冷凍エビの賞味期限はいつまで?1ヶ月/2ヶ月半年/1年切れは食べれる?

冷凍エビの賞味期限・保存期間の目安を知っていますか?いつまででしょうか?今回は、冷凍エビの賞味期限を〈むきえび・殻付き〉別に比較し、賞味期限切れから〈半年・一年・1ヶ月/2ヶ月〉は食べれるかを紹介します。エビの冷凍方法や、腐るとどうなるかも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 冷凍エビの賞味期限・保存期間は?いつまで?
  2. 市販の冷凍エビの賞味期限は半年から一年
  3. 生エビを冷凍した場合の賞味期限は2〜3週間
  4. 生エビを茹でて冷凍した場合の賞味期限は約1ヶ月
  5. 冷凍エビの賞味期限切れは食べれる?
  6. 賞味期限の定義
  7. 賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる
  8. エビの冷凍での保存方法は?
  9. ①殻付きのエビを生で冷凍する方法
  10. ②むきエビを生で冷凍する方法
  11. ③茹でて冷凍する方法
  12. ④水や焼酎に浸けて冷凍する方法
  13. 冷凍エビの解凍する方法・注意点も知っておこう
  14. 解凍方法①氷水で解凍する
  15. 解凍方法②塩水で解凍する
  16. 解凍方法③重曹+塩水で解凍する
  17. 注意点①ドリップを出さないようにする
  18. 注意点②解凍したエビは当日中に食べきるか再冷凍する
  19. 解凍した冷凍エビのおすすめレシピを紹介!
  20. ①エビフライ
  21. ②冷凍エビで作るガーリックシュリンプ
  22. ③エビチリ
  23. 冷凍エビの賞味期限を知ろう

冷凍エビの賞味期限・保存期間は?いつまで?

冷凍エビはスーパーで簡単に手に入り、いざというときの一品に便利なため、常に冷凍庫にストックしている家庭も多いことでしょう。ここでは、冷凍エビの賞味期限・保存期間の目安はどれくらいなのかについて紹介します。

市販の冷凍エビの賞味期限は半年から一年

一般的に市販の冷凍エビの賞味期限は、半年から一年です。冷凍食品は-18度以下の温度で冷凍されるため、食品の品質に変化が起きにくく、一年は美味しいまま食べられるとされています。しかし、パッケージの違いなど保存状態が変わると、日持ちする期間は短くなります。

特に、冷凍庫の開閉が多い家庭では温度変化が起きやすいため、2ヶ月ほどの賞味期限に設定されていることもあるようです。

生エビを冷凍した場合の賞味期限は2〜3週間

生エビを自宅で冷凍保存した場合の賞味期限は、2~3週間とされています。殻付き・むきエビどちらも同様の賞味期限ですが、下処理を行い正しい方法・温度で冷凍することが前提です。生エビを購入した後、パックのまま冷凍する人も多いかもしれませんがやめておきましょう。

パック梱包では、パック内に空気が含まれているため食品が劣化してしまいます。手間はかかりますが、生エビをパックから取り出し空気を抜いて保存すると品質が損なわれません。

生エビを茹でて冷凍した場合の賞味期限は約1ヶ月

生エビを茹でて冷凍した場合の賞味期限は、約1ケ月とされています。この場合も、きちんと下処理を行うこと、また正しい方法・温度で冷凍保存することが原則です。一度火を通している分、生の状態よりも食べられる期間は長くなりますが、その分茹でる時に食感を失わないよう工夫することが重要です。

冷凍エビの賞味期限切れは食べれる?

