レモン水の効能は?飲み続けると効果あり?作り方・飲み方のポイントを解説!
【管理栄養士監修】レモン水にある効能を知っていますか?飲み続けると効果あるのでしょうか?今回は、レモン水の<ダイエット・美肌・肝臓デトックス>など美容や健康への効果効能について紹介します。飲み方や作り方のポイントも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- レモン水の効能は?飲み続けると効果あり?
- ①代謝の向上
- ②肝臓をデトックス
- ③美肌効果
- ④免疫力を上げる
- ⑤便秘解消
- ⑥口臭予防
- ⑦ダイエット効果
- ⑧目覚めがすっきりする
- レモン水は飲み続けると効果あり?いつから?なし?【口コミ調査】
- レモン水の効果があった人からの口コミ
- レモン水の効果がない人の口コミ
- レモン水の効果的な飲み方は?
- 1日当たりコップ3杯が適量
- 飲むタイミングのおすすめ
- レモン水の作り方は?ポッカレモンでもOK?
- ①カットレモンで作る場合
- ②ポッカレモンで作る場合
- レモン水を飲む際の注意点は?
- ①飲みすぎない
- ②飲んですぐに歯磨きしない
- ③紫外線に気を付ける
- ④ダイエットが目的なら置き換えを意識する
- レモン水のアレンジレシピ
- ①塩レモン水
- ②緑茶レモン水
- ③炭酸レモン水
- レモン水を取り入れてみよう
レモン水の効能は?飲み続けると効果あり?

レモン水は健康によく、ダイエットに効果的です。今回は、レモン水の持つ様々な効果・効能を紹介します。
①代謝の向上
レモンに含まれるクエン酸は酸っぱさのもとですが、このクエン酸は栄養物質をエネルギーに変えるクエン酸回路に関わっています。そのため、レモン水を飲むとクエン酸回路が働きやすくなり、代謝の向上に効果的です。代謝が上がると脂肪も燃焼しやすくなるので、ダイエットへの効能も期待できます。(※1)
②肝臓をデトックス
肝臓は、体にとって有害な毒素や不要な老廃物などを解毒する働きがあります。しかし、アルコールの過剰摂取などによって機能が低下すると有害物質がたまって健康に悪影響を及ぼします。レモン水のクエン酸には、肝臓機能の回復を促して解毒作用を助ける働きがあるので、肝臓のデトックスに効果的です。
③美肌効果
レモン水の材料のレモンには、ビタミンCが豊富に含まれます。ビタミンCは皮膚の健康に不可欠なコラーゲンを生成する作用、日焼けの原因となるメラニン色素の沈着の抑制作用などの美肌に欠かせない栄養素です。また、ビタミンCは細胞の老化を引き起こす活性酸素を減らす働きもあるので、レモン水には皮膚の老化を予防し美肌を作る効能があります。(※2)
竹本友里恵
管理栄養士
レモン水に使用するレモンの数の目安は、200ml(コップ1杯程度)あたりレモン1/2個で、1日1つレモンを消費するのがオススメです。時間がない時は、絞ってあるレモン汁(ポッカレモン等)を使うのも良いでしょう。むくみが気になる方は、きゅうりやメロンなど、夏野菜や夏フルーツに豊富なカリウムを摂取し、不要な水分を排出しましょう。美容効果を期待したい方は、ベリー類のような抗酸化物質のあるポリフェノールが多いフルーツを一緒に摂取しましょう。レモンは意外と保存がきかない食品なので、冷蔵保存で1週間程度で消費しましょう。
④免疫力を上げる
レモンに含まれるカリウムにはナトリウムを排出させて血中の塩分濃度をさげ、血圧を上げにくくする働きがあり、ビタミンCには血管の組織を作らせる働きがあります。血圧を一定に保ったり血管が強化されれば免疫機能が働きやすくなるため、レモン水を飲むことは免疫力を高めるのに効果的です。(※3)
⑤便秘解消
レモン水に溶けている水溶性食物繊維には、消化酵素で消化されず腸に届いて腸の働きを高める効能があります。また、レモンのクエン酸は抗酸化物質なので血液の酸化を防止し血流を良くする働きがあり、血流が良くなれば血中の老廃物を排出させやすくなるので便秘解消に効果的です。(※4)
⑥口臭予防
レモンに含まれるクエン酸には殺菌効果もあり、口臭を引き起こす細菌を殺して口内を浄化することができます。また、クエン酸には唾液を分泌させる働きがあり、唾液にも口の中を洗浄する効果があるので口臭予防に効果的です。
⑦ダイエット効果
レモン水には代謝を活発にするため、砂糖をたっぷりふくむジュースをレモン水に置き換えることで健康的になります。また、レモンのポリフェノールは抗酸化作用があり、肝臓の働きを促進して脂肪を燃焼させるため、ダイエットに効果的です。(※5)
⑧目覚めがすっきりする
レモンのビタミンCやクエン酸の抗酸化作用によって血流がよくなるので、朝にレモン水を飲むと頭がすっきりして目覚めさせることができます。また、レモンのデトックス効果で胃腸の働きも活発になります。
(*レモンの栄養素や効能について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
レモン水は飲み続けると効果あり?いつから?なし?【口コミ調査】

