はちみつレモンの効能は?美容・健康や風邪予防に効果あり?作り方のおすすめも解説!

【管理栄養士監修】はちみつレモンにどんな効果・効能があるか知っていますか?今回は、はちみつレモンの美容・健康への効果・効能や風邪の予防に効果的なのかを紹介します。はちみつレモンのおすすめの作り方や使ったレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

専門家監修 |管理栄養士・栄養士 竹本友里恵
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。...
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管理栄養士の国家資格を取得後、病院に勤務し献立作成や調理に携わる。現在はエンジニアとして働きながら、栄養サポートや栄養系メディアの記事監修など行っています。最近はスポーツ栄養にも興味あり。趣味はフラワーゼリーなどのお菓子作りや写真です。幼少期から高校まで過度な野菜嫌いと偏食だった経験があり、食事によって身体の調子が良くなる事を体感したことから管理栄養士を目指す。正しい知識を学び、楽しい人生を送りましょう!よろしくお願いします。

目次

  1. はちみつレモンの美容への効果・効能は?
  2. ①美肌効果
  3. ②ダイエット効果
  4. ③アンチエイジング効果
  5. ④口臭対策
  6. はちみつレモンの健康への効果・効能は?
  7. ①疲労回復効果
  8. ②熱中症対策
  9. ③リラックス・ストレス解消効果
  10. ④便秘対策
  11. ⑤二日酔い対策・解消
  12. ⑥認知症の予防
  13. はちみつレモンは風邪予防にも効果あり?
  14. ①免疫力・抵抗力を向上する
  15. ②十分な栄養を運ぶ働きをする
  16. ③喉を保湿する
  17. はちみつレモンの効果的な飲み方
  18. ①アイスよりホットで飲む
  19. ②飲むタイミングは寝る前
  20. はちみつレモンのおすすめの作り方
  21. 材料
  22. 作り方・手順
  23. はちみつレモンを使ったレシピ
  24. ①はちみつレモンドリンク
  25. ②生姜はちみつレモンのホットドリンク
  26. ③紅茶+はちみつレモン
  27. ④ヨーグルト+はちみつレモン
  28. はちみつレモンは注意して使おう

はちみつレモンの美容への効果・効能は?

はちみつレモンには美容の面でどのような効果や効能があるのでしょうか。はちみつレモンの美容に関する効果を紹介します。

①美肌効果

レモンに含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない成分です。コラーゲンが不足するとたるみやシワの原因になるので、気になる方は積極的に摂取しましょう。また、はちみつに含まれる亜鉛は、新陳代謝を促す働きがあるので、はちみつレモンを飲むことで美肌づくりの土台をつくることができます。(※1)

②ダイエット効果

はちみつは砂糖と同じ量を摂取しても約3倍の甘さを感じすことができるので、少量でしっかり満足することができます。砂糖に比べてカロリーも低く、さらに血糖値を調整する働きや脂肪を付きにくくする効能もあります。また、レモンは血中や肝臓のコレステロールを低下させたり、レモンの酸味で塩分を控えることができるのでむくみの軽減にもつながります。

③アンチエイジング効果

レモンのビタミンCは抗酸化作用が強く、活性酸素の働きを抑制する作用があります。紫外線やストレスなどが原因で活性酸素が過剰になると、抗酸化防御機構のバランスを崩し酸化ストレスを引き起こします。ビタミンCを摂取することで、美肌とアンチエイジング効果が期待できます。

④口臭対策

レモンのビタミンCによる抗菌作用と酸味による唾液の分泌によって、口内の雑菌の繁殖を抑えることができます。また、はちみつがミュータンス菌の働きを抑えるので虫歯の予防効果が期待でき、口臭予防にもなります。

はちみつレモンの健康への効果・効能は?

