大根の葉の味噌汁が苦い原因は?危険で注意が必要?対処法も紹介!
大根の葉の味噌汁が苦い原因を知っていますか?今回は、大根の葉の味噌汁が苦い原因や、苦味を消す〈レンジ・下茹で〉などの方法を紹介します。大根の葉の<豆腐>などを使う苦くならない味噌汁レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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- 大根の葉の味噌汁が苦い原因は?
- ①大根の葉のシュウ酸
- ②苦い大根を使ったから
- 大根の葉の味噌汁は苦い場合に食べても大丈夫?
- 苦い大根の葉の味噌汁は基本的に食べても大丈夫
- ただし苦い大根の葉の食べ過ぎは尿路結石の原因になるので注意
- 大根の葉の味噌汁の苦味を消す方法は?
- 大根の葉の味噌汁の苦味を消すには大根の葉をあく抜きしよう
- あく抜き方法①水にさらす・水に浸ける
- あく抜き方法②塩茹でする
- あく抜き方法③フライパン・電子レンジで加熱する
- 大根の葉の苦くならない味噌汁レシピ4選!
- ①大根の葉と豆腐の味噌汁
- ②大根の葉とえのきの味噌汁
- ③大根の葉とすりおろし蓮根の味噌汁
- ④大根の葉と卵のかき玉味噌汁
- 大根の葉の味噌汁が苦い原因を知ろう
大根の葉の味噌汁が苦い原因は?
大根の葉は栄養価も高く、味噌汁の具や料理に活用されます。しかし、大根の葉の味噌汁を作ってみたら苦い味で美味しくなかった経験を持つ人もいるでしょう。今回は、大根の葉の味噌汁が苦い理由について詳しく解説します。
①大根の葉のシュウ酸
大根の葉の味噌汁が苦いのは、大根の葉に含まれるシュウ酸が原因です。シュウ酸はほうれん草やブロッコリー、レタスなどの野菜に多く含まれています。大根の葉のシュウ酸の含有量は多くはありませんが、苦みやえぐみの原因となるほか、栄養素の吸収を妨げる作用があるため注意が必要です。
②苦い大根を使ったから
また、苦い大根を使うのも味噌汁が苦くなる要因です。苦い大根の特徴は以下の通りです。
・夏の大根
・大根の先端部分
・皮を薄く剥いた大根
大根は一年中スーパーで見ることができる野菜ですが、冬が旬のため夏の大根は苦みが強く出てしまいます。また、大根は使用する部位によっても味わいが違い、根元部分は甘く先端にいくほど苦みや辛味が多くなるのが特徴です。大根の皮に近い部分もまた辛みや苦み成分を含んでいる部位が多く、苦い味の味噌汁になってしまう要因となります。
(*苦い大根について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
大根の葉の味噌汁は苦い場合に食べても大丈夫?
大根の葉の味噌汁が苦い場合、食べるのを躊躇するかもしれません。ここでは、苦い大根の味噌汁は食べても大丈夫なのか解説します。
苦い大根の葉の味噌汁は基本的に食べても大丈夫
大根の葉は毒ではないため、大根の葉の味噌汁が苦くても、基本的に食べることはできます。しかし、大根の葉を生の状態で料理するのはおすすめしません。大根の葉には農薬が残っていることがあり、農薬を摂取する危険性をはらんでいます。
またナトリウムがたくさん含まれるため、多く摂取すると塩分の摂り過ぎによる高血圧やむくみの要因となるので注意しましょう。
ただし苦い大根の葉の食べ過ぎは尿路結石の原因になるので注意
大根の葉にはシュウ酸が含まれるため、大量に摂取すると尿路結石や腎臓結石などを引き起こす危険性があります。尿路結石の症状は、わき原から背中にかけて突然激痛が走り、ひどくなると冷や汗や吐き気をもよおし、痛みが長く続くのが特徴です。
シュウ酸は食べ物のあくの元になっている成分で、ほうれん草やレタス、コーヒー、インスタント麵などさまざまな食品に含まれています。食習慣以外に水分不足なども大きく関係しているため、シュウ酸を多く含む食品の摂り過ぎには注意しましょう。
(*大根の葉の危険性について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
大根の葉の味噌汁の苦味を消す方法は?
