タッカンマリとサムゲタンの違いは?どっちが美味しいかなど特徴別に比較!
タッカンマリとサムゲタンの違いを知っていますか?今回は、タッカンマリとサムゲタンの特徴別の違いや、〈水炊き・ソルロンタン〉との違いを紹介します。タッカンマリやサムゲタンの違いがわかるレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
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タッカンマリとサムゲタンの違いは?
韓国料理のタッカンマリとサムゲタンには、どんな違いがあるのでしょうか。ここではタッカンマリとサムゲタンについて、主な違いを紹介するので参考にしてください。
タッカンマリとサムゲタンの主な違いは作り方
タッカンマリとサムゲタンは両方とも韓国の鍋料理ですが、料理の作り方に主な違いがあります。下ごしらえした鶏をそのまま鍋に入れて煮込むタッカンマリに対して、サムゲタンは鶏の中にもち米や高麗人参などの食材を詰めてから、鍋に入れて煮込みます。
タッカンマリとサムゲタンの違いを特徴別に比較!どっちが美味しい?
タッカンマリとサムゲタンはどんな特徴がある料理なのか、どちらが美味しいのかも気になります。ここからはタッカンマリとサムゲタンの違いについて、それぞれの特徴を比較しながら紹介します。
①名前の意味・由来
【タッカンマリ】
・鶏を丸ごと一匹食べる
・鶏一羽
【サムゲタン】
・高麗人参と鶏肉を煮込んだスープ
・入れる具材を意味する文字を合わせて参鶏湯(サムゲタン)
タッカンマリとは鶏一羽を指す韓国語で、料理名が鶏を丸ごと一匹食べるという意味になっています。サムゲタン(参鶏湯)は具材を意味する文字を合わせたものが料理名になっており、高麗人参の参・鶏肉の鶏、スープの意味の湯の文字で表されています。
②具材・作り方
【タッカンマリ】
1.鶏肉を下ごしらえする
2.鍋に鶏肉、にんにく、しょうがと調味料を入れて煮込む
3.付けダレを作る
4.2にじゃがいもを加えてさらに煮込む
【サムゲタン】
1.もち米を洗う
2.鶏肉の下ごしらえをする
3.2にもち米や高麗人参などの具材を詰める
4.鍋に水と3を入れて煮込む
5.塩で味を調える
タッカンマリの煮込み始めの火加減は強火にして、沸騰したら火を弱めてじっくり煮込みます。じゃがいもは、鶏肉が煮えてから加えるのがポイントです。タッカンマリを食べる際には鶏肉をハサミで切り分けて、タレを付けて楽しみます。
サムゲタンに入れるもち米は洗って水に浸けておき、鶏肉はおなかの中まで綺麗に洗って水気を拭き取っておきましょう。サムゲタンの場合も最初は強火にかけて、途中から弱火でしっかりと煮込みます。骨付きの鶏肉を短時間で柔らかく仕上げるには、圧力鍋の活用がおすすめです。
③味わい
【タッカンマリ】
・薄味
・シンプルな味
・あっさり優しい味
・あまり辛くない
・ニンニクが効いている
【サムゲタン】
・味がしっかり付いている
・深みのある味
・漢方特有の甘みや苦味
タッカンマリは薄味に仕上がるので、タレや薬味と一緒に食べます。醤油やコチュジャン、ニンニク、お酢などが入ったタデギというタレが一般的で、優しい味わいの鶏出汁と辛味のあるタデギは相性抜群です。
サムゲタンも味付けはシンプルであるものの、具材から染み出た旨味でコク深いしっかりした味わいです。鶏肉がやや薄味のため塩をつけることもありますが、基本的には何もつけずにそのまま食べられます。漢方の風味がする特徴を持つサムゲタンは、人によって味の好みが分かれるようです。
ごはん
@yumeyume0112
昨日の晩ごはん 東大門のハルメ元祖タッカンマリでタッカンマリを頂きました。 タデギと言うヤンニョムを野菜と混ぜて食べるんですが これが中々辛い。〆にククス(細いうどん)を入れて食べます。 スープは絶品。もう動きたく無いくらい満腹でした。
チェッコリ
@chekccori
久しぶりに友人たちと一緒の夕餉。神田駅近くの#参鶏湯たんアサリと岩塩のチャプチェも斬新だけど優しいお味で、写真のセンス無さすぎてちっとも美味しそう😭に見えないけど、めちゃ美味しかった参鶏湯ほろほろ❗️に煮込まれたお肉と溶かしたスープの味が最高でした。(さ)
