リンゴ酢を飲むタイミングは？夜寝る前がベスト？効果的な飲み方も紹介！

リンゴ酢はアップルサイダービネガーとも呼ばれ、健康やダイエットに効果があることで知られています。しかし飲むタイミングによって得られる効果は変わるので、適したタイミングを考慮する必要がありそうです。ここではリンゴ酢を飲むタイミングは夜寝る前と朝とではどちらが適切なのかを中心に、期待できる効果などについても説明します。

リンゴ酢にどのような効果があることを理解すると、飲むタイミングを大事にしようと考えるようになるかもしれません。リンゴ酢には他のお酢より多くのカリウムやナトリウムが含まれているなど、特徴があります。ここではリンゴ酢が持つ、様々な効果について説明します。

リンゴ酢を飲むことで安眠効果が得られるのは、睡眠中の血糖値を安定させるからです。睡眠の質が下がる原因の1つにジェットコースター血糖値があり、寝ている間に血糖値の急上昇や急降下が起こることを意味します。

本来の血糖値は食事をすることで緩やかに上昇し、食後2～3時間ほど経過すると脳や筋肉で糖分がエネルギーとして消費され、夜寝ている間は低い値を維持するものです。しかし夜寝る前に食事すると血糖値が急上昇し、そのまま寝てしまうと数値が大きな幅で上下をくり返してしまうのです。

リンゴ酢に含まれている酢酸は胃の中ででんぷんを消化する酵素の働きを抑制し、炭水化物の吸収を抑えます。ジェットコースター血糖の原因は寝る前の食事によって糖質を摂り過ぎることなので、リンゴ酢を飲んで炭水化物の吸収を抑制し血糖値を安定させると安眠効果が得られるのです。

リンゴ酢は他のお酢と比較してもクエン酸が多く、基礎代謝を促してくれるのでダイエット効果があります。クエン酸の働きによって脂肪の燃焼が促され、さらにリンゴ酢に含まれるアミノ酸が脂肪分解をサポートしてくれるのです。またリンゴ酢に含まれる酢酸は、肝臓に取り込まれた栄養素を脂肪に変換するのを抑制する働きも持っています。

またリンゴ酢は他のお酢よりカリウムが豊富なので、体内の余分なナトリウムを排出させてくれます。そうした栄養成分の相乗効果によりむくみの予防や解消ができることも、ダイエット効果に役立つのです。（※1、2、3、4、5）

（＊リンゴ酢ダイエットの効果について詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。）

リンゴ酢には他のお酢と同様に酢酸が豊富に含まれているので、血圧の上昇を抑制する効果が得られます。またリンゴ酢にはペクチンと呼ばれる水溶性食物繊維が豊富で、糖分の吸収を抑制してくれるので血糖値が上がりにくくなるのです。さらに料理にリンゴ酢を使うと美味しさはそのままに塩分の摂取量を減らせることも、血圧上昇を妨げる理由と考えられます。（※6、7）

リンゴ酢にはクロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールが豊富なので、美容や美肌の効果も期待できます。ポリフェノールは抗酸化作用が強い栄養成分なので、摂取すると体内の活性酸素を除去しアンチエイジング効果が得られるからです。またリンゴ酢には他のお酢より多くのビタミンCが含まれているので肌の保水力をあげるほか、美白効果も得られます。（※8、9）

リンゴ酢に限らずお酢には酢酸が含まれており、腸の蠕動運動を促してくれるので便秘解消につながります。また水溶性食物繊維であるペクチンが腸内で乳酸菌のエサとなり、増殖させることで腸内環境も改善される効果もあるのです。さらにペクチンは便の量をカサ増しする働きもあり、便秘を解消する一助となります。

リンゴ酢に含まれるクエン酸の働きにより、疲労回復効果があることも知られています。特に運動後にリンゴ酢を飲むと、血液中の乳酸が除去されるスピードが早くなるといわれているのです。乳酸が溜まると筋肉疲労を引き起こすので、運動後に飲むことを習慣づけるのもおすすめです。また疲れている時に飲むのも、健康増進に役立つでしょう。