金柑の砂糖漬けの日持ちは?食べ方・アレンジは?作り方・効果も紹介!

金柑の砂糖漬けの日持ち期間や食べ方を知っていますか?今回は、金柑の砂糖漬けの日持ち期間・賞味期限の目安や、食べ方・アレンジを紹介します。砂糖の割合ごとの賞味期限や、金柑の砂糖漬けの簡単な作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。

(このページにはPRリンクが含まれています)

目次

  1. 金柑の砂糖漬けの作り方や日持ちは?食べ方のおすすめは?
  2. 金柑の砂糖漬けの簡単な作り方は?
  3. 材料
  4. 作り方・手順
  5. 金柑の砂糖漬けの日持ち期間・賞味期限は?
  6. ①金柑に対して砂糖が30%未満の場合:約3週間
  7. ②金柑に対して砂糖が30%以上の場合:約1ヶ月
  8. ③酢・梅干しなどを加えた場合:約2ヶ月半
  9. ④冷凍した場合:約3ヶ月
  10. 金柑の砂糖漬けの腐って食べられない状態を知っておこう
  11. 金柑の砂糖漬けをより日持ちさせるには?
  12. ①砂糖を多めに入れる
  13. ②酢・梅干しを加える
  14. ③煮沸消毒したガラス容器を使う
  15. ④脱気殺菌する
  16. ⑤作る際に雑菌が付着しないようにする
  17. 金柑の砂糖漬けの食べ方・アレンジ5選!
  18. ①金柑の砂糖漬け乗せ冷奴
  19. ②パウンドケーキ
  20. ③金柑バター
  21. ④金柑ソーダドリンク
  22. ⑤豚肉の金柑ソースソテー
  23. 金柑の砂糖漬けの効果は?
  24. ①風邪の症状を和らげる
  25. ②美容効果
  26. ③血流を良くする
  27. 金柑の砂糖漬けの日持ち・食べ方を知っておこう

金柑の砂糖漬けの作り方や日持ちは?食べ方のおすすめは?

金柑は、見た目も可愛い小さな柑橘系の実で、ほろ苦い味わいが特徴ですが、砂糖漬けにすると甘くなり美味しいです。金柑の砂糖漬けは、自分で手作りする人も多いですが、日持ちはどれくらいあるのでしょうか。ここでは、金柑の砂糖漬けの日持ちや賞味期限、基本の作り方を紹介します。

金柑の砂糖漬けの簡単な作り方は?

金柑はそのままではアクが強く苦みもあるので、砂糖漬けにする方がおすすめです。身近な材料と簡単な作り方で自家製金柑の砂糖漬けができるので、試してみてください。

材料

・金柑:500g
・砂糖:200g
・水:適量
・グラニュー糖:適量

作り方・手順

金柑の砂糖漬けの、基本的な作り方を以下に紹介します。

1.下処理した金柑を輪切りや半分など好みのサイズにカットする
2.金柑の種を取り出す
3.鍋にたっぷり水を入れて、金柑を30分ほど茹でる
4.金柑をざるにあげ、表面の水分を乾かす
5.金柑を鍋に入れ、砂糖と水を加えて煮詰める
6.クッキングシートの上に重ならないように金柑を並べる
7.金柑を良く乾かし、グラニュー糖をまぶす


金柑の砂糖漬けを作るときは、事前に種を取っておくと、食べる時に邪魔になりません。形を崩さずに取り出したい時は、竹串などの細いものを使うと便利です。鍋で茹でる際、一度茹でこぼすとより苦味が取れて食べやすくなります。煮汁は捨てても良いですが、材料とは別に砂糖を加えると金柑シロップとしても楽しめます。

煮詰める時も砂糖だけで炊くと焦げやすいので、適量の水も加えてよく煮含めてください。味付けした金柑は乾かし、全体にしっかりグラニュー糖をまぶしつけます。

金柑の砂糖漬けの日持ち期間・賞味期限は?