レモン水を飲んで実際に効果は現れるのでしょうか。また、レモン水の効果は飲んでからどのくらいの時間で現れるのでしょうか。
レモン水の効果があった人からの口コミ
レモン水を飲んで効果があった人はどのくらいで効果が出たのでしょうか。
★★★★★
早く痩せたい!私には時間がない!そういう方はレモン水を飲んでみて下さい。以前一週間くらいで2㎏~3㎏すぐに落ちてぽっこりお腹がかなり解消された経験があります
★★★★★
レモン水を飲むようになってから
顔のむくみがスッキリ
体重も 一ヶ月で 4㌔ ダウンしました
来日中なのに 浮腫まなかったし
肌トラブルも無し
レモン水には美肌やダイエット効果、脂肪燃焼効果があり、飲み続けて1か月もしないうちに効果が現れた人が多いようです。効果を実感したいなら、飲み続けることが大事なようです。
レモン水の効果がない人の口コミ
レモン水で効果が出た人がいる一方、効果がみられなかった人もいるようです。
★☆☆☆☆
レモン水ダイエットやってみたんですが、胃が弱い私は一発で体調不良になりました
身体も顔もむくんで胃も痛いし便秘になるし、3日でギブアップ
暖かいものを一生懸命食べて、やっと戻りました
★☆☆☆☆
ゆるーく筋トレを続けている。スクワットが前より少し楽に出来るようになってきた。しかし、体重増加が止まらない。体脂肪も減らない。レモン水ダイエットは痩せない。
レモン水を飲んでもダイエット効果は得られず、逆に体重が増加してしまった人もいるようです。また、毎日続けられていないと効果は現れにくいようです。
レモン水の効果的な飲み方は?

レモン水の効能を得るには、どのように飲めばよいのでしょうか。効果的な飲み方を紹介します。
1日当たりコップ3杯が適量
レモン水を飲む量は、一日にコップ3杯ほどを目安にしましょう。レモン水は酸味が強く、飲みすぎると胃に負担をかけてしまって逆効果です。また、一気に3杯飲むのではなく、3回に分けて飲むようにするとよいですね。
一日に約2.5ℓの水が必要ですが、多くの人が足りていないと言います。水分を十分に摂取しつつ、水の味に飽きたときなどにレモン水に置き換えるのがおすすめです。
竹本友里恵
管理栄養士
現在、約44%もの人が1日に4杯以下の水しか飲んでおらず、必要な水分を摂取できず脱水状態でいます。食事や他の飲み物でも水分は得られますが、水を飲むのが難しければ、レモン水のように糖分の少ない水分で摂取するのがオススメです。レモン水は酸っぱく、レモンの皮には苦味があり、苦いものを食べると、甘い物の欲求を減らす働きがあります。またデンプンの消化を遅らせるため、血糖値の上昇が緩やかになり、過剰な糖分を脂肪として血液中に保存するのを抑えられることが期待できます。レモンに含まれるソラレンという物質は、太陽から出る紫外線を吸収し、シミができるリスクが高まるので、摂取後2時間後くらいからは日差しが強い場所を控えるようにしましょう。
飲むタイミングのおすすめ
レモン水を飲むのはいつが効果的なのでしょうか?飲むタイミングのおすすめを紹介します。
・朝起きたとき
・運動前後
・寝る前
・食事中
朝起きたときにレモン水を飲むと、クエン酸と食物繊維の効果で排便を促すので便秘の時に効能を発揮します。運動前後にレモン水を飲むと、運動でたまった乳酸を分解するので疲労回復に効果的なうえ、脂肪の燃焼に効果的です。
食事中にレモン水を飲むと、レモン水に含まれるペクチンによって食欲をおさえたりクエン酸によって脂肪を分解する効能が得られます。夜寝る前に飲むと、ビタミンCによる美肌効果やクエン酸による代謝の向上でダイエット効果も上がります。
レモン水の作り方は?ポッカレモンでもOK?

