マーガリンの原料とは?石油は嘘?体に悪いと言われる理由・真嘘を解説!
マーガリンの原料は何か知っていますか?石油と言われることがありますが本当でしょうか?今回は、マーガリンの原料や種類のほか、製造工程・方法について紹介します。マーガリンが体に悪いといった噂の真嘘についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
特に細菌検査に関しては、最終検査の他にも工程ごとに検査されている様です。これらの検査項目の基準に合格すると、マーガリンは製品として出荷されます。
マーガリンは体に悪いって本当?理由は?
マーガリンが健康にどの様な影響を及ぼすのかは、賛否両論、様々な意見があるようです。マーガリンは体に悪いと言われている理由を見ていきましょう。
①遺伝子組み換え食品を使用している恐れがあるため
マーガリンの主原料である植物性油脂は、大豆やとうもろこしなどから抽出されます。過去に、遺伝子組み換え食品を使用した植物性油脂が輸入され、審査を受けずに加工食品に使用されてしまった事件をきっかけに警戒される事がある様です。
審査漏れが起こってしまった事も事実ですが、基本的には遺伝子組み換え食品には安全性においての審査を受け、使用した食品は表示を行う義務があります。心配な方は、パッケージの表示を確認すると良いでしょう。
(*遺伝子組み換えのデメリットについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②トランス脂肪酸が含まれるため
トランス脂肪酸とは、不飽和脂肪酸の一種で、摂りすぎると心臓病の原因になると考えられています。マーガリン独特の柔らかさを調節する際に、部分水素添加油脂と呼ばれる物質が使用されることがあり、これがトランス脂肪酸の発生する原因です。
マーガリンのトランス脂肪酸が注目されることが多いですが、バターや生クリームなどの動物性油脂を多く含む食品にも、天然のトランス脂肪酸が微量に含まれています。
トランス脂肪酸の危険性については定かではないと認識しておこう
トランス脂肪酸は、日本よりも諸外国の方が厳しく規制を設けており、世界保健機関ではトランス脂肪酸の摂取量を総エネルギーの1%以下を目標にしています。日本ではトランス脂肪酸に関して、規制や表示義務はありませんが、食品メーカーが自主的に表示を行ったり、部分水素添加油脂を不使用のマーガリンを製造したりと、安全性を高める為の努力を行っています。
農林水産省の調査によると、日本人のトランス脂肪酸の摂取量は平均0.4%で、トランス脂肪酸よりも脂肪そのものの摂りすぎの方が問題だとされている様です。
マーガリンについてよく知ろう
賛否両論あるマーガリンですが、バターなどの動物性油脂に比べ低コレステロールの食材です。トランス脂肪酸に抵抗のある場合は、含まれていないものを選ぶなどして、健康的な食生活作りに活用しましょう。