ハンバーグに牛乳はなぜ必要?なしだとどうなる?役割・パン粉を浸す理由も紹介!
ハンバーグに牛乳がなぜ必要かを知っていますか?なしだとどうなるのかも気になりますよね。今回は、ハンバーグに牛乳がなぜ必要なのか、その役割を説明します。ハンバーグのパン粉を牛乳に浸す理由も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- ハンバーグに牛乳はなぜ必要?役割は?
- ①肉の臭みを消すため
- ②肉を柔らかくするため
- ③ハンバーグを崩れにくくするため
- ④パン粉のパサつきを抑えるため
- ⑤ハンバーグの味を引き立てるため
- ハンバーグは牛乳なしで作るとどうなる?いらない?
- ハンバーグは牛乳なしだと臭み・固さが気になりやすい
- ハンバーグを牛乳なしで作る場合は代用品の活用がおすすめ
- ハンバーグの牛乳の代用品は?
- ハンバーグに牛乳を入れる場合の割合はどれくらい?
- ハンバーグの肉(250g)に対して牛乳(大さじ2)が黄金比
- ちなみにハンバーグのパン粉や卵はなぜ必要?
- ハンバーグのパン粉にはつなぎの役割がある
- ハンバーグの卵にもつなぎの役割がある
- ハンバーグに牛乳がなぜ必要なのか知ろう
ハンバーグに牛乳はなぜ必要?役割は?
レシピに書いてあるから、理由は分からないけどハンバーグを作る時には牛乳を入れるという人も多いかもしれません。ハンバーグに入れる牛乳にはどのような役割があるのでしょうか。なぜハンバーグに牛乳を入れるのか解説するので参考にしてください。
①肉の臭みを消すため
なぜハンバーグに牛乳を入れるのかという理由の一つに、牛乳に肉の臭みを消す効果があることが関係しています。なぜ肉の臭み消しをしなくてはいけないのかと思う人もいるかもしれませんが、ハンバーグは塊肉ではなく余った色々な部位を混ぜているひき肉なので特に臭みを感じやすいです。
ナツメグなども肉の臭みを消すために使用しており、いかに臭みを消すかがハンバーグを美味しく作る秘訣でもあります。
②肉を柔らかくするため
ハンバーグに牛乳を入れる理由には、肉を柔らかくすることも挙げられます。牛乳の中の微生物が肉の筋繊維を食べて破壊するため、肉が柔らかくなります。ハンバーグに限らず、硬い塊肉を牛乳に浸す下処理を行うのも同様の理由です。特にスジ肉に効果的で、牛乳を加えることでハンバーグがふんわりジューシーに仕上がります。
③ハンバーグを崩れにくくするため
ハンバーグはひき肉をまとめて成形して焼くため、つなぎと言われるものがないと崩れやすくなります。ハンバーグに牛乳を入れる理由は、パン粉と合わせてハンバーグを崩れにくくするつなぎのためでもあります。水分を加えることで繊維をほぐし肉に粘り気が出て、ハンバーグが滑らかになり崩れにくくすることが可能です。
④パン粉のパサつきを抑えるため
ハンバーグを作る際、事前にパン粉と牛乳を合わせておくとパサつきが抑えられ、ハンバーグをふっくらと仕上げることが出来ます。パン粉をそのままタネに入れてしまうと、肉汁を吸い過ぎてパサパサのハンバーグになってしまいます。なぜつなぎのパン粉に牛乳を浸すのか疑問に思う人がいるかもしれませんが、美味しいハンバーグを作る重要なポイントです。
⑤ハンバーグの味を引き立てるため
ハンバーグに牛乳を入れるのは、スパイスなどを使わずにひき肉の臭い消しをしてハンバーグの味を引き立てることも理由です。洋食で肉を使う際には必ず肉の臭い消しをしますが、ニンニク、ハーブ、スパイスなどを使うのが一般的です。しかし、ハンバーグの場合はニンニクやハーブを使うとその香りばかりが際立ってハンバーグの肉の美味しさが失われてしまいます。
ハンバーグは牛乳なしで作るとどうなる?いらない?