冷凍エビの日持ちする期間は分かりましたが、万が一賞味期限が切れてしまった場合、食べることができないのでしょうか。ここでは、賞味期限の定義も踏まえて、賞味期限切れの冷凍エビが食べられるのかどうかについて説明します。

賞味期限の定義

賞味期限とは、未開封の状態で品質が変わらずに美味しく食べられる期限です。食品の特性に応じ、1未満の安全係数を乗じて設定され、期限が多少過ぎても食べられます。対して消費期限は、未開封で安全に食べられる期間となるため、期限が過ぎてしまった場合は食べないようにしましょう。なお、いずれも温度管理など正しい状態で保存されていることが前提です。

賞味期限切れでも腐っていなければ食べられる

腐った冷凍エビには、以下のような特徴があります。

・嫌な臭いがする
・ぬめりがある
・溶けている
・頭、尻尾、胴と腹の境目のところが黒ずんでいる
・加熱しても異臭がする
・食べると酸っぱい


一般的に冷凍エビに定められているのは賞味期限なので、腐っていなければ食べられます。ただし、エビは鮮度の落ちやすい食品なので注意が必要です。冷凍エビに上記のような特徴がみられた場合は、食べてはいけません。特に腐っているときの臭いは分かりやすいので、必ず調理する前に確認すると良いでしょう。

エビの冷凍での保存方法は?

それでは、スーパーで生のエビを買って帰ったとき、自宅でどのように冷凍保存すればよいのでしょうか。殻付き・むきエビ・茹でて冷凍する場合の違いと、水や焼酎を使った冷凍方法を紹介します。

①殻付きのエビを生で冷凍する方法

殻付きのエビを生で冷凍するには以下の手順がお勧めです。

①エビ全体に塩を振る
②3分くらい置いたらきちんと水気を取る
③ポリ袋に並べて入れる
④しっかり空気を抜いて、トレーの上に置く


トレーの上に置くときはエビが重ならないよう、平らにならすようにします。冷凍時間を短縮できるだけでなく、調理する時に必要な分だけ取り出せて便利です。なお、有頭エビの場合は、エビの頭の味噌にうま味があるため頭は取らずにそのままの状態で冷凍しましょう。

②むきエビを生で冷凍する方法

むきエビを生で冷凍する方法は、以下の通りです。

①頭、背ワタを取る
②塩と酒、片栗粉をもみこみ、流水で洗う
③キッチンペーパーできちんと水気をふき取り、冷凍保存袋に入れる
④冷凍庫に保存する


むきエビがすでに下処理済みであっても、軽く流水で洗うと臭み防止になります。また量が多い場合は、小分けしてラップに包んだ上で保冷袋にいれると解凍時に便利です。金属製のバットにのせて保存すると素早く冷凍でき、より鮮度や風味を維持できます。

③茹でて冷凍する方法

サラダなどにエビを利用する場合は、茹でてから冷凍すると便利です。解凍後に茹でる必要がないので、料理の時短になります。

①お湯を沸騰させ、塩と酒を加える
②殻付きのままエビは殻付きのまま茹でる
③赤くなったらザルに取り上げ冷ます
④冷めたら殻を剥く
⑤水気を取って保冷バッグに入れ、冷凍庫に保存する


エビは殻付きのまま茹でるのがポイントで、エビの身が縮みにくく、殻が剥きやすくなります。また高い温度で長時間茹ですぎると身が固くなるので、殻が色づいたタイミングで取り上げるようにしましょう。

④水や焼酎に浸けて冷凍する方法

タッパーやフリージングバッグに水とエビを入れ、そのまま冷凍するという方法もあります。

①頭、背ワタを取る
②塩と酒、片栗粉をもみこみ、流水で洗う
③タッパーやフリージングバッグに水とエビを入れる
④密閉し冷凍庫に保存する


タッパーに水を入れる場合は、充分に浸すようにしましょう。また、水の代わりに焼酎を使用することもできます。焼酎の冷凍温度は-25度であるため、冷凍庫の中では凍りません。そのため、解凍する必要がなく時短になるので、忙しい人に便利な方法です。

冷凍エビの解凍する方法・注意点も知っておこう

冷凍したエビを美味しく解凍するにはどうしたらよいでしょうか。ここからは、3種類の解凍方法、美味しく解凍するコツ、解凍したものの一度で食べきれなかった場合の保存方法について解説します。