金柑の砂糖漬けは、材料に金柑と砂糖だけあれば簡単に作れます。しかし、金柑の砂糖漬けを手作りした場合、賞味期限が気になる人も多いでしょう。ここでは、金柑の砂糖漬けの日持ち期間や賞味期限などについて紹介します。

①金柑に対して砂糖が30%未満の場合:約3週間

金柑の砂糖漬けの賞味期限は、使われた砂糖の割合によって異なり、金柑全体の30%未満の砂糖を使った場合は約3週間ほど日持ちします。金柑の砂糖漬けは表面全体をグラニュー糖で覆い、乾燥もさせているため、水分が少なく賞味期限も長いです。しかし、調理に使う砂糖が少ないと、日持ちも短くなります。

②金柑に対して砂糖が30%以上の場合:約1ヶ月

金柑の分量に対して砂糖を30%以上使って作る金柑の砂糖漬けは、賞味期限も長くなり、約1ヶ月ほど日持ちします。砂糖には、食品中の水分を抱え込んで、水を必要とする細菌やカビの繁殖を防ぐ作用があります。そのため、材料の砂糖の割合を高めることで、より賞味期限を長くすることが可能です。

③酢・梅干しなどを加えた場合:約2ヶ月半

金柑の砂糖漬けは、材料に酢や梅干しを加えることで、より日持ちが良くなり約2ヶ月半ほどの賞味期限です。酢や梅干しには殺菌作用や防腐作用があり、金柑の砂糖漬けの材料に取り入れることで賞味期限を長くできます。ただし、酢や梅干しを使うと、味わいにも酸味が強くなるので、砂糖との割合は良く味見をしながら決めるのがおすすめです。

材料に梅干しや酢を加える時は、一度茹でた金柑を砂糖で炊くときに加えてください。金柑にも酸味はあるので、適量を加える程度であればそれほど味わいに大きな変化はありません。酢を加えると酸味や甘みが引き立ち、梅干しを加えるとほのかな塩気も加わりフルーティーな金柑の砂糖漬けに仕上がります。

④冷凍した場合:約3ヶ月

金柑の砂糖漬けは保存性の高い食べ物ですが、冷凍保存すると賞味期限が長くなり約3ヶ月ほど日持ちします。冷凍する時は、取りだしやすい密閉袋が便利で、よく乾かした状態で袋に入れて空気を抜いて保存してください。取り出すときは食べたい分だけ取り出し、しばらく常温に置くと自然解凍できます。

冷凍する時に湿気を多く含んでいると、冷凍保存中に固まったり霜がついて味わいが落ちるので注意が必要です。

金柑の砂糖漬けの腐って食べられない状態を知っておこう

金柑の砂糖漬けは賞味期限も長く、冷凍保存すれば3ヶ月ほど日持ちしますが、以下の様に腐ってしまうと食べられません。

・ネバネバする
・酸っぱい異臭がする
・カビが生えている
・変色している
・味がおかしい


金柑の砂糖漬けも、賞味期限が過ぎたまま放っておいたり、湿気が多いところで保存したりすると腐ってしまいます。表面にカビが生えたり、糸を引くようなネバネバした状態になったりすると腐っているので食べられません。また、黒く変色するなどの異変も、腐っている可能性が高いので破棄してください。

金柑の砂糖漬けはフルーティーな甘酸っぱい香りがありますが、不自然な酸っぱい匂いなどの異臭がする時も腐っています。食べた時に変な味を感じた場合も腐っている可能性が高く、舌を指すようなピリピリした刺激がある時も食べずに捨てるようにしてください。

金柑の砂糖漬けをより日持ちさせるには?

