バナナはいつ食べると効果的？朝・昼・夜で効能をタイミング別に比較！

甘くて美味しいバナナは人気の高い果物ですが、健康へのメリットを得るためにはいつ食べると効果的なのでしょうか。ここでは、バナナの良さを引き出すための食べるタイミング・時間帯について紹介します。

ダイエットや便秘解消など、得たい効果によってバナナを食べる効果的なタイミング・時間帯は変わります。詳しくは後述しますが、バナナを食べる目的により、朝・昼・夜のいつのタイミングで摂取するのか選んでみてください。また、いつも同じ時間帯に摂取するのではなく、その日の体調に合わせて食べるタイミングを変えるのもおすすめです。

バナナを朝の時間帯に食べると、どのような効果・効能が得られるのでしょうか。ここでは、バナナを朝に食べた場合のメリットを紹介します。バナナをいつ食べると良いか迷った際は、参考にしてください。

バナナは炭水化物を多く含む果物なので、朝に食べることで体内のエネルギー源を補給することができます。特に果物に多く含まれる果糖は、ご飯やパンのでんぷんより消化吸収が早く、食後30分程度でエネルギーに変換されます。

睡眠中の脳は300kcalを消費すると言われ、朝は体内の糖質やエネルギーが不足している状態です。朝にバナナを食べると脳に糖分が供給されるとともに、体温や代謝が上がりやすくなり、元気に一日を始めることができます。また、朝起きてすぐに運動をする習慣がある人は、運動前にバナナを食べると脂肪の燃焼や筋肉の合成が効果的に行われます。

バナナには食物繊維が豊富に含まれるため、腸内環境を整え、便通を促す効果が期待できます。午前中は排泄の時間だと言われるため、朝にバナナを食べることが便秘解消に効果的です。また、バナナには腸内細菌のエサとなるオリゴ糖も含まれています。食物繊維とオリゴ糖を併せて摂ることで、より効果的に腸内環境が整いやすくなります。

なお、バナナで便通を促す効果をより高めるためには、ヨーグルトを一緒に摂ることが効果的です。乳酸菌と、そのエサとなる食物繊維・オリゴ糖を併せて摂ることはプロバイオティクスと呼ばれ、効率よく腸内環境を改善できる方法として注目されています。（※1、2）

バナナはカリウムを豊富に含むため、むくみ改善や血圧上昇の抑制に効果的です。カリウムには体内の余分なナトリウムや水分を排出する作用があり、むくみや血行不良の改善に役立ちます。体内の過剰なナトリウムは動脈硬化や高血圧を引き起こす原因にもなるため、カリウムの摂取でこれらを予防することもできます。

なお、バナナに含まれるカリウムの量はほかの果物に比べて多く、イチゴやリンゴの2倍以上です。塩分の多い食事を摂ったあとや、朝むくみが気になる場合はバナナを食べるのがおすすめです。また、GABAを含むバナナは血圧を下げる効果が認められた機能性表示食品として販売されています。（※3、4、5）

（＊朝バナナを食べる際の注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。）

バナナは、昼の時間帯に食べてもメリットは得られるのでしょうか。ここでは、バナナを昼に食べる場合の効果・効能について紹介します。