オリーブオイルの種類と使い分け方は?味・香りなど特徴の違いを比較して紹介!
【オリーブ農園maruu監修】オリーブオイルの種類について知っていますか?今回は<バージンオリーブオイル・精製オリーブオイル・オリーブオイル>とオリーブオイルを種類別に分けて紹介します。オリーブオイルの種類別の製法や特徴、使い方のおすすめも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
オリーブオイルの種類は?
オリーブオイルは健全な生活を送るために欠かせない身近な健康食品になりました。スーパーにも様々な種類のオリーブオイルが並んでいますが特徴や使い方を知ることで使い分けができるので紹介します。
オリーブオイルは製法・品質で3種類に分かれる
オリーブオイルの種類にはエクストラバージンオリーブオイル・バージンオリーブオイル・オリーブオイルがありますが、これらは製法・品質で分かれます。
【種類】
・エクストラバージンオリーブオイル
・バージンオリーブオイル
・オリーブオイル
バージンオリーブオイルはオリーブの実を絞った果汁100%で香り・味わいが際立っています。その中で特に最高品質なのがエクストラバージンオリーブオイルです。オリーブオイルは精製オリーブオイルとバージンオイルをブレンドしたオイルでバージンオリーブオイルの品質基準には届きません。共通点は不飽和脂肪酸を多く含むことです。
エクストラバージンオリーブオイル・バージンオリーブオイル・オリーブオイル3種類の特徴をお伝えし、おすすめの使い方を紹介します。
オリーブオイルの種類と使い分け①エクストラバージンオイル
オリーブオイルの種類で最高品質のエクストラバージンオイルはどのような製法で精製され、どのような味の特徴があるのでしょうか。エクストラバージンオイルのおすすめの使い方と共に紹介します。
オイルの製法・味などの特徴
オリーブの実を絞った果汁100%のオイルをバージンオリーブオイルといいます。中でも最高品質のオイルがエクストラバージンオイルです。
その製法は理想的に成熟したオリーブの実を収穫後、石うす等ですり潰したペースト状のオリーブを遠心分離法でオイルだけ取り出します。このオイルがバージンオリーブオイルで、さらに酸度0.8%以下の最高品質がエクストラバージンオイルです。
酸度とは鮮度の数値です。オリーブの実を収穫し速やかに絞ることで完成され、その特徴は香りや成分はIOC(国際オリーブ協会)の基準を満たし、不飽和脂肪酸も多くオリーブの実の卓越した香りと味わいを兼ね備えた最高峰に位置づけられています。
内海淳彦
オリーブ農園maruu
日本国内で生産されるエクストラバージンオイルはこの酸度0.8%をさらに大きく下回ることが多く、「オリーブの島」として知られる香川県の小豆島産では0.1%を切ることもめずらしくありません。収穫を機械に頼らずひとつひとつ手摘みしていることなどが主な要因と考えられ、日本らしい丁寧な仕事がなせる業と言えるでしょう。
使い方のおすすめ
エクストラバージンオイルの特徴を最大限に生かすには生食が最もおすすめです。
【料理例】
・サラダやカルパッチョのドレッシング
・パン・豆腐に直接かける
・マリネのマリネ液
・おひたし
香りとオリーブの風味をそのままダイレクトに使うことが、エクストラバージンオイルを堪能する使い方です。香りをさらに楽しむためにソテーの仕上げにもかけてみましょう。
オリーブオイルの種類と使い分け②バージンオイル
エクストラバージンオイルの次に位置づけられるバージンオイルはどのような製法で精製され、味の違いはあるのでしょうか?バージンオイルのおすすめの使い方と共に紹介します。
オイルの製法・味などの特徴
バージンオイルもオリーブの実を絞っただけの100%オリーブ果汁です。品質はIOCの基準を満たし不飽和脂肪酸も多く優れたオイルです。バージンオイルの製法はエクストラバージンオイルと同様ですが違いは酸度の数値です。
バージンオイルは酸度の数値で品質が分けられ、酸度0.8%までがエクストラバージンオイルですがバージンオイルは酸度0.9~3.3%までを指します。バージンオイルは品質・香り・味は残念ながらエクストラバージンオイルほどではありませんが十分満足できる品質の良いオイルです。
内海淳彦
オリーブ農園maruu
この記事ではIOCが定義するところの「バージンオイル」と「オーディナリーバージンオイル」をあわせて「バージンオイル」として紹介しています。
使い方のおすすめ
バージンオイルも生食に使うことをおすすめします。
【料理例】
・サラダやカルパッチョのドレッシング
・パン・豆腐に直接かける
・マリネのマリネ液
・おひたし
バージンオイルはエクストラバージンオイルより安価なので色々な生食に存分に使ってください。お出汁とオリーブオイルで、おひたしも美味しくいただけます。もちろん加熱後の仕上げにも使ってオリーブの香りを味わってください。
オリーブオイルの種類と使い分け③オリーブオイル
一般的なオリーブオイルはどのような製法で精製され味の特徴はあるのでしょうか?オリーブオイルのおすすめの使い方と共に紹介します。
オイルの製法・味などの特徴
オリーブオイルはバージンオイルを精製し、そこに高品質のエクストラやバージンオイルをブレンドしたオイルです。しかし含まれる栄養成分は不飽和脂肪酸も多く健康・美容の効果は同様です。オリーブオイルの風味は精製オリーブオイルとバージンオイルのブレンド比率によって変わります。
精製オリーブオイルはオリーブの香りや味は減り、ただの油ですが比率によってはオリーブオイルらしい部分が残る場合もあります。エクストラバージンオイルやバージンオイルより品質も香りも劣るので安価です。
使い方のおすすめ
オリーブオイルはオリーブの香りや味は少ないので生食ではなく加熱料理に使うことをおすすめします。
【料理例】
・卵料理
・揚げ物
・炒め物
・おひたし
・デザートのバター代わり
オリーブオイルは高温に強いのでサラダ油の様に自然に使ってください。卵料理がおすすめでクセのない美味しさに仕上がるでしょう。揚げ油に使うとカラッとしてとても美味しく上がります。
オリーブオイルの種類は様々
オリーブオイルの種類はバージンオリーブオイル・精製オリーブオイル・オリーブオイルと様々です。不飽和脂肪酸も多く、品質・香り・味を生かした使い分けができます。オリーブオイルの持ち味を最高に引き出してワンランク上の料理を味わってみてはいかがでしょうか。
(※今回記事を監修していただいたオリーブ農園maruuさんの商品ページはこちらです。日本のオリーブ先進地域「小豆島」でキャリアを積んだmaruuさんのハイクオリティなオリーブ製品をぜひご覧ください!)