レモン水は自分でも作ることができます。必要な材料と簡単な作り方を2種類紹介します。
①カットレモンで作る場合
カットレモンを使ったレモン水の作り方を紹介します。
【材料】
・カットレモン1個
・ミネラルウォーター400㎖
レモン汁を絞って水にくわえるとレモン水の完成です。作り置きしたい場合は、レモンをスライスして水に浮かべておくことでもレモン水は作れます。肌寒い季節や夜のリラックスタイムなどには、ホットレモンがおすすめです。水の代わりに温めた白湯を使えばホットレモンができます。
②ポッカレモンで作る場合
レモンのかわりにポッカレモンでもレモン水は作ることができます。
【材料】
・ポッカレモン40㎖
・ミネラルウォーター1ℓ
こちらも、ミネラルウォーターの中にポッカレモンを入れればレモン水が完成します。完成したレモン水は冷蔵庫などで冷やします。お好みで炭酸水を使うと、ピリッとした味わいになるのでおすすめです。また、甘さが欲しい場合ははちみつを入れるとおいしくなりますが、糖分の摂りすぎには注意しましょう。
レモン水を飲む際の注意点は?

様々な効能があるレモン水ですが、飲む際に注意したほうが良いことがあります。
①飲みすぎない
レモン水にはクエン酸がたくさん含まれているため、さまざまな効能がありますが、クエン酸をとりすぎると胃酸の分泌が過剰になって胃が荒れてしまいます。また、レモン水に含まれるビタミンCを過剰に摂取すると下痢になったり肝臓に負担がかかる恐れがあります。レモン水は一日コップ三杯を上限に、飲みすぎないようにしましょう。
②飲んですぐに歯磨きしない
かんきつ類、梅干し、お酢などの酸っぱいものを摂ったあとに歯が軋むようになることがあります。これは、酸性の物質によって歯のエナメル質が溶けることで起こった現象です。レモンは特に酸性が強いためエナメル質が柔らかくなりやすく、その状態で歯磨きするとさらに削れてしまいます。
エナメル質が削れると歯が黄色くなったり知覚過敏を起こしてしまいますので、飲んだ後は時間をおいてから優しく歯を磨きましょう。
③紫外線に気を付ける
レモンなどの柑橘系の果物に含まれるソラレンには、紫外線を吸収する性質があります。美容を目的に飲みたい場合、紫外線が多いときは夜に飲むなどの工夫をしましょう。
④ダイエットが目的なら置き換えを意識する
レモン水をダイエットに取り入れたい場合、ただレモン水を飲むだけで痩せると考えるのではなく、置き換えを意識するべきです。例えば今まで飲んでいたジュースやミルクティーなどをレモン水に置き換えることで摂取カロリーを減らせば、ダイエット効果が見込めます。
レモン水のアレンジレシピ
基本のレモン水に少し工夫を加えて、より効果的なレモン水のレシピを紹介します。
①塩レモン水
塩レモン水はレモン水に塩を加えたもので、塩分が失われやすい運動中や風邪をひいたときなどに効果的です。
②緑茶レモン水
緑茶に含まれるカテキンには脂肪を燃焼させる効果があり、ビタミンCもたくさん含まれているためレモン水の効能をさらに上げられます。(※6)
③炭酸レモン水
炭酸水は炭酸ガスによって胃腸の蠕動運動が活発になったり血管を拡張させる効果があるので、レモンの脂肪燃焼との相乗効果でダイエットにとても有効です。
レモン水を取り入れてみよう
レモン水には脂肪燃焼や便秘改善に効果的です。簡単な材料で作れるので、いつもの水をレモン水に変えてみましょう。