夜寝る前のコーヒーの飲み方・メリットは?カフェインが寝起きを良くする?
【管理栄養士監修】夜寝る前のコーヒーは体にいいと知っていますか?カフェインで安眠が妨げられないのでしょうか?今回は、夜寝る前にコーヒーを飲むことによる〈ダイエット・睡眠〉などへのメリット・効果や、飲み方のコツなども紹介します。飲み方の注意点や仮眠時の飲み方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
夜寝る前にのコーヒーはできるだけ効果的に取り入れたいものです。いくつか飲み方についてのポイントがあるので、飲み始める前に覚えておきましょう。寝る前のコーヒーの飲み方のポイントを紹介します。
①温めて飲む
寝る前にコーヒーを飲むときはアイスコーヒーではなくホットコーヒーで飲みましょう。アイスコーヒーでは体が冷えるためトイレが近くなり、細切れの睡眠となります。結果的に目覚めは悪く体はだるくなり、脱水状態で目が覚めることになるので寝る前のコーヒーは夏でもホットコーヒーがおすすめです。
②ゆっくり飲む
寝る前にコーヒーを飲むときはゆったりした気持ちで時間をかけて30分程度で飲みきりましょう。五感が研ぎ澄まされるので、いろいろな情報を脳に入れずにコーヒーを飲む時間だけにすると、よりリラックス効果が高まります。
③ミルクと割って飲む
普段コーヒーをブラックで飲む場合でも、寝る時にはミルクをたっぷりコーヒーに入れてカフェオレにして飲むのがおすすめです。ミルクにはトリプトファンと呼ばれる物質が含まれており、睡眠ホルモンの原料になってくれます。カルシウムも脳の興奮を抑える働きがあるので、メリットは多いと言えます。(※3)
(*寝る前に牛乳を飲むメリットについて詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
④寝る30分前に飲む
コーヒーに含まれるカフェインは、飲んでから30分後に効果を発揮すると言われています。そのため、ある程度時間を決めて飲むようにするとより効果的にコーヒーを飲むメリットが得られます。例えば23時に寝るなら22時半ごろに飲み始めるのが良いでしょう。その後は何もせずに布団に入って眠ってください。
⑤スマホやテレビは観ない
コーヒーを飲む間はスマホやテレビなどは全て消すようにしましょう。寝る前にコーヒーを飲む時間に限らず、スマホやテレビの光は睡眠ホルモンのメラトニンを抑制させる働きがあるため、コーヒーを飲んでリラックスしようとしても結局睡眠の質が下がったり眠れなくなる可能性があります。
スマホでの用事はコーヒーを飲む前に全て済ませておき、テレビは消すようにしましょう。どうしても音が欲しい場合はラジオなど画像の無いオーディオがおすすめです。(※4)
広瀬陽香
管理栄養士
なるべくカフェインの覚醒作用の影響を受けないようにしたい場合は寝る30分前までに飲むことです。
夜寝る前のコーヒーの飲み方の注意点は?
夜寝る前にコーヒーを飲む場合、注意点はないでしょうか。間違った飲み方をした場合、逆効果や体に悪影響となる可能性があるので気を付けましょう。注意点をいくつか紹介するので、前述のポイントと併せて覚えてから行ってください。
①コーヒーを飲み過ぎない
どれだけコーヒーにリラックス効果があると言っても、飲み過ぎれば利尿作用が高まり睡眠に影響を及ぼします。また、胃も荒れる原因となるため、寝る前のコーヒーは一杯に留めましょう。量は100mlが適量です。