大根の葉の注意点4つ!食べ過ぎは危険?毒・シュウ酸や農薬の安全性も紹介!
大根の葉の危険性や注意点を知っていますか?毒はあるのでしょうか?今回は、〈シュウ酸・農薬〉など大根の葉が危険・食べ過ぎに注意と言われる理由や、〈あく抜き〉など食べる際の注意点を紹介します。大根の葉を使った美味しい食べ方や絶品レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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大根の葉は毒性の危険あり?どこまで食べられる?
葉付きの大根が手に入ると丸ごと食べれるので嬉しいものですが、大根の葉は毒性があり、食べると危険とも言われています。大根の葉に毒があるというのは本当なのでしょうか。今回は、大根の葉は危険なのかや、どこまで食べることが出来るのかなど、含まれる栄養素とともに詳しく説明します。
大根の葉は毒はなく全部食べられる
危険とも言われている大根の葉ですが、毒などはなく以下のように豊富な栄養素を含んで健康にも良いとされています。
・ビタミンA
・ビタミンC
・食物繊維
・葉酸
・鉄分
・カルシウム
・カリウム
大根の根の部分よりも、大根の葉の方が上記の栄養素を豊富に含んでおり、むしろ積極的に摂取した方が良いほどです。大根の葉を食べることで、血圧の正常化・免疫力アップ・動脈硬化予防・便秘やむくみの解消などの効果を得ることが出来ます。
美容や健康の面でも良い栄養素ばかりで、毎日の食事で不足しがちなカルシウムや鉄分まで含まれているため、子供や妊婦にもおすすめです。ではなぜ危険と言われるのでしょうか。次の章で大根の葉が危険・注意すべきと言われる理由を4つ説明します。
大根の葉が危険・注意すべき理由4つ!食べ過ぎNG?
美容や健康に良い栄養素を豊富に含んでいる大根の葉ですが、危険・要注意と言われているのにはどのような理由があるのでしょうか。注意すべき成分を3つにまとめたので、参考にしてください。
注意①シュウ酸による尿路結石
尿路結石は、体内のシュウ酸濃度が高まることが原因のため、シュウ酸というあくを含む食材の食べ過ぎには注意が必要です。
シュウ酸カルシウムは凝集して結石を形成しやすく、とくに尿路系結石を起こしやすい物質です。
ホウレン草を生で食べると、消化管から吸収されたシュウ酸ナトリウムは、消化吸収され、尿路でカルシウムと結合して結石を生じてきます。
大根の葉にもシュウ酸が含まれていて、摂り過ぎると尿路結石になる可能性があります。中でも妊娠中は、尿路結石になる確率が通常の人の2倍もあると言われています。そのため大根の葉の食べ過ぎには注意して、忘れずにあく抜きをおこなってから食べましょう。(※1)
注意②ナトリウムによる生活習慣病
大根の葉にはナトリウムが多く含まれており、ナトリウムを摂り過ぎることで身体に以下のような症状が出ることがあります。
・むくみ
・高血圧
・高カリウム血症
・胃がん
主に塩分から、毎日の食事でナトリウムは気付かないうちに過剰摂取になりがちで、多少の摂り過ぎは尿として自然と排出されますが過剰摂取が続くと上記のような症状が現れます。ただし、塩分と比較するとナトリウムの含有量は微量のため、過剰な心配は不要です。(※2)
注意③残留農薬
大根の葉を食べてすぐに不調が起こるわけではありませんが、残留農薬が人体に及ぼす影響には、以下のようなものがあると言われています。
・頭痛
・腹痛
・嘔吐下痢
・呼吸困難
・アトピー性皮膚炎
・胎児や母乳への影響
畑で大根を栽培する際には農薬を使用することもありますが、これはいつも食べている大根の根よりも地上に出ている大根の葉の方が多くついています。全ての影響が食べてすぐに出るわけではありませんが、妊娠中や授乳中は赤ちゃんへの影響があることもあるため出来るだけ避けましょう。
普通に食べるときにも、残留農薬に注意することが大切です。大根の葉を食べるときには、あく抜きと同じ下処理をすることでしっかりと農薬を落としましょう。
注意④葉っぱがトゲトゲしている
大根の葉っぱにはトゲトゲがあり、洗うときに痛いと感じる場合があります。そのため、以下のような対処をしましょう。
・ゴム手袋をつける
・塩水に浸してしならせてから洗う
大根の葉っぱにトゲがあるのは、新鮮な証拠です。簡単に対処可能なので、大根の葉を調理する際は、試してみてください。