マーガリンの原料とは?石油は嘘?体に悪いと言われる理由・真嘘を解説!

マーガリンの原料は何か知っていますか?石油と言われることがありますが本当でしょうか?今回は、マーガリンの原料や種類のほか、製造工程・方法について紹介します。マーガリンが体に悪いといった噂の真嘘についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. マーガリンの原料は?石油は嘘?
  2. マーガリンの原料は植物性油脂
  3. マーガリンに石油由来の原料はない
  4. マーガリン類に2種類あるの?違いは?
  5. ①マーガリン
  6. ②ファットスプレッド
  7. マーガリンの製造方法・工程は?
  8. ①原材料の配合
  9. ②乳化
  10. ③製造
  11. ④検査・完成
  12. マーガリンは体に悪いって本当?理由は?
  13. ①遺伝子組み換え食品を使用している恐れがあるため
  14. ②トランス脂肪酸が含まれるため
  15. トランス脂肪酸の危険性については定かではないと認識しておこう
  16. マーガリンについてよく知ろう

(*ファットスプレッドについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

ファットスプレッドとは?マーガリンと違いは?健康への害や危険性についても紹介!

マーガリンの製造方法・工程は?

液状の植物性油脂が固形のマーガリンになるまで、どの様な工程で作られているのでしょうか。マーガリンの製造方法を紹介します。

①原材料の配合

3~4種類の植物性油脂の主原料と、乳化剤・着色料の副原料を配合タンクを使ってよく混ぜ合わせます。下記は配合時のポイントです。

・植物性油脂を運び込む際に使う貯油タンクには、窒素ガスを詰めて油の酸化を防いでいる
・配合タンクに植物性油脂を加熱しながら送ることで、均一に混ぜ合わせることが出来る

油脂は空気によって酸化すると、嫌なにおいや消化不良の原因となります。マーガリンに使われる植物性油脂は輸送時から徹底して劣化の予防がされていると言えるでしょう。また、混ぜ合わせる際の配合タンクはコンピューターで制御され、常に同じ品質の物を指示通りに作ることが出来ます。

②乳化

原料を配合した後は、乳化の工程に進みます。下記は乳化の手順になります。

①水相と呼ばれる、水に食塩や粉乳などを溶かしたものを作る
②原料の配合物と水相を乳化タンクに送る
③50~60℃に加温しながら攪拌する

この工程により、透明感のあった植物性油脂は、白濁色のマーガリンの色に変化します。乳化に使う水相に食塩や粉乳などを加えているのは、マーガリンの味や風味付けのためです。

③製造

乳化が終わると、製造の工程が行われます。下記の、製造の手順を見てみましょう。

①乳化された原料を、殺菌処理する
②急冷して練り合わせ、固める
③容器に充填し、包装する

乳化の工程ではまだ液状だった原料は、急速に冷やすことで固められ、馴染みのある固形のマーガリンの出来上がりです。その後、商品ごとに充填・包装されます。

④検査・完成

製造の工程が終わり、完成したマーガリンは最終検査が行われます。以下は検査のチェックポイントです。

・風味
・色合い
・組織
・成分
・細菌

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