牡蠣の加熱時間は何分必要?ノロウイルス・食中毒を防ぐには?電子レンジ・フライパンなど方法別に解説!

牡蠣の加熱時間はどれくらいがいいのでしょうか?今回は、〈電子レンジ・フライパン・オーブン〉別に、牡蠣を安全に食べるための加熱時間・加熱方法や、牡蠣にあたった場合の対処法を紹介します。加熱用の牡蠣を使った調理方法・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 牡蠣はなぜあたるの?加熱時間はどれくらい必要?
  2. 牡蠣であたりやすいのは生食で食べる機会が多いため
  3. ノロウイルスが失活する加熱条件
  4. 加熱用の牡蠣の加熱時間の目安
  5. 生牡蠣(殻付き)の加熱方法・時間は?
  6. ①電子レンジで加熱する場合
  7. ②オーブンで加熱する場合
  8. ③フライパン・鍋で加熱する場合
  9. 調理する際の注意点
  10. 牡蠣であたらないための注意点・ポイントは?
  11. ①加熱用は絶対に生食しない
  12. ②下処理を必ずする
  13. ③殺菌効果のある薬味を取り入れる
  14. ④鮮度の良い牡蠣をえらぶ
  15. ⑤劣化した牡蠣は食べない
  16. 牡蠣にあたったらどうなる?対処方法は?
  17. 牡蠣にあたった場合の症状
  18. 牡蠣にあたった場合の対処方法
  19. 牡蠣(加熱用)の調理方法・レシピは?
  20. ①みそ牡蠣鍋
  21. ②牡蠣のアヒージョ
  22. ③牡蠣のグラタン
  23. 牡蠣の加熱時間や加熱方法に気をつけよう

牡蠣はなぜあたるの?加熱時間はどれくらい必要?

食味が良く栄養も豊富なため世界中で広く食べられている牡蠣ですが、毎年食中毒の報告が後を絶ちません。この記事では、なぜ牡蠣による食中毒が起こるのか、どう対策したら防げるかを紹介します。

牡蠣であたりやすいのは生食で食べる機会が多いため

近年まで魚介類の生食を避ける傾向にあったヨーロッパやアメリカでも、牡蠣は大昔から生食されており、非常にポピュラーな調理法です。しかし、牡蠣はノロウイルスをはじめ様々な菌を保有しており、以下に挙げる主な食中毒の要因となっています。

・ノロウイルスによる感染症
・その他の雑菌(大腸菌や腸炎ビブリオ)によるもの
・貝毒が原因の中毒症状
・アレルギー反応


牡蠣はエサのプランクトンを食べるため、海水を取り込みます。プランクトンが毒を持っていたり海水にノロウイルスや大腸菌などの菌が含まれていると、そのまま取り込んでしまうため、生食による食中毒のリスクが高いのです。

ノロウイルスが失活する加熱条件

牡蠣による食中毒で最も多いのがノロウイルスによる感染症ですが、このノロウイルスを失活させる方法は主に以下の2通りです。

・次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
・加熱して失活させる


食品の殺菌方法としては次亜塩素酸ナトリウムは使えないため、加熱によってウイルスを失活させます。厚生労働省は、ノロウイルスに汚染された可能性がある食品は中心部の温度が85℃~90℃に達した状態で、最低でも90秒以上の加熱時間が必要だと報告しています。

加熱用の牡蠣の加熱時間の目安

牡蠣の加熱時間についてですが、ノロウイルスの失活条件である「中心温度が85~90度の状態で90秒以上加熱すること」を踏まえた上で、以下の条件を目安に加熱してください。

・焼き…裏表5分ずつ、計10分間
・茹で…沸騰した状態で投入して3~5分間
・蒸し…蒸気が上がった状態で蒸し初めて9分間
・電子レンジ…ラップをして500Wで2分半~3分間
・オーブン…200℃に余熱してから5~10分間


加熱用の牡蠣の中でも、冷凍牡蠣が年中販売されていますが、ある程度解凍して半冷凍の状態で扱うのがオススメです。30~40秒ほど流水解凍してからキッチンペーパーでふき取り、容器に入れて牡蠣が浸るほどの酒を注いで30分ほど置いてください。浸した酒には牡蠣の旨味が含まれるので、余すことなく料理に使うことができます。

また、個体によって大きさが違うため加熱ムラが生じる場合もあります。生焼けが心配な場合は、上記の加熱時間から少しずつプラスして調節してください。

生牡蠣(殻付き)の加熱方法・時間は?

殻付きで売られていることも多い牡蠣ですが、ここでは殻付きの状態で安全に美味しくいただくにはどのくらいの加熱時間が必要なのか紹介します。

①電子レンジで加熱する場合

電子レンジで加熱する際には、500Wで1個あたり3分間加熱してください。一度に複数個を調理する場合、加熱時間を「個数×3分間」で計算して調理するようにします。

②オーブンで加熱する場合

オーブンで調理するときは先に予熱しておいてください。200℃に予熱してからオーブンに入れ、10~15分間加熱しましょう。

③フライパン・鍋で加熱する場合

先に調理器具を熱してから投入し、フタをして弱火から中火の状態で5~8分間加熱してください。その際、テフロン加工がされているものは殻が鍋肌に傷をつけてしまうため、アルミホイルを敷いてから調理しましょう。

調理する際の注意点

殻付き牡蠣を調理する時の注意点ですが、牡蠣同士が重なった状態で加熱すると焼きムラができてしまいます。生焼けによる食中毒を防ぐためにも、一度に大量には調理しないようにしましょう。また、殻が平らな方を上にして加熱することで、旨味の詰まった牡蠣の汁が流れ出ずに余すことなく食べられます。

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