豆乳ヨーグルトの危険性がある作り方は?市販は大丈夫?効果・効能も紹介!
【管理栄養士監修】豆乳ヨーグルトには危険性がある場合があると知っていますか?どうしてでしょうか?今回は、<玄米・アボカドの種>などで作る自家製ヨーグルトの危険性や市販品に害があるのかに加え、効果・効能やメリットも紹介します。混ぜるだけの豆乳ヨーグルトの作り方も紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
ここまで豆乳ヨーグルトの危険性について説明しましたが、安全なものであれば美容や健康の効果を得られるので、食べる習慣をつけることはおすすめです。ここでは豆乳ヨーグルトを食べるメリットを、得られる効果や効能とともに説明します。
①美肌効果がある
豆乳ヨーグルトには以下の栄養成分が含まれており、美肌効果が高いとされています。
・乳酸菌
・サポニン
乳酸菌は善玉菌として知られ、腸内環境を整える働きをサポートしてくれます。さらに乳酸菌の働きにより腸内環境が整うことで、便通が改善され便秘解消することも多いです。腸内環境の乱れは肌のトラブルにもつながるので、腸を整えることで美肌効果を期待できるでしょう。
ほかにも、サポニンが持つ血流改善効果により、体の隅々の細胞まで栄養素を届けることで美肌効果が高まります。血流の改善は肌だけでなく、髪や爪など美容全般に効果があるのです。(※4)
②むくみを防げる
豆乳ヨーグルトにはむくみ予防の効果もあり、以下の栄養成分がその役割を担っています。
・カリウム
・タンパク質
カリウムは体内で余分なナトリウムと結合し、体外に排出させる働きを担っています。余分なナトリウムは水分と結合してむくみの原因になるため、豆乳ヨーグルトを飲んでカリウムを摂取すると、むくみ予防に効果的です。
また、むくみが起こる原因の1つにタンパク質不足がありますが、豆乳ヨーグルトには植物性タンパク質が豊富に含まれている点でもむくみ予防に役立ちます。むくみが続くと血流が悪くなってしまい、美容やダイエットの妨げにもなるので、むくみは豆乳ヨーグルトなどを活用して早めに解消することが大切です。(※5、6、7)
③女性の美しさを増幅する
豆乳ヨーグルトには以下の栄養成分が含まれているため、女性の美しさを増幅するといわれています。
・イソフラボン
イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲン同様の働きを担うことで知られています。エストロゲンは加齢とともに減少しますが、そこでイソフラボンを摂取してそれを補うことでことで、ホルモンバランスが整ったり生理周期が整ったりといった効果が期待できます。
ホルモンバランスの乱れは肌や髪の健康も損なう原因になりますが、イソフラボンを摂取することでバランスが整い、美容とアンチエイジング効果にもつながるでしょう。(※8、9)
④消化しやすい
豆乳ヨーグルトは通常のヨーグルトより、消化しやすいことでも知られています。これは牛乳に含まれている乳糖が、豆乳ヨーグルトには含まれていないからです。日本人は乳製品を摂取するようになってから歴史が浅く、体質的に腸内で乳糖を分解できない人が少なくありません。そのため摂取した乳製品が腸で消化しきれず、腹痛を起こすことがあるのです。
乳糖を含まない豆乳ヨーグルトであれば、そのような心配は不要です。牛乳やヨーグルトでお腹の調子が悪くなってしまう場合には、豆乳ヨーグルトを試してみましょう。(※10)
⑤癌の予防になるとされている
イソフラボンは美容効果が注目されがちですが、近年の研究により、豆乳ヨーグルトに含まれているイソフラボンが癌の予防にも効果があるといわれています。これは欧米に移住したアジア人の多くが大豆を摂取しており、癌患者率が低いことから始められた研究です。特に乳癌や前立腺癌の予防に効果があるとされ、現在も研究が進められています。
さらに乳酸菌の働きにより腸内環境が改善されることも、乳癌や大腸癌を予防することにつながるといわれています。腸内環境が整うと免疫力も高まることも、癌予防に一役買っているのかもしれません。
豆乳ヨーグルトの作り方【混ぜるだけ】
豆乳ヨーグルトを腐敗させることなく手作りするためには、正しい手順で作ることが何よりも大切です。ここではヨーグルトメーカーあり・なしの場合それぞれでの豆乳ヨーグルトの作り方を紹介します。
ヨーグルトメーカーなしの作り方
ヨーグルトメーカーなしで豆乳ヨーグルトを作る際の材料と手順は、以下の通りです。
【材料】
・豆乳/1L
・ヨーグルト/100ml
【作り方】
①市販されている豆乳パックから、100mlをグラスに移す
②ヨーグルト100mlを豆乳パックの中に入れる
③口を押えて、豆乳とヨーグルトが混ざるように振る
④③を常温に置いて発酵させる
豆乳ヨーグルトを発酵させる時間は季節によって異なり、春と秋は1日程度、夏は6~9時間程度、冬は2日が目安です。
目安の時間を過ぎても豆乳とヨーグルトが固まらない場合は乳酸菌の繁殖がうまくいかなかったなどの理由で失敗している可能性が高いです。雑菌が繁殖している可能性があるので、腐敗する前に処分しましょう。なお、使用する豆乳は無調整豆乳がおすすめです。
ヨーグルトメーカーを使う作り方
ヨーグルトメーカーを使う場合も材料は同じですが、手順に違いがあります。
【材料】
・豆乳/1L
・ヨーグルト/100ml
【作り方】
①市販されている豆乳パックから、100mlをグラスに移す
②ヨーグルト100mlを豆乳パックの中に入れる
③口を押えて、豆乳とヨーグルトが混ざるように振る
④③をヨーグルトメーカーに入れて発酵させる
メーカーによってヨーグルトメーカーの付属品が異なり、中には豆乳とヨーグルトを混ぜる容器が付いているものもあります。またヨーグルトメーカーを使うと時間や温度の設定ができるので、手早く簡単に豆乳ヨーグルトが作れるのでおすすめです。なお、ヨーグルトメーカーを使う場合も、無調整豆乳のほうが成功しやすいと言われています。