レモンを食べ過ぎると体に悪い?胃が荒れる?1日の摂取量目安も紹介!
レモンを食べ過ぎるとどうなるか知っていますか?体に悪いのでしょうか?今回は、〈胃が荒れる・下痢〉 などレモンを食べ過ぎる悪影響の例を、摂取量の目安は一日何個までかとともに紹介します。レモンを適量食べた場合の効能や効果的な食べ方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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レモンを食べ過ぎるのはNGなの?
ビタミンCが豊富なレモンはお菓子の材料としても人気が高く、そのまんまレモンなどを常備している人も珍しくありません。しかし健康や美容の効果が期待されるレモンであっても、食べ過ぎるのはよくないといわれています。ここではレモンを食べ過ぎると何がよくないのかについて、様々な観点から説明します。
レモンを食べ過ぎるとどうなる?体に悪い?
レモンはそのまま食べても果汁を飲み物や食べ物に入れても美味しいですが、食べ過ぎると体調悪化につながるといわれています。ここではレモンの食べ過ぎがどのような影響を与えるのかについて、詳しく説明します。
①胃が荒れる
レモンを食べ過ぎると胃酸過多となり、以下のような症状が出ることがあるので注意が必要です。
・胸やけがする
・ゲップが出る
・吐き気がする
・喉がひりひりする
・胃液が上がってくる
・胃がもたれる
・胃がムカムカする
・胃痛がある
・口臭がきつくなる
上記の症状が2つ以上ある人は、胃酸過多で胃が荒れていると考えられます。これはレモンに含まれているクエン酸が、胃の粘膜を刺激することによって起こるのです。胃が弱い人がレモンを食べ過ぎると、クエン酸が胃の粘膜を攻撃するリスクが高まります。レモンを食べて胃痛を感じたら、クエン酸が原因で起こる症状と考えられるので減らすようにしましょう。
②下痢・腹痛を引き起こす
レモンを食べ過ぎてビタミンCを過剰摂取すると、下痢や腹痛などの症状があらわれる原因となります。水溶性であるビタミンCは過剰摂取しても、尿と一緒に排出されるのが一般的です。
しかしレモンを大量に食べると体内で分解することができず、ビタミンCの中毒症状を起こすケースもあります。レモンだけでなくビタミンCのサプリメントの過剰摂取でも起こりうるので、十分に注意しましょう。(※1)
③歯が溶けるリスク
レモンを食べ過ぎることで酸蝕歯となり、溶けてしまうリスクがあります。人間の歯はpHが5.5以下の食べ物を食べると、酸によって歯のエナメル質が溶け出すことで知られています。レモンのpHは2.1なので、食べ過ぎると歯が溶ける要因となるのです。
また酸蝕歯はじわじわと進行するので、毎日レモンを食べる習慣がある人は注意が必要です。レモンを食べた後は必ずうがいすることを習慣づけると、酸蝕歯になりにくくなります。(※2)
④残留農薬の危険もある
特に外国産のレモンの場合、残留農薬の危険があるので注意が必要です。外国産のレモンは栽培の際に農薬を使うだけでなく、移送中にカビが生えるのを防ぐ目的で皮にワックスを塗っていることが珍しくありません。こうした薬剤は水洗いするだけでは落ちないので、大量に摂取すると体に悪影響を及ぼします。
生食する、あるいは皮ごと料理に使う際には国産のレモンを選ぶ方が安心です。残留農薬を避けたいなら、国産レモンの中でも無農薬のものを選びましょう。
⑤アレルギー発症の可能性
レモンが原因でアレルギーを発症する可能性がゼロではないので、注意が必要です。カモガヤ花粉症を持っている人が、レモンによってアレルギー症状を起こしたケースが報告されています。またレモンに含まれるクエン酸が感受性となり、アレルギー症状を起こすこともあるようです。クエン酸はアレルゲンではないものの、気をつけるにこしたことはありません。
またレモンを食べ過ぎてビタミンCを過剰摂取すると、体内でシュウ酸や尿酸が増えてしまいます。それが原因となって腎臓結石になるケースも報告されているので、適量で抑えることが大事です。(※3)
レモンの食べ過ぎにならない摂取量は?1日何個まで?
レモンを食べ過ぎると体によくない症状が起こると知ると、適量がどの程度なのかが気になるでしょう。1日何個まで食べられるのかを覚えておくと、ビタミンCやクエン酸の過剰摂取も避けられそうです。ここでは、レモンの適性な摂取量について説明します。