じゃがいもの酸っぱい味・匂いの原因は?食べたら危険?腐ってる?

じゃがいもが酸っぱい原因を知っていますか?食べたらどうなるのでしょうか?今回は、じゃがいもやその皮の〈味・匂い〉が酸っぱい原因や、酸っぱいかの見分け方を紹介します。じゃがいもが酸っぱくならない保存方法・期間も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. じゃがいもが酸っぱい原因は?
  2. ①傷んだ・腐ったから
  3. ②皮の天然毒
  4. じゃがいもが酸っぱい場合に食べたらどうなる?
  5. 酸っぱいじゃがいもを食べると食中毒になる恐れがある
  6. 酸っぱいじゃがいもは食べずに破棄しよう
  7. じゃがいもの酸っぱい以外の注意すべき状態は?
  8. ①えぐみがある場合
  9. ②苦い場合
  10. じゃがいもが酸っぱいかの見分け方は?
  11. ①見た目
  12. ②臭い
  13. じゃがいもの酸っぱくならない保存方法・期間は?
  14. 加熱前は常温保存で保存しよう
  15. 加熱調理後は冷凍保存がおすすめ
  16. じゃがいもが酸っぱい原因を知ろう

じゃがいもが酸っぱい原因は?

じゃがいもがなぜ酸っぱい味を持つことがあるのか、その背後にある原因を探ります。食品安全性への懸念から、じゃがいもが酸っぱくなる要因を理解することは、健康を守る上で非常に重要でしょう。

①傷んだ・腐ったから

じゃがいもが酸っぱい味になる主な理由のひとつは、傷みや腐敗です。じゃがいもは調理後に腐りやすいとされているため、カレーやシチューなどを作り置きする際はより注意が必要です。じゃがいもは細胞壁が弱く、デンプン質が多い特徴をもちます。

弱い細胞壁は加熱により壊れやすく、細菌が侵入しデンプンをエサに増殖して腐敗に至り、酸っぱくなることがあります。

(*じゃがいもが腐る原因について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもが腐ると?見分け方は?緑・黒への変色や発芽も腐敗が原因?

②皮の天然毒

じゃがいもの皮の天然毒により、酸っぱい味を感じることもあります。じゃがいもの芽や緑色の皮には、ソラニンやチャコニンと呼ばれる天然毒が含まれます。天然毒は日光に長時間さらされることで増え、また品種ではメークインで毒素が発生しやすいようです。

毒素の多いじゃがいもの摂取は酸っぱい味だけでなく、健康へ影響を及ぼこともあります。料理に使用する際は皮を厚めにむいたり、皮ごと食べるフライドポテトなどの場合は適切に栽培、管理したじゃがいもを選んだりしましょう。

じゃがいもが酸っぱい場合に食べたらどうなる?

じゃがいもが酸っぱい場合、食べるとどのような影響があるのでしょうか。ここでは酸っぱいじゃがいもを摂取した際に起こり得る健康上のリスクと、その背景にある原因について掘り下げています。

酸っぱいじゃがいもを食べると食中毒になる恐れがある

酸っぱいじゃがいもが原因で起こる食中毒の症状は以下のとおりです。

・嘔吐
・下痢
・腹痛


酸味のあるじゃがいもは食中毒のリスクを持ち、酸っぱい味は傷んでいるかソラニンが多いサインです。特に緑色の皮はソラニンが増えている警告で、食べると嘔吐や下痢などの症状を引き起こすことがあります。健康を守るためには、酸っぱい味のするじゃがいもは避け、新鮮なものを選びましょう。

酸っぱいじゃがいもは食べずに破棄しよう

酸っぱいじゃがいもは食べずに廃棄し、消費は避けるべきです。また、酸味だけでなく苦みや舌を刺激するような感覚があるような場合も食べないようにしましょう。酸っぱいじゃがいもを摂取した後、体に異変を感じた場合は速やかに医療機関を受診してください。

じゃがいもの酸っぱい以外の注意すべき状態は?

