にんにくが腐るとどうなる?見分け方は?正しい保存方法や賞味期限の目安も紹介!
にんにくが腐るとどうなるか知っていますか?今回は、にんにくが腐った時の〈臭い・色・見た目〉など見分け方や、〈常温・冷蔵・冷凍〉など保存法別に腐るまでの期間の目安を紹介します。新鮮なにんにくの特徴や腐ったにんにくを食べた場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
(※にんにくが緑・青色に変色する場合についてもっと知りたい方はこちらの記事を参照してください。)
②ピンク・紫などに変色している場合
にんにくの品種の中では薄皮を剥くと、薄らピンクや紫に変色しているものがあります。品種特製で鱗片の周りの少し厚い皮や薄皮が変色する場合があるようです。また、にんにくが緑や青に変色するのと同じように、にんにくに含まれる鉄分がアントシアニンと化学反応を起こしピンクなどに変色する場合があります。
いずれも問題なく食べられますが、匂いなどに異変がある場合は腐っている可能性もあるので注意しましょう。
③黄・オレンジなどに変色している場合
にんにくは収穫後に乾燥を行いますが、これが不十分だと実に水分が残り黄色〜オレンジ色に変色します。この場合は実の中で腐っているので食べないようにしましょう。
④芽が生えている場合
にんにくの芽は生えても実は食べられますし、ニンニクの芽自体も食べられます。しかし、発芽させるために実の栄養分が使われたため、にんにくの味や鮮度は落ちてしまいます。美味しくにんにくを食べるには、できるだけ芽が出る前に食べるのが良いでしょう。
(※にんにくの芽についてもっと知りたい方はこちらの記事を参照してください。)
腐ったにんにくを食べたらどうなる?対処法は?
青や緑、ピンクなどに変色していても食べられるにんにくですが、誤って腐ったにんにくを食べた場合にはどのような異変が体に起こるのでしょうか。異変があった時の対処法と併せてみていきます。
体調に異常が出たら病院へ
腐ったにんにくを食べると以下のような症状が体に現れます。
・下痢
・嘔吐
・目眩
腐ったにんにくを食べてもにんにく特有の食中毒はないようですが、食あたりの症状が出たり、にんにくに付着していたウイルスや菌によって食中毒が起こる場合もあります。下痢や嘔吐があると脱水症状になりやすいので、十分な水分補給を心がけましょう。また、重い症状の場合は自宅で療養せずに、速やかに医師の診察を受けるのが無難です。
にんにくの保存可能な期間は?【保存法別】
腐ったにんにくを食べると食あたりのような症状が起こるようですが、にんにくの保存可能な期間はどのくらいなのでしょうか。保存方法ごとに、保存する上でのポイントと併せてみていきます。
①常温保存の場合
にんにくを常温保存する場合は以下のようなポイントを押さえましょう。
・高温多湿ではない場所
・直射日光が当たらない場所
・風通しの良い場所
常温保存をしたにんにくの賞味期限は、皮付きで2週間〜1ヶ月ほどです。高温多湿で直射日光の当たる場所を避けて、風通しの良い場所でネットなどに入れて吊るしておくと日持ちしやすいようです。ただし、梅雨や夏の気温が高くなるシーズンは湿度や温度変化が激しいので、様子を見てできるだけ早く使い切るのが良いでしょう。