④健康効果
【タッカンマリ】
・滋養強壮
・疲労回復
・美肌
・アンチエイジング
【サムゲタン】
・疲労回復
・生活習慣病
・血行促進
・夏バテ防止
・ホルモンバランスを整える
内臓を取り除いた若鶏にもち米や高麗人参、ナツメなどを詰めて煮込むサムゲタンは、薬膳料理として親しまれています。上記以外に、ストレス解消やデトックス効果も期待できます。韓国では毎年7〜8月の間に3回ある暑気払いの日に、滋養食のサムゲタンを食べる習慣があるようです。
タッカンマリの主役である鶏肉は良質なタンパク源であるだけでなく、ビタミンB群や鉄分などのミネラルも含まれており、免疫力の向上や疲労回復の効果が期待できます。また、鶏肉には肌の新陳代謝を促すコラーゲンなども豊富です。
⑤相性が良い調味料
【タッカンマリ】
・醤油
・コチュジャン
・ごま油
・鶏ガラスープの素
・韓国粉唐辛子
【サムゲタン】
・塩
・こしょう
・酒
タッカンマリはタデギというタレにつけて食べますが、タデギ作りには醤油やコチュジャン、ニンニク、お酢などが使われます。優しい味わいの鶏出汁と刺激的なタレは相性抜群で、上記以外にすりおろししょうがやにんにく、ごま、はちみつ、コチュジャンなどを加えたアレンジレシピもあります。
サムゲタンの味付けに使われる調味料は塩コショウのみで、シンプルで薄めの味のためキムチを添えることもあるようです。またアレンジレシピでは上記の調味料以外に、おろししょうがやにんにく、鶏ガラスープの素、ごま油なども使われています。
タッカンマリやサムゲタンと水炊き・ソルロンタンとの違いは?
韓国のタッカンマリやサムゲタンは日本の水炊き料理とどう違うのか、また同じ韓国料理のソルロンタンとの違いも気になります。以下にタッカンマリ・サムゲタンが日本の水炊きやソルロンタンと違う点について紹介するので、参考にしてください。
タッカンマリやサムゲタンと水炊きの違い
タッカンマリやサムゲタンは水炊きと同様に鶏肉の旨みが溶けだしたスープがベースの鍋料理ですが、入れる具材が水炊きと違っています。タッカンマリに入れる具材は主にねぎやじゃがいも、トッポギなどで、入れる量は水炊きよりも少なめです。また、タッカンマリにはにんにくをたっぷりと加えるのも特徴です。
水炊きやタッカンマリは鍋に具材を並べて入れますが、サムゲタンは具材を鶏肉の中に詰めて煮込みます。サムゲタンの具材には高麗人参やナツメ、松の実、にんにくなどが用いられます。
タッカンマリやサムゲタンとソルロンタンの違い
ソルロンタンは韓国のソウルの郷土料理で、庶民的な牛骨スープとして親しまれています。ソルロンタンは鶏肉ではなく牛の足や頭の骨、内臓などを長時間煮詰めて作られます。牛の旨みが溶け出したスープはタッカンマリと同様に優しくあっさりとした味わいで、辛味のないスープです。
味付けにはサムゲタンと同じように塩と、こしょうが使われます。食べ方としては白菜キムチや大根キムチなど、お好みのキムチを添えて味を調整しながら食べるのが基本のようです。
タッカンマリとサムゲタンの違いがわかるレシピを紹介!
ここからは、タッカンマリとサムゲタンの料理の違いがわかるレシピを紹介します。クックパッドで人気1位の美味しいおすすめレシピもあるので、参考にしてください。
【タッカンマリ】韓国タッカンマリ
クックパッドで人気1位のタッカンマリは具沢山で、日本人好みの旨味のあるタレで食べます。余ったスープに塩気を足して、ラーメンや雑炊などにして食べるのも美味しくおすすめです。
【サムゲタン】鶏もも肉のお手軽サムゲタン
骨付きの鶏肉を使用して、手軽に作れるサムゲタンのレシピです。通常、鶏肉の中に詰める高麗人参やなつめなどの具材は鶏肉と一緒に煮込みます。鶏もも肉で作ることも可能で、簡単に本格的なサムゲタンが楽しめます。
タッカンマリとサムゲタンの違いを理解しよう
タッカンマリとサムゲタンはどちらも韓国の鍋料理ですが、作り方や具材、味付けなどに違いがあります。紹介したレシピも参考に、違いを理解した上でタッカンマリとサムゲタンを美味しく食べてみてください。