金柑の砂糖漬けは長く保存できますが、より日持ちを良くするにはどうすればよいのでしょうか。ここでは、金柑の砂糖漬けを、より長く保存するための作り方のコツなどを紹介します。保存性を高めるためのポイントを知って、金柑の砂糖漬けを作る時の参考にしてください。

①砂糖を多めに入れる

金柑の砂糖漬けは砂糖を多く使う方が保存性が良くなるので、味付けする時の砂糖の量を増やせば賞味期限も長くできます。ジャムの作り方などと同じように、砂糖の量は金柑の全体量から割合で決めるのがおすすめです。より保存性を高めたい時は、金柑全体の重さの50%程度の砂糖を使います。

また、表面にまぶすグラニュー糖の量も重要で、丁寧にまんべんなくまぶす方が日持ちが良くなります。グラニュー糖がかかっていないところからカビが生えることも多いので、グラニュー糖はしっかり表面全体につけて表面を覆うようにしてください。

②酢・梅干しを加える

防腐作用のある酢や梅干しを加えて、保存性を高める作り方もおすすめです。酢や梅干しと一緒に味付けをした金柑の砂糖漬けは、材料を砂糖だけにした作り方よりも賞味期限が長く約2ヶ月以上保存できます。

同じように、味付けをする時にキルシュなどのお酒を加えることで保存性を高めるレシピもおすすめで、レモン汁を加えても多少の防腐作用が期待できます。

③煮沸消毒したガラス容器を使う

金柑の砂糖漬けは、保存方法次第で賞味期限が変わり、以下のような煮沸消毒したガラス容器に入れると日持ちも良くなります。

1.ガラス容器がすっぽり入る大きな鍋に水を入れる
2.ガラス容器を入れ、強火にかける
3.ぐらぐらと沸騰してきたら15分ほど煮る
4.トングなどでガラス容器を取り出し、清潔な布巾の上でよく乾かす

金柑の砂糖漬けの保存には、煮沸消毒できる口の狭い小さめのガラス容器が最適です。保存性が低くなるため、口の広いものや密閉性の弱い容器は避けましょう。煮沸する際、沸騰してからガラス容器を入れると急激な温度変化でガラスが割れる場合があるので、必ず水からガラス容器を入れて火にかけます。

④脱気殺菌する

金柑の砂糖漬けは、以下の要領で脱気殺菌することで保存性を高めることができます。

1.煮沸消毒したガラス瓶に金柑を入れる
2.ふたを軽く閉め、鍋に入れる
3.ふたの少し下くらいまで水を入れて強火にかける
4.沸騰してから15分ほど煮沸する
5.煮沸が終わったらゴム手袋などをはめてふたをしっかり閉める
6.鍋から取り出したガラス容器を逆さまにして冷ます


金柑の砂糖漬けは、煮沸消毒して殺菌し、脱気をして空気を抜くことで腐りにくくなります。ただし、煮沸する際に熱で表面の砂糖が溶けてしまう可能性が高いです。ガラス容器に保存して煮沸脱気する時は、表面にグラニュー糖をまぶす必要はありません。

また、ガラス容器に入れる時はできるだけ空気を減らすため、容器の95%くらいまで金柑を詰めて空気を少なくしておいてください。

⑤作る際に雑菌が付着しないようにする

金柑の砂糖漬けの日持ちを良くするためには、以下のようなポイントを押さえて、作る間に菌が付着しないように注意する必要があります。

・マスクや手袋をする
・味見をしたスプーンなどを触れ合させない
・アルコール消毒などをこまめに利用する


作る時に菌が付着しないようにするためには、マスクを使用し、唾液などの混入を防ぐ必要があります。また、手袋をして、手のひら表面の雑菌が付着するのも予防してください。こまめに手洗いをし、アルコール消毒などをして調理器具も清潔に保ちます。

また、味見に使ったスプーンを再度使うと、そこから唾液や菌が混入するので一度口をつけたものを触れさせないようにすることも大切です。

金柑の砂糖漬けの食べ方・アレンジ5選!

