しいたけの茹で時間は?何分に煮る?レンジなどの加熱時間も紹介!
しいたけの茹で時間を知っていますか?煮る時間は何分がベストなのでしょうか。今回は、しいたけの茹で時間に加えて〈フライパン・レンジ・トースター〉などの加熱時間も紹介します。しいたけを使った味噌汁など料理別の茹で時間も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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しいたけの茹で時間が分からない…。
しいたけは歯ごたえのある食感が特徴で、きのこの中でもグルタミン酸が豊富で旨味がより感じられる食材です。鍋や煮物、炒め物など様々な料理と相性の良いしいたけですが、煮る時や茹でる時に火が通る時間はどのくらいなのでしょうか。今回は、しいたけの正しい茹で方や加熱時間を、調理方法もあわせて紹介します。
しいたけの正しい茹で時間・茹で方は?
しいたけの正しい茹で時間や茹で方にはどのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは、しいたけの茹で方と料理別に茹で時間を詳しく解説します。
しいたけの正しい茹で方
しいたけの正しい茹で方は、以下のとおりです。
①しいたけの石づきと軸を落とす
②鍋にしいたけがかぶるくらいの水を入れる
③しいたけを加えて水から6~8分茹でる
しいたけの石づきは軸の先の固い部分で、味も悪いため切り落とします。軸は食べられますが、カサの部分より火の通りが良くないので、食べる場合は別に調理しましょう。しいたけの生食は食中毒の恐れがあるのでしっかりと火を通し、栄養成分や旨味の流出を最小限にする為に、水から火にかけて茹ですぎないこともポイントです。
しいたけの茹で時間を料理別に比較
料理 | 茹で時間 |
味噌汁 | 6~8分 |
サラダ | 3分 |
ナムル | 2分 |
煮物 | 6~8分 |
しいたけの茹で時間は、料理やカットの仕方によって異なります。サラダやナムルなどに使用する場合は、しいたけをカットしてから茹でるのがおすすめです。スライスしたしいたけは火が通りやすい分、栄養も流れやすいので2~3分程茹でて調理します。
丸ごと煮る場合は、しっかりと火が通るように6~8分程の茹で時間が最適です。味噌汁や煮物には茹で汁もそのまま使うことで、しいたけの旨味や栄養成分も余すことなく食べられます。
しいたけの鍋以外の加熱時間は?調理器具別に紹介!
しいたけを料理によって調理器具を使い分けて加熱したい場合、鍋で茹でる以外の加熱時間はどのくらいなのでしょうか。ここでは、鍋以外の調理器具を使ったしいたけの加熱方法と、加熱時間を紹介します。
①フライパンだと4〜6分
フライパンでの加熱方法は以下のとおりです。
①しいたけの内側を上にしてフライパンに並べ火にかける
②しいたけには触れず、香りが出てきたら裏返す
③フタをして蒸し焼きにする
丸ごとの場合は合計で6分程、フタをして少し蒸し焼きにすることでしいたけの旨味を閉じ込めます。カットした場合は、フタはせずに4分程度が目安です。しいたけにあまり触れずに焼くことで、余分な水分や風味が流れ出てしまうのを防ぎます。
②レンジだと3〜4分
レンジで加熱する際の手順は以下のとおりです。
①耐熱皿にしいたけを並べる
②水、または調味料を振りかける
③ラップをして600Wで3~4分加熱する
レンジで加熱する場合3~4分で仕上がるので、時間がない時などに便利な加熱方法です。そのままレンジにかけると水分が飛びしいたけが焦げてしまう場合があるので、必ず水を振ってラップをかけてからレンジで加熱します。調味料と和えてから加熱すると、ナムルなどの一品を簡単に作ることができます。
③トースターだと4〜5分
トースターで加熱する際には以下の手順で行い、焼き時間は4~5分を目安としてください。
①トースターを予熱する
②しいたけの内側を上にして焼く
こんがりと香ばしい香りが広がるトースター調理は、しいたけを丸ごと焼くのにおすすめの加熱方法です。トースターが片面焼きの場合は、途中で裏返し合計4~5分焼きます。生焼けを防ぐために、予めトースターを予熱しておきましょう。
④オーブンだと10〜12分
オーブンで加熱する手順は以下のとおりです。
①オーブンを180度で予熱する
②天板にアルミホイルを敷きカサの内側を上にして並べる
③しいたけがきつね色になるまで10~12分焼く
旨味を閉じ込めてじっくりと焼き上げるオーブン調理は、しいたけを丸ごと焼くのに適しています。トースター調理同様、生焼けを防ぐために庫内を予め予熱し、加熱途中で焦げそうになった場合はアルミホイルをかぶせます。
しいたけを茹でる際のコツ・注意点は?