次は、はちみつレモンの健康に対する効果、効能を紹介します。

①疲労回復効果

レモンのクエン酸含有量は、みかんの約6倍にもなります。はちみつは単糖類なので、砂糖などの二糖類の糖類に比べて比較的早くエネルギーに変換され、糖質とクエン酸を一緒に摂取することで疲労回復効果が期待できます。

竹本友里恵

管理栄養士

レモンなどの柑橘類に含まれるクエン酸は、摂取すると体内でのエネルギー代謝を促進する働きがあります。特に、ビタミンB群はクエン酸の摂取で吸収が促進され、はちみつはビタミンB群を多く含んでいる事から、はちみつレモンは体内のエネルギーの循環を促進し、疲労回復をスムーズにします。はちみつの糖質は果糖とブドウ糖で、これらは分子が小さいため消化吸収が早く、身体のエネルギーに変わりやすいです。スポーツなど体を動かす方にオススメです。

②熱中症対策

熱中症対策には水よりも水分の吸収率の高いイオン飲料などを飲むことが推奨されていますが、糖分が多く含まれます。

はちみつには素早くエネルギー変換される糖質の他にアミノ酸やミネラル、そしてレモンには疲労回復効果のあるクエン酸やビタミンCが多く含まれます。はちみつレモンに塩、水を加えてはちみつレモン水を手作りして、熱中症対策に活用しましょう。(※2、3、4)

③リラックス・ストレス解消効果

レモンに豊富に含まれるリモネンには、リラックス状態の時に出るα波を発生させるので、香料としてアロマテラピーでもリラックス、リフレッシュ、ストレス解消などに使われてます。また、レモンを週に1回以上食べている人は、食べていない人よりもイライラしにくいといったデータもあります。

④便秘対策

はちみつには、グルコン酸が豊富に含まれています。このグルコン酸は、腸内のビフィズス菌を増やし、悪玉菌の増加を抑える効能があります。悪玉菌が減らし、善玉菌を増やすことで腸内環境が整うので、便秘対策としても効果的です。

⑤二日酔い対策・解消

はちみつのパントテン酸やビタミンB2には肝臓を強化する効能があり、二日酔い予防に効果があります。はちみつの果糖がアルコールの分解を促し、レモンのビタミンCの働きで体外に排出されるので、お酒を飲む前や飲んだ後にはちみつレモンを飲むことで二日酔い対策になります。

⑥認知症の予防

はちみつに含まれるプロポリスやフラボノイドには抗菌作用があり、認知症の原因と言われるLPSの増加によって起こる脳細胞の炎症を防ぐ効能があります。またレモンなどの柑橘系の香りには、前頭葉の血流を増やすことが分かっており、思考能力や記憶力を高める効能や認知症予防効果が期待されています。

はちみつレモンは風邪予防にも効果あり?

風邪をひいた時にははちみつレモンのイメージがありますが、対策だけでなく予防にも効果を発揮します。はちみつレモンが、美味しくて風邪予防になる理由を紹介します。

①免疫力・抵抗力を向上する

レモンに含まれるビタミンCの抗菌作用により、有害な活性酸素を抑制したり、白血球を活性化させる効果があります。また、はちみつのグルコン酸はビフィズス菌や乳酸菌を増やし、腸内環境を整える効果もある様です。腸内環境が整うと免疫力や抵抗力が向上するので、風邪予防に役立ちます。

②十分な栄養を運ぶ働きをする

ビタミンCは肌や骨、血管など体中の細胞に多く含まれ、健康な身体を保つコラーゲン繊維を合成するはたきがあります。ビタミンCは身体の中で生成することができないので食べ物で摂取する必要がありますが、水溶性のため蓄えておけません。十分な栄養を身体の隅々に運ぶために、ビタミンCを毎日摂取するのをおすすめします。

③喉を保湿する

乾燥するとウイルスの働きが活発になるので喉の保湿が欠かせません。はちみつにはグルコン酸による殺菌効果と保湿効果があるので、喉を潤し乾燥を防ぐ効果があります。乾燥しがちな冬に愉しむ飲み物としてもおすすめです。