ここでは、金柑の砂糖漬けを使ったおすすめの食べ方やアレンジレシピを紹介します。金柑の砂糖漬けは、そのままでも美味しいですが、人気レシピやいろいろな食べ方を知れば、無理なく賞味期限内に食べきれます。

①金柑の砂糖漬け乗せ冷奴

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1920030104/

金柑の砂糖漬けの甘酸っぱい味わいを活かした食べ方で、冷奴に乗せるだけの簡単なレシピです。デザート感覚でも美味しい食べ方ですが、だし醤油を添えておかずとして楽しむ食べ方もおすすめです。同じように、冷奴の代わりにクリームチーズに乗せるのも人気があります。

詳細はこちら

②パウンドケーキ

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1940030867/

金柑の砂糖漬けはそれだけでも美味しいおやつとして楽しめますが、パウンドケーキの生地に混ぜるデザートレシピもおすすめです。甘酸っぱい金柑の砂糖漬けの風味が良いアクセントになる食べ方で、パウンドケーキ以外にシフォンやマフィンなどのアレンジレシピも人気です。

詳細はこちら

③金柑バター

出典: https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1460019147/

金柑の砂糖漬けを潰して、バターに混ぜれば金柑の風味が付いた美味しいバターにアレンジでき、トーストに塗るなどの食べ方に利用できます。レシピでは電子レンジを使っていますが、砂糖漬けを作る時に鍋で煮詰めた金柑でも同じように作れるので試してみてください。

詳細はこちら

④金柑ソーダドリンク

出典: https://cookpad.com/recipe/7141122

金柑の砂糖漬けに炭酸水を注ぐだけの簡単なアレンジレシピで、材料も少なく手軽にできるアレンジが人気です。金柑の砂糖漬けで充分甘味が出ますが、お好みで蜂蜜などを加える食べ方もおすすめで、少量の酢を加えることですっきりした後味が楽しめるレシピです。

詳細はこちら

⑤豚肉の金柑ソースソテー

出典: https://cookpad.com/recipe/3227207

金柑の甘酸っぱい味わいはソースにしてもよく合うので、メイン料理に合わせるレシピもおすすめです。材料は、豚肉以外に鶏肉や白身魚など幅広く、白ワインで香りづけしてこしょうを添えるだけで味が決まります。少し物足りない時は、塩で味を引き締めてみてください。

詳細はこちら

金柑の砂糖漬けの効果は?

金柑の砂糖漬けは、それだけでも美味しいデザートになりますが、健康にも良い効果が期待できます。ここでは、金柑の砂糖漬けを食べることで得られる効果について詳しく紹介します。

①風邪の症状を和らげる

金柑にはシネフリンと呼ばれる栄養素が含まれていて、風邪の症状を和らげるのに効果的です。シネフリンは、気管支を広げる作用があり、咳止めになる栄養素です。金柑の砂糖漬けをそのまま食べるほか、のどの炎症がつらい時はお湯を注いでお茶にして飲むと喉の負担を軽減できます。

②美容効果

金柑にはビタミンCやビタミンEが多く含まれていて、美容効果も期待できます。ビタミンCはシミ予防や粘膜や皮膚の健康を維持する効果がある栄養素で美容には欠かせません。また、ビタミンEにも抗酸化力があるほか、金柑にはビタミンCの吸収を高めるポリフェノールも含まれているので効率よく美容効果を得ることができます。

③血流を良くする

金柑に含まれるビタミンPはポリフェノールの一種で、毛細血管を強くして血行を促進する作用が期待できます。さらに、血中の脂肪を減らす働きもあるので血流の改善にも役立ちます。また、ビタミンEは血行を促進する効果もあり、冷え性の改善にも効果的です。

金柑の砂糖漬けの日持ち・食べ方を知っておこう

金柑の砂糖漬けは、簡単なレシピと身近な材料で作れる美味しい健康的なおやつとして人気です。もともと日持ちも良い食べ物ですが、砂糖の割合などを工夫することで、より賞味期限も長くできます。紹介した保存方法やアレンジレシピなども参考に、美味しい金柑の砂糖漬けを長く楽しんでみてください。

関連する記事