なぜハンバーグに牛乳をいれるのかという理由も複数分かりましたが、牛乳なしで作るとどうなるのでしょうか。牛乳なしでハンバーグを作った時のハンバーグの肉汁や旨味などの状態について詳しく紹介します。
ハンバーグは牛乳なしだと臭み・固さが気になりやすい
牛乳なしでハンバーグを作ると、ひき肉の臭みが目立った味になってしまいます。また、牛乳なしでハンバーグを作ると、水分が少なくなるためふわふわと柔らかいハンバーグではなく肉本来の固さがあるハンバーグになります。
アメリカのようなワイルドな味わいを求めている時はおすすめですが、日本で一般的な水分が多めの柔らかい肉汁溢れるハンバーグにはならないので気をつけましょう。
ハンバーグを牛乳なしで作る場合は代用品の活用がおすすめ
ハンバーグに牛乳を入れない場合は、ナツメグなどで肉の臭み消しをするのがおすすめです。ナツメグ以外にも酒やニンニクなど代用することが出来る臭み消しは色々あります。ハンバーグのソースの味や入れる調味料の水分量などに合わせて、牛乳以外でも代用してみましょう。
ハンバーグの牛乳の代用品は?
ハンバーグに入れる牛乳がない場合の代用品には、以下のようなものを使うのがおすすめです。
・ヨーグルト
・マヨネーズ
・豆乳
・味噌
・片栗粉+水
ヨーグルト・豆乳は牛乳とほぼ同じ水分量で役割も同じなので、臭みを消して肉汁を閉じ込めたハンバーグを作るのにおすすめです。ヨーグルトの場合は多少酸味があるため、入れ過ぎには注意してください。マヨネーズや味噌はつなぎとして粘り気も旨味も増すのでおすすめですが、塩分も強いため他の調味料と調節しながら入れましょう。
また、片栗粉と水を混ぜたもの使用すると肉汁が閉じ込められて美味しく仕上がります。
(*ハンバーグに入れる牛乳の代わりについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
ハンバーグに牛乳を入れる場合の割合はどれくらい?
ハンバーグに牛乳を入れる場合、どれくらいの割合で入れるのがベストなのでしょうか。おすすめの割合を紹介するので、参考にしてください。
ハンバーグの肉(250g)に対して牛乳(大さじ2)が黄金比
ハンバーグに牛乳を入れる場合の黄金比は、ひき肉250gに対して牛乳大さじ2がベストです。これは、料理家の市瀬悦子さん考案の必ず肉汁が出るハンバーグレシピに記載されています。ポイントは、生パン粉1/2カップに牛乳大さじ2を入れて混ぜ合わせてミルクパン粉を作ることです。
乾燥パン粉よりも生パン粉のほうが、水分量が多くジューシーでふっくらとしたハンバーグになります。たっぷり使用したミルクパン粉が肉汁を吸い込んで閉じ込めてくれるため、焼き上がると肉汁が溢れ出てくる美味しいハンバーグに仕上がります。
ちなみにハンバーグのパン粉や卵はなぜ必要?
なぜハンバーグに牛乳を入れるか必要性は分かりましたが、ハンバーグには他にもパン粉や卵も入れます。なせパン粉や卵を入れるのかそれぞれの役割について紹介するので、参考にしてください。
ハンバーグのパン粉にはつなぎの役割がある
ハンバーグのパン粉には、つなぎの役割があります。肉を焼くと肉汁が出て来ますが、この肉汁には旨みが詰まっています。ハンバーグはバラバラの肉をまとめて焼くため、ステーキなどよりも肉の中の旨みが出てしまいやすい状態です。その肉汁を閉じ込める役割をしてくれるのがパン粉で、パン粉を入れることで、肉の旨みを吸収してくれます。
また、ハンバーグはひき肉・玉ねぎ・卵が材料ですが、パン粉を入れないと肉の割合が多くなり固い食感になってしまいます。パン粉だけでは水分が少なくパサついたハンバーグになってしまうので、牛乳に浸すのがポイントです。パン粉には、ふんわり柔らかいハンバーグにするためと、肉同士をまとめてつなぐ役割があります。
(*ハンバーグになぜパン粉を入れるのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
ハンバーグの卵にもつなぎの役割がある
ハンバーグに入れる卵にも、つなぎの役割があります。卵に含まれるタンパク質は加熱する固まる性質があるため、ひき肉に卵を入れて混ぜ合わせることで内側から肉の旨みが流れ出るのを防ぐことが出来ます。肉汁が溢れ出て、ふんわりと柔らかいハンバーグに仕上げるためにも卵は欠かせません。
(*ハンバーグになぜ卵を入れるのかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください)
ハンバーグに牛乳がなぜ必要なのか知ろう
なぜハンバーグに牛乳を入れるのか詳しい理由を知らない人も多いですが、牛乳は肉の臭み消しやハンバーグの旨みを引き出す役割を担う重要なものです。ハンバーグに牛乳が必要な理由を知り、黄金比のレシピで美味しいハンバーグを作ってみてください。