はちみつレモンの効果的な飲み方

ここからは、はちみつレモンを飲むときにより効能を高める飲み方を紹介します。少しのコツで効果が高まるので、参考にしてください。

①アイスよりホットで飲む

はちみつレモンを飲む場合アイスも美味しいですが、より効能を期待するならばホットで飲みましょう。ホットにすることで身体を温めるだけでなく、レモンの香りが立つのでリラックス効果を高めたり、蒸気で喉を潤すなどのメリットがあります。特に寝る前やリラックスしたい時は、ホットで飲むことをおすすめします。

竹本友里恵

管理栄養士

はちみつレモンは、そのままで食べても甘くて美味しいですが、様々な食材と組み合わせる事ができます。暑い時期は炭酸水(無糖)で割る事で、水分やミネラルの補給に役立ち、寒い時期は血行促進効果を促す生姜と合わせる事で、ホットレモネードとして冷え性改善する飲み物を作ることもできます。使用するレモンは外国産より国産の方が、香りがよく苦味が少ないことや、無農薬で栽培されているので皮まで安心して食べる事ができます。流通する時期が、12月から3月までと限られてしまうので、その他の時期は外国産のものを使用し、農薬が気になる方は皮を剥くなど心がけましょう。

②飲むタイミングは寝る前

眠る1時間程前に温かいはちみつレモンを飲むと体が温まるだけでなく、レモンのリモネンがα波の発生を促し、リラックスさせてくれます。また、はちみつのトリプトファンには鎮静作用があるのでストレスを軽減し、睡眠の質を向上させます。(※5、6)

(*はちみつレモンを食べる際の注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

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はちみつレモンのおすすめの作り方

美容にも健康にも良いはちみつレモンは、自宅で簡単に作ることができます。はちみつレモンのおすすめの作り方を紹介します。

材料

・レモン(国産の無農薬のものがおすすめ)2個
・はちみつ 150g

作り方・手順

はちみつレモンの作り方の手順とコツを紹介します。

①ガラス瓶と蓋を5分程煮沸消毒する
②レモンを洗い、しっかり水気をふき取って輪切りにして種を抜く
③しっかり乾燥させたガラス瓶にレモンを入れ、はちみつを入れる
④冷蔵庫に入れ、時々上下を逆さにして2~3日で完成


パッキン仕様の蓋のものは、熱湯ではなく80℃程度のお湯に2~3分漬けておくと変形を防ぎながら消毒することができます。レモンの皮の苦みが気になる場合は、レモンを水に30分程度漬けておくのをおすすめします。レモンの水分が出てくるので、全体がはちみつに漬かるように逆さにするのを忘れないでください。

はちみつレモンを使ったレシピ

美容と健康を保つために毎日飲みたい、はちみつレモンのレシピをいくつか紹介します。

①はちみつレモンドリンク

毎日手軽に飲めるのが、はちみつレモンドリンクです。はちみつレモン大さじ2~3杯を水や炭酸水200ccで割るだけで、おいしいはちみつレモンドリンクになり、お湯で割るとホットレモネードになります。

②生姜はちみつレモンのホットドリンク

すりおろし生姜とはちみつレモンにお湯を注いで、カップの中で混ぜ合わせれば生姜はちみつレモンのできあがりです。生姜の効果で身体を温めて冷え性解消に役立ちますし、お好みでシナモンを振るのも良いでしょう。

③紅茶+はちみつレモン

紅茶にはちみつレモンを入れると、はちみつのやさしい甘さのレモンティーができます。紅茶にも抗酸化作用やリラックス効果があるので、はちみつレモンを入れてレモンティーにすることで相乗効果が得られます。

④ヨーグルト+はちみつレモン

ヨーグルトと合わせると、すっきりした甘さを愉しむ事が出来ます。ヨーグルトには整腸作用や免疫力の強化などの様々な効果があり、はちみつレモンと一緒に食べることで効果を高められます。また、牛乳200ccを足して混ぜるとラッシー風ドリンクの完成です。

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はちみつレモンは注意して使おう

はちみつレモンを作る時はカビの発生を防ぐため、ガラス瓶の消毒や水気をしっかりふき取るなどしっかり注意をしてください。美容にも健康にも良く、様々な飲み物に合うはちみつレモンを手軽に美味しく楽しみましょう。

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