大根の葉を料理するとき、苦みを消す方法はあるのでしょうか。ここでは、大根の葉の苦みを消す方法について解説していきます。
大根の葉の味噌汁の苦味を消すには大根の葉をあく抜きしよう
大根の葉の味噌汁の苦味を消すには、あく抜きが効果的です。あくの成分であるシュウ酸は体に影響を及ぼすだけでなく、えぐみや苦みがあり料理の味を損ねてしまいます。あく抜きをすることで、大根の葉の苦みを消し美味しく食べることができます。
あく抜き方法①水にさらす・水に浸ける
大根の葉を水にさらしてあく抜きする手順です。
1.大根の葉を洗う
2.ボウルに水を張って3分程度浸ける
大根の葉に含まれるシュウ酸は水に溶ける性質があるため、水に浸けるとあくを抜くことができます。根元部分に土汚れがあることも多いのでしっかり洗ってください。また葉の根元に虫がいることがあるので、茎の根元は切った方が良いでしょう。水に浸ける時間が長いと他の栄養素もなくなってしまうので気をつけてください。
あく抜き方法②塩茹でする
大根の葉を塩茹でしてあく抜きする手順です。
1.大根の葉を洗って葉と茎に切り分ける
2.鍋にたっぷりのお湯を沸かす
3.沸騰したら塩を一つまみ入れる
4.先に茎を入れて2分程度茹でる
5.さらに葉を入れて1分程度茹でる
6.茹で上がったら水にさらして水気を切る
水に浸けるだけでもあくを抜くことが出来ますが、よりしっかり取り除くためには塩茹でが効果的です。塩茹ですると大根の葉の硬くこわばった感じがなくなり、量もかなり減ります。大根の葉を茹でるときは、食感がなくならないよう茹ですぎに注意しましょう。
あく抜き方法③フライパン・電子レンジで加熱する
フライパンや電子レンジで加熱してアク抜きする手順です。
【フライパン】
1.大根の葉と茎を切り分け洗う
2.フライパンに茎を並べ、大さじ2の水を加える
3.蓋をして中火にする
4.水が沸々としたら残りの葉を入れる
5.塩をひとつまみ入れる
6.蓋をして2分蒸し煮する
7.ザルにあげ冷ます
【電子レンジ】
1.大根の葉をよく洗ってカットする
2.耐熱皿に大根の葉と茎を並べてラップする
3.600Wで2、3分加熱する
4.冷水にさらしてよく水気を切る
時短でアク抜きしたいときは、電子レンジがおすすめです。アク抜き後は細かく刻んで味噌汁やふりかけ、常備菜にするのも良いでしょう。フライパンであく抜きする場合は、水をあまり使わないため、栄養が流れず旨味を残します。どちらの場合も、よく洗ってからあく抜きしましょう。
大根の葉の苦くならない味噌汁レシピ4選!
ここからは大根の葉の苦くならない味噌汁レシピを4選紹介します。新鮮な大根の葉が手に入ったらぜひ好みのレシピで料理してみてください。
①大根の葉と豆腐の味噌汁
大根の葉と豆腐、人参を使ったシンプルな味噌汁のレシピです。大根の葉のあくと苦みを取り除くため、塩茹でするなど下ごしらえをして作ってください。好みで旨味のある油揚げも加えると、大根の葉の苦みをより感じにくくなるでしょう。
②大根の葉とえのきの味噌汁
大根の葉をあく抜き後冷凍しておくと、色々な料理に使うことができます。この味噌汁は、えのきと油揚げと大根の葉を使い、時短で作れるレシピです。好みでなめこや玉ねぎなど違う野菜を入れて作っても良いでしょう。
③大根の葉とすりおろし蓮根の味噌汁
すりおろし蓮根と大根の葉、具沢山の野菜を使った味噌汁は、寒い冬におすすめのレシピです。すりおろし蓮根は胃の粘膜を保護する効果もあります。大根の葉にはビタミンCやβカロテンが多いため、風邪の予防にも効果的です。
④大根の葉と卵のかき玉味噌汁
食材があまりない時にもおすすめの大根の葉と卵で作るかきたま風味噌汁です。下茹ですると苦みが消え、かたい感じがなくなり食べやすくなります。ふんわりした卵と大根の葉の食感が楽しめる味噌汁です。
大根の葉の味噌汁が苦い原因を知ろう
大根の葉に苦みの原因はシュウ酸ですが、しっかりあく抜きすることで苦みが取り除かれ美味しくなります。大根の葉を使った味噌汁レシピも紹介しているので、好みのものを試してみてください。