カマンベールチーズは妊娠中・妊婦はNG？食べてしまったら？加熱済み・国産はOK？

カマンベールチーズは表面が白カビに覆われていて、中身はやわらかいナチュラルチーズのひとつです。子供から大人まで人気があり、加熱してもそのままでも美味しく食べられます。ここでは、カマンベールチーズは妊娠中に食べても良いのかを詳しく紹介します。

外国産のカマンベールチーズを、妊娠中に加熱せずに食べるのはNGです。妊娠中は食中毒にかかりやすいため、加熱せずそのまま食べると、チーズに付着していたリステリア菌による食中毒を起こすことがあります。その結果胎児の発育に影響が出たり、流産や早産になったりする恐れがあり、大変危険です。

コストコなどでは外国産のカマンベールチーズが多く販売されていますが、外国産のチーズに規制されている法律が日本とは異なるため、未殺菌乳が使用されていることもあります。妊娠中には、このような加熱殺菌の処理をしていないチーズは避けましょう。

(＊妊娠中のナチュラルチーズについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)

妊婦がプロセスチーズを食べる際には、どのような点に気を付けるべきなのでしょうか。ここでは、妊婦がカマンベールチーズを食べる場合のおおよその摂取量の目安や、注意点について紹介します。

カマンベールチーズを妊娠中に食べる量は、1日約35gまでにしましょう。カマンベールチーズなどのチーズはタンパク質やカルシウムを補うのにおすすめですが、塩分や脂質も多く含まれています。食べ過ぎると塩分や脂質の摂り過ぎとなり、妊娠高血圧症候群などを発症する恐れがあるため注意してください。

またナチュラルチーズに潜んでいる恐れのあるリステリア菌は、加熱することで死滅するため、ピザやグラタンなどの料理でチーズに火を通すのがおすすめです。

さらに、妊娠中にチーズを食べるときは、なるべくプロセスチーズを選ぶようにするのが良いでしょう。カマンベールチーズなどのプロセスチーズ以外のチーズを購入するときは、パッケージに記載されている食品表示や注意喚起を確認するようにしてください。

妊娠中の外食などで、カマンベールチーズを食べることもあるでしょう。その際、リステリア菌の食中毒感染などが気になることも少なくありません。ここでは、カマンベールチーズを妊娠中に食べ過ぎた場合の対処方法について、詳しく紹介します。