凍してください。
コツ①具と汁は分けて冷凍
おでんを冷凍する時は、具材と汁を分けて、それぞれ保存袋へ入れて冷凍します。一緒に冷凍すると具材に味が染み込み過ぎたり、保存状態にむらができたりするので気を付けてください。汁を濾して、細かい具材のかけらも取り除くことで、汁の酸化防止になります。
コツ②具を小分けに保存
具材は丸ごと保存せずに、適当なサイズに小分けして冷凍する方がおすすめです。一度に大きなかたまりを冷凍すると、冷凍に時間がかかるため、具材が傷みやすくなります。小分けにする時は具材ごとに分けたり、1人前ずつ分けたりして、使いやすいような分け方を心がけると便利です。
コツ③しっかり冷やしてから冷凍
おでんは熱々の状態が美味しい鍋料理ですが、冷凍する時はしっかり粗熱を取ってください。おでんが温かいまま冷凍すると、冷凍庫内の温度が上がり、他の冷凍食品が傷む原因になります。冷凍するまでに余計な時間もかかるので、まずは良く冷ましてから冷凍するようにします。
おでんを冷凍保存した場合の解凍方法は?
おでんは具材次第で冷凍保存も可能ですが、解凍する時はどうすればよいのでしょうか。ここでは、おでんを冷凍保存した時の、正しい解凍方法について紹介します。
①冷蔵庫で自然解凍
冷凍保存したおでんは、冷蔵庫へ移し替えて自然解凍するのがおすすめです。時間をかけてゆっくり解凍するため、解凍時に水分が抜けにくく、具材の味わいを損ないません。食べる予定の前日に冷蔵庫へ移しておけば、翌日には自然解凍できます。解凍したおでんは、鍋に移し替えて温め直して食べられます。
②電子レンジで解凍
おでんを自然解凍すると時間がかかるので、時短で解凍したい時は電子レンジが便利です。冷凍したおでんを耐熱容器に移し替えてラップをかけ、電子レンジで加熱します。ただし、電子レンジで温めると全体が均一に温まらないので、解凍にむらができることが多いです。少しずつ加熱時間を調節して、全体がうまく解凍できたら鍋で温め直すと美味しく仕上がります。
おでんを冷凍保存した場合の日持ちは?具によって違う?
おでんは冷凍保存ができるので便利ですが、どれくらい日持ちするのでしょうか。ここでは、冷凍保存したおでんの日持ちを具材ごとに紹介するので、おでんを冷凍する時の参考にしてください。
冷凍庫・冷蔵庫でのおでんの具の日持ち一覧
具材 | 冷凍庫 | 冷蔵庫 |
牛すじ | 約1ヶ月 | 約2日 |
はんぺん | 約1ヶ月 | 約3~4日 |
さつまあげ | 約1ヶ月 | 約3~4日 |
つみれ | 約1ヶ月 | 約2日 |
昆布 | 約1ヶ月 | 約3日 |
餅入り巾着 | 約1ヶ月 | 約3日 |
里芋 | 約3週間 | 約3日 |
ちくわ | 約1ヶ月 | 約3~4日 |
おでんを冷凍した時の日持ちは、大体1か月程度で、里芋などの水分が多い具材はやや短めです。基本的に冷蔵保存した場合の日持ちは2~3日程度なので、冷凍すれば日持ちが長くなります。ただし、日持ちは目安で、開閉の多い冷凍庫で保存すれば日持ちは短くなります。
おでんの大根の冷凍に失敗しない方法は?
おでんの大根は冷凍には不向きですが、おでんに調理する大根は冷凍しておくことができます。おでんとして炊く前に冷凍しておくと細胞が壊れやすく、短時間で味が染みやすいのでおすすめです。
おでん用の大根は、カットして皮をむいた後、一つずつラップで包みます。使うときは解凍せず、冷凍したままおでんだしに入れて煮込めば食感が変わりにくく美味しく仕上がります。
(*おでんの大根の冷凍に失敗しない方法について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
おでんが余った時のリメイクレシピは?
おでんは余っても冷凍保存できますが、他の料理にリメイクするのもおすすめです。ここでは、おでんが余った時に役立つリメイクレシピを3つ紹介するので、おでんが余った時の参考にしてください。
①カレーうどん
おでんの色々な具材から出た美味しい和風だしを生かしたメニューで、レトルトカレーを加えてカレーうどんにするレシピがおすすめです。優しい和風だしの味わいとカレーのスパイシーな香りが絶妙で、混ぜるだけでうどんにちょうどよいとろみになり、作るのも簡単です。
②和風グラタン
残った具材を細かくし、ベーコンやバターを使ってグラタンにするレシピで、豆乳を使うので和風だしでも調和が取れた味わいに仕上がります。ベーコンやバターを加えることでグラタンらしい味が付き、チーズとの相性も良くなります。
③炊き込みご飯
おでんの具材や汁を使って炊き込みご飯にアレンジするレシピで、炊き込みご飯にはあまり使われない卵も美味しくリメイクできます。大根は少し炒めて汁気を飛ばした方が美味しく炊きあがるので、試してみてください。
おでんは気を付けて冷凍しよう!
おでんは色々な具材を加えた方が美味しくなるので、たくさん入れすぎて余ってしまうことも多いです。おでんに不向きな具材は、リメイクして美味しく食べるのもおすすめです。具材を選べば残ったおでんも美味しく冷凍できるので、紹介した冷凍方法や冷凍に向いている具材などを参考にして、冷凍保存してみましょう。