解凍方法①氷水で解凍する

氷水解凍とは、名前の通り氷水に浸して解凍する方法です。

①ボウルに氷と水を入れる
②冷凍エビをフリージングバッグやポリ袋に入れる
③袋に入れたまま、ボウルの中に冷凍エビを入れる
④解凍出来たら保冷バッグから取り出し、流水で洗う
⑤キッチンペーパーで水気をふき取る


氷水解凍は水の熱伝導効果を利用する方法で、自然解凍や冷蔵解凍などより短い時間で解凍できます。また0度前後の低い温度で解凍するため、エビから出るドリップを抑える効果があり、より美味しく食べられます。

解凍方法②塩水で解凍する

塩水で解凍する方法は、以下の通りです。

①塩水を作る
②冷凍エビを塩水に入れ10~15分置く
③解凍出来たらザルにあげ、流水でさっと塩水を洗い流す
④キッチンペーパーで水気をふき取る

塩水とは、海水と同じ塩分濃度で作った水のことです。海水の塩分濃度3%に合わせ、1リットルに対して、30gの塩を入れて塩水を作ります。塩水を使うと、冷凍エビ独特の臭みを取ってくれるだけでなく、解凍時にエビからの水分流出を防ぐ効果があるため、エビを弾力良く解凍できます。

解凍方法③重曹+塩水で解凍する

冷凍エビを、重曹と塩水を混ぜて解凍する方法です。

①500mlの水に対し、15gの塩を入れ塩水を作る
②30gの重曹を入れる
③冷凍エビを入れ10~15分置く
④解凍出来たらザルにあげ、流水で軽く洗い流す
⑤キッチンペーパーで水気をふき取る


タンパク質を多く含むエビを解凍する時には、重曹を使用するのもおすすめです。アルカリ性の重曹には、タンパク質の表面を固くする特性があるため、熱を加えてもエビから水分が出にくくなり、弾力のある食感になります。

注意点①ドリップを出さないようにする

冷凍エビの解凍時には、なるべくドリップを出さないよう工夫することが重要です。食品は冷凍・解凍すると、食材の組織が壊れ、水分と共にタンパク質が流れ出てしまいます。この流れ出た水分とタンパク質がドリップです。うま味成分も含むドリップが流出すると、美味しさが失われてしまいます。

注意点②解凍したエビは当日中に食べきるか再冷凍する

一度解凍したエビは、その日のうちに食べきるか再冷凍するようにしましょう。一般的に食品の再冷凍は禁忌とされていますが、エビは再冷凍することもできます。エビは冷凍時に細胞壁が壊れにくく、旨味が逃げにくいため、味の低下が起きにくいことが理由です。ただし、衛生面なども考慮すると、できるだけ当日中に食べきるのがよいでしょう。

解凍した冷凍エビのおすすめレシピを紹介!

実際に解凍した冷凍エビを使った料理にはどんなものがあるのか気になる人もいるでしょう。自宅で簡単にできるおすすめのレシピを3つ紹介します。

①エビフライ

出典: https://www.lettuceclub.net/recipe/dish/18761/

重曹の作用を利用して解凍した、冷凍エビを弾力良くぷりぷりに仕上げるレシピです。手作りのタルタルソースや生パン粉でさらに本格的にエビフライを楽しむことができます。

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②冷凍エビで作るガーリックシュリンプ

出典: https://cookpad.com/recipe/5161252

ハワイのソウルフードとしても知られるガーリックシュリンプです。身近に手に入る材料で簡単に作れるレシピで、スパイシーな料理が好きな方におすすめです。

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③エビチリ

出典: https://www.recipe-blog.jp/profile/173107/blog/19859021

解凍した冷凍エビを、中華で大人気のエビチリで楽しむのもおすすめです。子供でも食べられるようにケチャップベースにアレンジしたレシピです。大人用に辛みを後から追加すれば、家族で楽しめます。

詳細はこちら

冷凍エビの賞味期限を知ろう

冷凍エビには賞味期限が定められていますが、保存方法によって期間が変わります。また、適正に保存されていないと味や風味の低下、腐敗の原因にもなります。正しい冷凍・解凍方法を身に着け、冷凍エビを美味しく調理してくださいね。

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