夜寝る前のコーヒーの飲み方・メリットは?カフェインが寝起きを良くする?
【管理栄養士監修】夜寝る前のコーヒーは体にいいと知っていますか?カフェインで安眠が妨げられないのでしょうか?今回は、夜寝る前にコーヒーを飲むことによる〈ダイエット・睡眠〉などへのメリット・効果や、飲み方のコツなども紹介します。飲み方の注意点や仮眠時の飲み方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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夜寝る前のコーヒーが良い?寝られなくならないの?
寝る前にコーヒーを飲みたくなることがあることがあるものの、コーヒーに含まれるカフェインも気になります。しかし、コーヒーを寝る前に飲むことで得られるメリットもあるようです。ここでは寝る前に飲むコーヒーのメリットや効果について詳しく説明していきます。コーヒーを寝る前に飲むのに躊躇しているなら、参考にしてみてください。
夜寝る前にコーヒーを飲むメリット・効果は?
コーヒーを寝る前に飲むとカフェインによって眠れなくなるという話はよく聞きます。しかし、寝る前にコーヒーを飲むことのメリットもあり、さまざまな効果をもたらすようです。まずは寝る前のコーヒーを飲むメリットについて見てみましょう。
①寝起き・目覚めを良くする
コーヒーにはポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が含まれていますが、このクロロゲン酸は寝付きを良くする効果があります。また、カフェインを摂取する事で血流が良くなるため、体内の熱が放出され安眠につながります。さらにカフェインの効果は8時間から10時間ほど持続するので、目覚めも良くなるでしょう。
②ダイエット効果がある
カフェインには血管を広げて代謝を向上させる効果もあり、ダイエット効果も期待でます。また、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を抑え、インスリンが過剰に分泌されるのも抑える働きもあるので痩せやすくなります。寝ている間にダイエットをしていることになるので、非常に効率的と言えるでしょう。(※1、2)
(*コーヒーのダイエット効果について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
③筋肉疲労が軽減される
カフェインは眠れなくなる効果があることが知られてはいますが、ドーパミンと呼ばれる神経伝達物質を活発化させる働きもあります。これは、やる気を出したり疲労を回復させる働きがあるものですが、寝る前にコーヒーを飲むことで交感神経が刺激され、寝ている間の疲労回復が期待できます。
④リラックス効果がある
コーヒーの香りにはピラジンが含まれていて、これがコーヒーの香りを嗅ぐことでリラックスできる理由の正体です。香りを嗅ぐことで脳内のα波が活性化しリラックス効果を生み出し熟睡しやすくなります。ストレスによって眠れない場合は試してみると良いでしょう。ちなみに、豆の種類はグアテマラやブルーマウンテンがα波が活性化しやすいようです。
(*コーヒーの健康効果について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
広瀬陽香
管理栄養士
コーヒーのカフェイン作用は個人により様々です。日中にたくさんコーヒーを飲んでいる人が意図的に就寝前にコーヒーを加えることでカフェインの過剰摂取になる場合もあります。WHOは健康な成人の場合、1日に飲むコーヒーの量として、マグカップ3杯分(400ml)を目安としています。そのため日中に飲みすぎていないか、就寝前にコーヒーを入れることで中途覚醒が増えていないか、夢を見ることが多くなっていないかチェックしてみましょう。