牡蠣の加熱時間は何分必要?ノロウイルス・食中毒を防ぐには?電子レンジ・フライパンなど方法別に解説!
牡蠣の加熱時間はどれくらいがいいのでしょうか?今回は、〈電子レンジ・フライパン・オーブン〉別に、牡蠣を安全に食べるための加熱時間・加熱方法や、牡蠣にあたった場合の対処法を紹介します。加熱用の牡蠣を使った調理方法・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- 牡蠣はなぜあたるの?加熱時間はどれくらい必要?
- 牡蠣であたりやすいのは生食で食べる機会が多いため
- ノロウイルスが失活する加熱条件
- 加熱用の牡蠣の加熱時間の目安
- 生牡蠣(殻付き)の加熱方法・時間は?
- ①電子レンジで加熱する場合
- ②オーブンで加熱する場合
- ③フライパン・鍋で加熱する場合
- 調理する際の注意点
- 牡蠣であたらないための注意点・ポイントは?
- ①加熱用は絶対に生食しない
- ②下処理を必ずする
- ③殺菌効果のある薬味を取り入れる
- ④鮮度の良い牡蠣をえらぶ
- ⑤劣化した牡蠣は食べない
- 牡蠣にあたったらどうなる?対処方法は?
- 牡蠣にあたった場合の症状
- 牡蠣にあたった場合の対処方法
- 牡蠣(加熱用)の調理方法・レシピは?
- ①みそ牡蠣鍋
- ②牡蠣のアヒージョ
- ③牡蠣のグラタン
- 牡蠣の加熱時間や加熱方法に気をつけよう
牡蠣にあたったらどうなる?対処方法は?
牡蠣にあたる原因はこれまで紹介した通りですが、実際にあたるとどんな症状が出るのかをこちらで挙げていきます。
牡蠣にあたった場合の症状
牡蠣による食中毒の主な原因である、ノロウイルス感染症の症状は以下の通りです。
・激しい吐き気、腹痛
・嘔吐・下痢
・発熱と、それに伴う悪寒
これらが感染後12~48時間のうちに突然起こり、2日ほどで症状が治まります。しかし、免疫が落ちている場合は長引きやすいため、特に子供やお年寄りには注意が必要です。大腸菌や腸炎ビブリオなどの細菌性食中毒や、貝毒にあたった場合は菌や毒の種類によって症状が異なります。
また、牡蠣はアレルギー反応を引き起こす食物の1つです。原因物質の「トロポミオシン」はカニやエビにも含まれているため、甲殻類アレルギーを持つ方には発症する可能性があります。(※2)
牡蠣にあたった場合の対処方法
ノロウイルス感染症に直接効果のある薬はなく、症状を抑えるための対症療法がメインになります。嘔吐や下痢による脱水症状の予防に、水分補給をこまめにしてください。吐き気止めや整腸薬を服用する場合もありますが、抗生物質や下痢止めは症状が長引く可能性があり注意が必要です。
水分補給には、水分が吸収されやすいスポーツドリンクや経口補水液がオススメです。体温と同じ36℃程度に温めて飲むと、より効果的でしょう。自力で水分が取れない場合は、病院で点滴をしてもらってください。
その他の食中毒の場合、原因によって症状や潜伏期間が異なります。中には死亡するケースもあるため、食後すぐ反応が出たり、明らかに異変がある場合にはすぐに医師に診断を仰いでくさだい。
牡蠣(加熱用)の調理方法・レシピは?
これまで牡蠣があたる原因や加熱時間の目安を述べましたが、次は牡蠣のおいしいレシピを紹介します。
①みそ牡蠣鍋
こちらは牡蠣と相性の良い味噌を使った鍋です。牡蠣の旨味が具材に染みて非常においしく、ネギやショウガを使っているので体も温まります。
②牡蠣のアヒージョ
大人気のアヒージョは食べ終わった後のオイルにも牡蠣の旨味が詰まっているので、バゲットに浸したりパスタに使うことができて一石二鳥のレシピです。