じゃがいもが酸っぱい時は摂取を控えるべきですが、他にも注意すべき状態はあるのでしょうか。ここでは、じゃがいもに酸味を感じる以外の注意点を紹介します。

①えぐみがある場合

じゃがいもにえぐみがある場合も注意が必要で、酸っぱい時と同様にソラニンなどの天然毒が影響していることが多いです。じゃがいもの毒素は水にさらすことで多少減り、えぐみも軽減されると言われていますが限定的です。料理に使用する前に芽をきれいに取ったり、新鮮で安全なじゃがいもを選んだりといったことが重要でしょう。

(*じゃがいものえぐみついて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいものえぐみが強い原因は?毒?取り方や食べてしまった時の対処法を紹介!

②苦い場合

じゃがいもを口にした際に舌がしびれたり、苦みを感じたりする時も食べないようにしましょう。それらの特徴もじゃがいもの天然毒が原因と考えられます。じゃがいもには、ソラニンなどの天然毒以外に苦みやえぐみを感じる成分は含まれていません。じゃがいもに苦みがある場合も、健康被害に繋がる可能性があるため注意してください。

(*じゃがいもの苦みついて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもが苦い原因は?舌のしびれは危険?食べた時の対処法や見分け方も解説!

じゃがいもが酸っぱいかの見分け方は?

酸っぱいじゃがいもの見分け方は、食品の鮮度と安全性の確認のために必須です。品質劣化と健康リスクのサインである酸っぱさを識別するための視覚と嗅覚の指標をここで説明します。

①見た目

じゃがいもが酸っぱいかの見分け方は、以下のとおりです。

・緑色に変色している部分がある
・発芽している芽が見られる
・表面にしわが多く、たるんでいる

じゃがいもが酸っぱいかどうかを判断する際、緑色の変色、発芽した芽に注目しましょう。これらの特徴はソラニンが増加しているサインで、酸味の原因となり得ます。表面がやわらかくたるんでいる場合は、水分が抜けている状態です。

やわらかいだけであれば食べても問題はありませんが、茶色い汁がでているなど他の異変も現れている場合は酸っぱくなっている可能性があるため破棄しましょう。

②臭い

じゃがいもの酸っぱいかの臭いでの見分け方は以下のとおりです。

・不快な酸っぱい匂いがする
・腐敗したような匂いがする
・土やカビのような異常な匂いがする


不快な酸味を放つじゃがいもは、化学的変化や腐敗を示し、細菌の増殖が原因であることが多いです。また、土やカビの異常な臭いも品質の劣化を示します。臭いで異常を感じた場合は、食べる前に処分するのが賢明でしょう。

じゃがいもの酸っぱくならない保存方法・期間は?

じゃがいもを酸っぱくさせずに長持ちさせるには、どのような保存方法と期間が最適なのでしょうか。ここからは、じゃがいもを新鮮な状態に保つための効果的な保存方法や期間を紹介します。

加熱前は常温保存で保存しよう

加熱前のじゃがいもは、暗く涼しい場所で保管することが大切です。特に夏は高温で酸っぱい味が生じやすく、冬は凍結を避けるために適度な温度の場所を選ぶ必要があります。じゃがいもは湿気を帯びないよう、1個づつ新聞紙に包んで保存しましょう。常温での保存期間は、2~3ヶ月程度です。

加熱調理後は冷凍保存がおすすめ

加熱後のじゃがいもは傷みやすいため、冷凍保存するのがおすすめです。茹でたり、蒸したり加熱したじゃがいもを使いやすい大きさにカットし、保存袋に入れて冷凍します。また、じゃがいもをペーストやマッシュ状にしてから保存すると、食感の変化もなく美味しく食べられます。加熱調理後のじゃがいもを冷凍した場合の保存期間は、約1ヶ月です。

(*じゃがいもの保存方法ついて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

じゃがいもの冷凍での保存方法・期間は?美味しさ長持ちのコツやレシピのおすすめを紹介!

じゃがいもが酸っぱい原因を知ろう

じゃがいもの酸っぱい主な原因は傷みや腐敗、特にソラニンを含有していることです。酸味やえぐみなどのあるじゃがいもは食中毒を引き起こす可能性もあります。適切な保存と品質チェックで、じゃがいもを新鮮に保ちましょう。

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