ほうじ茶の効能は?便秘・風邪に効果あり?飲み過ぎのデメリットも紹介!
【管理栄養士監修】ほうじ茶の効果・効能を知っていますか?今回は、ほうじ茶の健康・美容への効果効能や、飲み過ぎによる副作用・デメリットを紹介します。ほうじ茶の魅力は香りの良さでもあります。ほうじ茶の淹れ方や飲み方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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ほうじ茶の効果・効能は?
ためしてガッテンでも紹介されたほうじ茶ですが、どのような効果・効能があるのでしょうか。具体的な効果を一つずつ見ていきます。
①便秘解消
ほうじ茶には、レモンの3倍から5倍ものビタミンCが含まれています。ビタミンCには腸の働きを高め、腸内の老廃物を柔らかくして排出を促す効能があるため、便秘解消による健康効果が期待できます。便秘の時は温かいものを飲んだ方が腸が動きやすくなります。ビタミンCは熱に強いため、便秘解消効果を期待する場合には温かいほうじ茶を飲むとより良いでしょう。
②ダイエット効果
ほうじ茶には、ダイエット効果のあるカテキンが含まれています。カテキンには血糖値の上昇を和らげて脂肪の蓄積を防ぎ燃焼させる効能があり、ダイエットだけでなく健康のためにも摂取したい栄養素です。ただし、短期間で劇的な効果が期待できるわけではなく、毎日コツコツと継続的に飲むことでダイエット効果が現れてきます。(※1)
石川桃子
管理栄養士
食事前に水分をたくさん摂ってしまうと胃の消化液である胃液を薄めてしまい、消化する力を弱めてしまうため飲むタイミング、量を1日の中で分散させると良いでしょう。
③リラックス効果
ほうじ茶にはリラックス効果のあるテアニンやピラジンが含まれます。テアニンは脳波に作用してリラックス効果をもたらし、ピラジンには心を落ち着かせる効能があります。1日の中でリラックスする時間を持ち、ストレスを緩和させることは健康のためにも非常に重要です。
ほうじ茶には興奮作用をもつカフェインも含みますが、その量はコーヒーの8分の1程度です。つまりほうじ茶は、興奮作用が少なくリラックス作用が大きいお茶と言うことですね。(※2、3)
④美肌効果
ほうじ茶に含まれるビタミンCには、美肌効果もあります。具体的には、メラニン色素の沈着を防いでシミやソバカスを予防したり、コラーゲンの生成を助けることで肌を健康に保ち、ハリや潤いを与えます。
ビタミンCは水溶性で体に蓄積せず排出されるので、1日の中で満遍なく摂取することが理想的なので、そうした意味でも、ほうじ茶は非常に便利な美容ドリンクです。(※4)
⑤冷え性の改善
ほうじ茶に含まれるピラジンには血流を良くする効能があり、冷え性の改善に効果的です。冷えは万病のもとと言われ、健康維持のためにも体を温めることは大切です。お茶には血管を収縮させ体を冷やすカフェインやタンニンが含まれていますが、ほうじ茶の場合これらの含有量は多くありません。
そのため、体を冷やすカフェイン・タンニンの効能よりも体を温めるピラジンの効能の方が勝り、冷え性改善をサポートしてくれます。
⑥高血圧を予防
ほうじ茶に含まれるカテキンやビタミンEには、高血圧を予防する効能があります。高血圧は脳出血や脳梗塞、心筋梗塞や動脈硬化などの病気を引き起こす可能性があり、健康問題が増えてくる中高年とって高血圧の予防は非常に重要です。また、早いうちから健康意識を高めることが病気予防に繋がる若い人にとっても、ほうじ茶は効果的な飲み物です。(※5)
⑦風邪の予防
ほうじ茶に含まれるポリフェノールには免疫力を高め、疲労を回復させる効能があるため、健康維持や風邪の予防に効果的です。また、ほうじ茶には殺菌作用があるカテキンも含まれているので、ほうじ茶でのうがいも風邪予防に更に効果を発揮します。うがいのために口に含んだほうじ茶は飲み込んでも大丈夫です。