じゃがいもの皮には毒性が?栄養もある?皮ごと食べる注意点や保存時の扱いなども解説!
【管理栄養士監修】じゃがいもは皮ごと食べられると知っていますか?栄養価も豊富ですが、食べると危険な場合もあります。今回は、じゃがいもを皮ごと食べる場合に、〈緑・青い〉など毒性(ソラニン・チャコニン)があり危険な場合と対処法を紹介します。皮ごとじゃがいもレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- じゃがいもは皮ごとは食べられる?
- じゃがいもは皮ごと食べても問題ない
- じゃがいもの皮の味・食感
- じゃがいもの皮を食べると危険・要注意な場合は?
- ①皮が緑化・青い
- ②皮の表面から発芽している
- ソラニン・チャコニンの毒性・症状
- ③茶色・黒い斑点がある場合
- ④皮が赤い・紫色の場合は安全
- じゃがいもの皮ごと食べるメリットは?
- 栄養素が豊富に含まれている
- じゃがいもの皮は保存時どうする?
- 皮は剥かない方が長持ちする
- 皮むきしたじゃがいもの保存方法・期間
- じゃがいもの皮ごと調理レシピ
- ①新じゃがの丸ごと素揚げ
- ②丸ごとジャーマンポテト
- ③じゃがいもと牛肉の甘辛煮
- ④丸ごとポテサラ
- ⑤じゃがいもの煮っ転がし
- じゃがいもの皮むきの仕方も紹介
- じゃがいもの皮は安全に食べよう
じゃがいもは皮ごとは食べられる?
じゃがいもの皮剥きは意外と大変です。皮ごと食べる方が時短にもなり、料理の手間も省けますが、じゃがいもは皮ごと食べて良いのでしょうか。
じゃがいもは皮ごと食べても問題ない
じゃがいもの皮は基本的には食べても問題ありません。じゃがバターなど、皮ごと食べるじゃがいも料理はたくさんあります。栄養素もたくさん含まれていますので、正しい処理の方法を知り、安全においしじゃがいもの皮を食べましょう。
竹本友里恵
管理栄養士
ジャガイモの皮が苦手な方は、5月から6月に収穫される”新じゃが”から挑戦してみましょう。新じゃがは皮が薄くて水分を多く含んでおり、皮まで丸ごと食べられるのが特徴です。こすっただけで皮が剥けてしまうくらい皮が薄い方が良質のじゃがいもと言われています。ただし水分が多い分、他のジャガイモより鮮度が落ちるのが早いので、保存には気をつけましょう。
じゃがいもの皮の味・食感
じゃがいもの皮は、ほくほくの中身に比べ、かたいという特徴があります。また、食感はざらざらとしています。味はじゃがいもの中身と同じですので、潰して食べれば、ざらざらとした食感やかたさも気にならすに食べられます。
じゃがいもの皮を食べると危険・要注意な場合は?
じゃがいもの皮は基本的には食べても問題ありませんが、食べると害がある場合があります。どんな時が食べたら危険なのかについて詳しく説明します。
①皮が緑化・青い
じゃがいもの皮が緑色や青っぽく変化している場合は、食べないようにしましょう。じゃがいもが日光に当たることで、じゃがいも天然の毒素であるソラニンやチャコニンが増えます。ソラニンやチャコニンは加熱しても毒素が消えませんので、対処法としてはきちんと取り除いて調理することが大切です。皮をよく見て、緑に変色しているところがないか注意しましょう。
(*じゃがいもの皮が青・緑に変色している場合について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
②皮の表面から発芽している
じゃがいもを買ってから少し経つと、皮から発芽している場合があります。じゃがいもの芽には、ソラニンやチャコニンがたくさん含まれますので必ず取り除きましょう。
じゃがいもに芽が生えてしまった時の対処法は、根元から芽を取り除くことです。根元から取り除かないとソラニンやチャコニンをきちんと取り除くことができないので、しっかり根元から取り除くことが大切です。
(*じゃがいもの芽について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)