つるむらさきに毒性があるのは本当?食べ過ぎは要注意?モロヘイヤとの違いも比較して紹介!
【管理栄養士監修】つるむらさきに毒性があるのは本当でしょうか?実は毒性があるのは、似ている野菜「モロヘイヤ」の間違いでした。今回は、つるむらさきの毒性以外の注意点など紹介します。モロヘイヤとつるむらさきの違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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つるむらさきに毒性があるって本当?
つるむらさきには毒があると言われることがありますが、本当でしょうか?つるむらさきは食べても安全なのかどうかについて紹介します。
つるむらさきに毒性はない
つるむらさきには、毒性はありません。おひたしや天ぷらなどさまざまな料理に活用出来るので、安心して頂きましょう。
毒性があるのはモロヘイヤの種子・茎
つるむらさきに毒があると言われるのは、よく似ている野菜であるモロヘイヤの種子・茎に毒があるからです。モロヘイヤの種子や茎にはストロファンジンという毒があり、人体に入るとめまい、動悸、吐き気などの症状がでることがあります。
最悪の場合心不全を起こす場合もあるので、家庭菜園などをされている方は食べる部位に注意してください。市販品のモロヘイヤは、毒のある部分は取り除かれていることが多いので安心です。
(*モロヘイヤの毒性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
つるむらさきで注意すべきことは?
つるむらさきに毒はありませんが、注意すべきこともあります。どういった点に気を付ければ良いかを見ていきましょう。
シュウ酸が含まれているため食べ過ぎは危険
先ほどつるむらさきに毒性はないと言いましたが、シュウ酸という成分が含まれています。よって、食べすぎると体の中で尿路結石の原因になる可能性があります。ただ、これは生の状態で500g~1kg食べた場合の話なので、1日一束くらいなら心配は要りません。
つるむらさきのアク抜きの方法
つるむらさきに含まれるシュウ酸は、アクの原因となる成分です。下茹でして、しっかりアク抜きをするのがおすすめです。
1、葉と茎に分ける
2、お湯を用意し、沸騰させる
3、茎から先に茹で、少し時間をおいて葉を入れる
4、1~2分茹でる
5、冷水につける
6、水気を切る
つるむらさきをアク抜きする時のポイントは、さっとゆでることです。加熱すると、せっかくの栄養素がなくなってしまうので注意しましょう。
鈴木真美
管理栄養士
シュウ酸はえぐみ成分ですが、水に溶けやすいため、茹でて水にさらせばほとんど気にならなくなります。
(*つるむらさきの茹で方について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)