上白糖(白砂糖)は体に悪いと言われる理由7選!他の砂糖と比較しつつ紹介!

上白糖(白砂糖)は体に悪い・よくないと言われるのを知っていますか?今回は、上白糖は体に悪いと言われる理由7つや<きび砂糖・三温糖・黒糖>などと栄養を比較しつつ紹介します。体に良い砂糖や上白糖を使う利点も紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 上白糖(白砂糖)が体に悪いって本当?嘘?
  2. 上白糖が体に悪いと言われる科学的根拠ある?
  3. ①カロリー以外の成分がほとんどない
  4. ②カルシウムが不足してしまう
  5. ③体が冷えてしまう
  6. ④血糖値が急に上がってしまう
  7. ⑤胃腸の働きが悪くなる
  8. ⑥太りやすく・疲れやすくなる
  9. ⑦精神が不安定になる
  10. 上白糖を使う利点・メリットは?
  11. 上白糖と他の砂糖の栄養を比較!体に良い砂糖ある?
  12. ①きび砂糖
  13. ②三温糖
  14. ③黒糖
  15. ④てんさい糖
  16. 上白糖は使い方に気をつけよう!

上白糖(白砂糖)が体に悪いって本当?嘘?

白砂糖として知られている上白糖は、料理やお菓子などに甘みを付けるための食生活に欠かせない調味料の一つです。しかし、よく使う白砂糖が体に悪いという情報を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。今回は、上白糖が体に悪いと言われるいくつかの理由や、上白糖のメリットや他の砂糖との違いについて解説します。

上白糖が体に悪いと言われる科学的根拠ある?

上白糖などの白砂糖は転化糖が含まれるため、体に悪い影響があると言われていますが、科学的な根拠はあるのでしょうか。ここでは、上白糖が体に悪いと言われる7個の理由を紹介します。

①カロリー以外の成分がほとんどない

上白糖のような白砂糖と黒砂糖の原材料は甜菜やサトウキビですが、上白糖は精製を繰り返しているのが特徴です。上白糖は精製の過程でカルシウムやビタミン、ミネラルが抜けてしまい最後に転化糖と言われるブドウ糖と果糖が混ざったものを加えることで、甘みが強くなる効果があります。

したがって上白糖にはカロリー以外の栄養がなく、原材料のサトウキビに含まれるミネラルの効果もないので、体に悪いと言われるようになったと考えられます。

②カルシウムが不足してしまう

転化糖が含まれる上白糖は酸性の食べ物で、弱アルカリ性に保たれている人間の体を酸性に傾ける効果があります。それを元に戻すには、体内のカルシウムを中心としたミネラルを多く消費し、足りなければ骨や歯を溶かして使うため上白糖を摂りすぎると体に悪いと言われています。

また、コンビニや自販機で手に入り手軽に水分補給ができる清涼飲料水には、砂糖以外の栄養がほとんど含まれていません。更には、カルシウムの吸収を阻害する効果があるリン酸を多く含むので、飲みすぎには注意が必要です。(※1、2)

③体が冷えてしまう

上白糖には食べると体を冷やす効果があり、その原因はカロリーとなる炭水化物以外の栄養素を含まず、体内でエネルギーに変えるためにカルシウムやビタミンB1を消費するためです。ビタミンB1は、体内で血液中の赤血球を作る働きがあるため、不足することで血流障害や血液がドロドロになりやすくなってしまいます。

血流が悪くなると体内の熱がうまく回らず、結果的に体を冷やす原因になります。また、古代中国の陰陽説によると食べ物を含む全てのものは陰と陽の調和によって成り立っており、中庸というバランスの取れた状態が健康に最適です。

しかし、上白糖やグラニュー糖などの白砂糖は陰の性質が強い食品の一つであり、摂りすぎると陰陽のバランスが崩れて体を冷やす効果が強まるので注意が必要です。体が冷えることで血流が悪くなり、免疫が低下するため白砂糖は体に悪いと言われています。(※3、4)

④血糖値が急に上がってしまう

精製されて転化糖を加えてある上白糖は、カルシウムなどのミネラルを含む黒砂糖に比べてカルシウムなどの栄養が少ないのが特徴です。そして転化糖は吸収がとても早いので、血糖値が急激に上げる効果があり注意が必要です。血糖値が急に上がると、インスリンというホルモンが通常より多く出て血糖値を下げようとするため、体に負担がかかります。

食事のたびに血糖値が急激に上がるような食品を摂っていると、インスリンの枯渇により糖尿病を発症しやすくなったり、血管が傷んで動脈硬化症になる場合があります。これらの原因の大本は白砂糖を摂りすぎることなので、体に悪いと言われるわけです。(※5、6)

⑤胃腸の働きが悪くなる

原材料が植物でも、上白糖のような転化糖が多く栄養のない白砂糖が体内に入ると、胃腸の働きが一時的に止まる糖反射が起こることが研究で明らかになっています。胃の中に咀嚼した食べ物が送り込まれると、胃酸を分泌して溶かしながらぜんどう運動によって食べ物を腸へ送り、栄養素を吸収します。

しかし糖反射が起こると約15秒に1回のぜんどう運動が、15分~1時間止まってしまうため、胃酸過多などの原因となり胃腸に負担がかかることが体に悪いと言われる理由です。

⑥太りやすく・疲れやすくなる

精製され転化糖が含まれた上白糖はブドウ糖の形で吸収され、ビタミンB群の助けを借りて体内でエネルギーになりますが、摂りすぎるとビタミンB群が不足することになります。その結果、上白糖が多く含まれるものを食べても体内でエネルギーにならず体は疲れていくのです。

また、エネルギーにならなかったブドウ糖は脂肪に変わって体内に貯蓄される効果があるので、太りやすくなります。更に上白糖を摂りすぎるとビタミンB欠乏症となり、めまいや貧血、心疾患やうつになるリスクも出てくるという理由で体に悪いとされています。(※7)

⑦精神が不安定になる

上白糖は、原材料であるサトウキビなどから抽出した糖分を精製して作られるため、他の砂糖に比べて非常に消化吸収が早く血糖値を急上昇させやすいのが特徴です。血糖値が急激に上がることで下げようとするホルモンが大量に放出され、一時的な低血糖が起こると脳の活動が鈍ったり集中力がなくなったりします。

そして低血糖が繰り返されることでイライラやうつのような状態になり、精神的に不安定な期間が続くと、うつ病やパニック障害になる危険性があります。また、白砂糖には脳の中の幸せホルモンと呼ばれるドーパミンを分泌させる働きが有名です。多すぎるドーパミンは感情の起伏を激しくさせ、更に甘いものへの欲求が強まる中毒状態を引き起こします。

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