ほうじ茶の効能は?便秘・風邪に効果あり?飲み過ぎのデメリットも紹介!
【管理栄養士監修】ほうじ茶の効果・効能を知っていますか?今回は、ほうじ茶の健康・美容への効果効能や、飲み過ぎによる副作用・デメリットを紹介します。ほうじ茶の魅力は香りの良さでもあります。ほうじ茶の淹れ方や飲み方のおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
美容にも健康にも効果的なほうじ茶ですが、飲み過ぎることによる副作用やデメリットはあるのでしょうか。
カフェインの過剰摂取による腹痛・下痢などの症状
ほうじ茶に含まれるカフェインの量は少ないですが、1日に200mlのコップ10杯以上のほうじ茶を飲むとカフェインの過剰摂取となります。カフェインを過剰に摂取すると腹痛や下痢といった症状を引き起こす可能性があります。
石川桃子
管理栄養士
上記のように飲みすぎによる症状は脱水も同時に引き起こす可能性があります。そのため、水分補給を全てほうじ茶で行うのではなく、なるべく水分は水で摂るようにしましょう。
(*ほうじ茶は体に悪いかについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
妊婦は適量であれば問題ない
カフェインの過剰摂取はお腹の赤ちゃんに負担をかけると言われ、カフェインを摂りすぎた母体から生まれる赤ちゃんは低体重である可能性が高いそうです。このことから、特に妊婦さんはカフェインの摂取量に注意が必要です。ただし、1日あたり300mgまでのカフェインであれば摂取しても問題ないとされています。
これはほうじ茶でいうと200mlのコップ7杯程度です。妊娠中にほうじ茶を飲みたい場合には、適量を意識してください。(※6)
ほうじ茶の飲み方のおすすめ
ほうじ茶はどのタイミングで飲むとより効果的なのでしょうか。
飲むタイミングは朝がおすすめ
ほうじ茶を飲むタイミングは、朝に温めて飲むことがおすすめです。ほうじ茶にはテアニンによる血流促進効果があるので、寝起きの体を目覚めさせてくれます。また、消臭効果のあるクロロフィル、殺菌効果のあるカテキンも含まれているため、出勤前の口臭ケアにも適しています。
ほうじ茶の美味しい淹れ方
ほうじ茶はお湯だしでも水出しでも飲めますが、より美味しく飲むためには淹れ方が重要です。お湯だし・水出しでの美味しい淹れ方を紹介します。
お湯だし
ほうじ茶を飲んでホッとしたい場合にはお湯だしがおすすめです。次のような手順で淹れるとより美味しくなります。
1、急須に茶葉4gを入れる
2、95度程度のお湯200mlを注ぐ
3、30秒ほど待ってから湯飲みに注ぐ
ほうじ茶は熱いお湯で淹れても苦みや渋みはあまり出ず香りがよくなるため、95度程度のお湯で淹れることがおすすめです。お湯を入れたあとは30秒程度待つと良いですが、お好みの濃さに合わせて時間を調節してください。
水出し
ほうじ茶のすっきりした味わいを楽しみたい場合は、水出しがおすすめです。水出しの手順は次のようになります。
1、ガラスポットに茶葉6gを入れる
2、そこに沸騰したお湯100mlを入れて軽く混ぜる
3、1分程度蒸らす
4、水の量が1Lになるよう勢いよく水を注ぐ
5、お好みの濃さになるまで冷やし、濾して飲む
水出しの場合は少量のお湯で蒸らす一手間を加えることで茶葉が開き、香りが良くなります。水を注ぐ時は茶葉が舞うように勢いよく注ぐことがポイントです。水は軟水が最も適していて、ミネラルウォーターに多い硬水を使うと味が淡白になります。水道水は塩素がほうじ茶の味に影響する可能性があるため、一度沸騰させて冷やしたものを使うと美味しくなります。