豆乳ヨーグルトの危険性がある作り方は?市販は大丈夫?効果・効能も紹介!
【管理栄養士監修】豆乳ヨーグルトには危険性がある場合があると知っていますか?どうしてでしょうか?今回は、<玄米・アボカドの種>などで作る自家製ヨーグルトの危険性や市販品に害があるのかに加え、効果・効能やメリットも紹介します。混ぜるだけの豆乳ヨーグルトの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
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豆乳ヨーグルトは危険?市販は大丈夫?
豆乳もヨーグルトも健康効果が高いことで知られており、その2つの効果を同時に得られる豆乳ヨーグルトも注目されています。自宅で手作りできると言われますが、その危険性を指摘されている点は見逃せません。ここでは、豆乳ヨーグルトの危険性について説明します。
市販の豆乳ヨーグルトは安全
スーパーやコンビニエンスストアなどで販売されている市販の豆乳ヨーグルトには、無糖や加糖など様々なタイプがあります。そのどれもが、衛生的な環境で安全性も確保しながら生産されているので安全です。賞味期限にさえ気をつければ、食べても問題ありません。
ただし、市販品でも賞味期限を大幅に過ぎているものは、腐敗している可能性があるので口にしないようにしましょう。(※1、2)
鈴木志穂美
管理栄養士
期限表示には「賞味期限」「消費期限」があります。一般的に「賞味期限」は「消費期限」よりも傷みにくい食品につけられることが多いです。いずれにしても開封後は期限にかかわらず早めに食べるのがおすすめです。
自家製ヨーグルトは注意が必要
豆乳ヨーグルトは手作りすることもできますが、安全面については注意が必要です。豆乳ヨーグルトを手作りするにあたり乳酸菌を発酵させる必要があるため、製造過程で雑菌が混入して腐敗するなどのリスクが考えられるからです。自家製豆乳ヨーグルトの危険性とその理由については、次章で詳述します。(※3)
自家製豆乳ヨーグルトの危険性・デメリットとは?
そもそも豆乳ヨーグルトは、豆乳に乳酸菌を加えて発酵させて作ります。自宅で手作りする過程では、その環境や誤った情報を基に作ることで危険性が高まるとの指摘もあるようです。ここでは、手作りの豆乳ヨーグルトの危険性やデメリットについて説明します。
①雑菌が混入する可能性がある
自宅で豆乳ヨーグルトを手作りする際に、雑菌が混入する危険性があることは否定できません。そこで、雑菌を混入させないための対策として以下のことがあげられます。
・煮沸あるいはアルコール消毒した容器を使用する
・市販の成分無調整豆乳を使用する
・24時間以内に固まらなかった豆乳ヨーグルトは廃棄する
・作り置きをしない
・市販のヨーグルトをタネとして使う
豆乳やヨーグルトも手作りすることはできるものの、自家製品での豆乳ヨーグルトづくりは雑菌の混入による腐敗リスクが高まるのでおすすめできません。材料が市販品でも、容器に雑菌が付いていると腐敗しやすくなると予想できます。豆乳やヨーグルトは市販品を使用し、清潔な容器を用いて作るよう徹底しましょう。
鈴木志穂美
管理栄養士
食中毒菌を含む細菌には繁殖しやすい条件があります。細菌に最適な「温度・水分・栄養分」がそろうとものすごいスピードで繁殖していきます。細菌の多くは20℃程度の常温から繁殖が活発になり、30〜40℃程度の人間の体温ほどの温度帯でもっとも増殖します。ちょうどヨーグルトを作る温度帯のため、器具や容器の消毒はしっかりと行うようにしましょう!
②「アボカドの種で作れる」というデマが拡散されている
最近では、豆乳の中に洗ったアボカドの種を入れておくだけで、簡単に豆乳ヨーグルトができるとの噂が広まっているようです。しかし豆乳ヨーグルトをアボカドの種で作れるとの噂はデマなので、試してはいけません。発酵させる過程でアボカドの種についた微生物が繁殖し、腐敗する危険性が高いです。正しい材料で豆乳ヨーグルトを作りましょう。
③玄米で作ると有害な酵母菌が混入する危険性がある
豆乳ヨーグルトを手作りするにあたり、玄米を材料にして作ると良いとの情報もありますが、玄米を使用するのもおすすめできません。これは玄米に含まれる有害な酵母菌が、豆乳ヨーグルトに混入する危険性があるからです。豆乳とヨーグルトだけを原料にすると、乳酸菌によって発酵が進みますが、玄米を加えるとその酵母が発酵を促すようになります。
玄米の産地によって酵母の種類が異なり、中にはそれが害をなし食べると舌がピリピリするケースが報告されています。また、玄米についた雑菌による腐敗のリスクも軽視できません。玄米にカンジダ菌が付着することがあるとの説もあるため、玄米を使用するのは避けた方が無難です。