しいたけの茹で時間を調理器具別に紹介しましたが、茹でる際のコツや注意点などは何に気を付ければ良いのでしょうか。しいたけを茹でる際の大事なポイントと、干ししいたけの戻し方も紹介します。
しいたけを水から茹でる
しいたけは水から適温に達するまでじっくりと茹でるのがポイントです。しいたけに豊富に含まれる旨味成分のグルタミン酸は、60度~70度の温度で加熱することで引き出されます。沸騰したお湯に入れてしまうと、旨味成分が充分に出ないまま火が通ってしまいますが、水から茹でることで旨味を最大限に引き出すことができます。
しいたけにはビタミンやカリウムなど豊富な栄養素が含まれていますが、これらの栄養素は水溶性のため、水洗いはせずに茹でるのも栄養分を逃さず茹でるコツです。
生焼けでないかよく確認する
しいたけを茹でた時、生焼けでないかよく確認しましょう。しいたけを含めてきのこ類は鮮度が落ちやすく、雑菌が増殖しやすいので、生焼けで食べてしまうと食中毒を引き起こす可能性があります。茹ですぎると豊富な栄養成分が流れ出てしまうので、適切な加熱時間が必要ですが、生焼けだった場合は追加で加熱しましょう。
(*しいたけの生食について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
乾燥・干ししいたけの場合は冷水でゆっくり戻す
乾燥・干ししいたけの戻し方は以下の通りです。
①軽く水洗いする
②カサを上にして干ししいたけがかぶる程度の冷水に浸し、落し蓋のようにしてラップをする
③冷蔵庫で4時間~1日置く
乾燥・干ししいたけは、きのこの中でも旨味成分のグルタミン酸が昆布に次いで含まれていて、栄養素が豊富です。長期保存が効くので、常備して必要な時に使えて便利な食材です。冷水で戻すことで、旨味を引き出すことができます。こうしんやどんこなど、干ししいたけの種類や厚さによって、戻し時間を調整します。
茹でしいたけのレシピおすすめを紹介!
最適な時間で茹でたしいたけを美味しく味わうためには、どのようなレシピがあるのでしょうか。ここでは、茹でしいたけのおすすめレシピを紹介するので、参考にしてください。
①しいたけの中華スープ
茹でたしいたけと茹で汁をそのまま使い、中華風に味付けしたスープのレシピです。片栗粉のとろみで更にしいたけの旨味が凝縮し、柔らかい卵との相性も良く、身体が温まります。濃いめの味に仕上げて、あんかけとしてご飯にかけるのもおすすめです。
②白菜としいたけと人参の味噌汁
しいたけを茹で汁ごと白菜や人参も一緒に煮込むことで、野菜の甘味としいたけの旨味が広がる味噌汁です。味噌を入れてから沸騰直前で火からおろすと、より風味豊かに仕上がります。
③干ししいたけの煮物
干ししいたけを使ったこちらの煮物は、戻したときの旨味成分と栄養が豊富な戻し汁も、出汁として余すことなく加えます。作り置きにもおすすめの甘めの煮つけで、太巻きやちらし寿司などにも最適です。
しいたけの茹で時間をマスターしよう
グルタミン酸などの旨味成分と栄養豊富なしいたけの、適切な茹で時間を調理別に紹介しました。きのこ類の生食は食中毒の恐れがあるので、しいたけの生焼けに充分注意しつつ、茹で時間をマスターして紹介したレシピを参考に美味しく調理してみてください。