白だしとは何?代用品や作り方は?めんつゆとの違いも比較して紹介!
白だしとは何か、どんな調味料か知っていますか?めんつゆと違いはあるのでしょうか?今回は、白だしの正体や使い方のほか、〈ほんだし・だしの素・薄口醤油〉など代用品も紹介します。白だしの代用品の作り方や活用レシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。
目次
白だしとは何?どんな調味料?
和食のレシピなどでよく見かける白だしとはどんな調味料なのか、原料が何なのか知っている人は少ないかもしれません。ここでは白だしとは何かについて、使い方やめんつゆとの違いも含めて紹介します。
白だしの「白」と「だし」とは
白だしは主に以下のタイプに分かれます。
・粉末タイプ
・液体タイプ
上記の2種類の中でも、白だしの主流は液体タイプになります。白だしの「白」は白醤油、「だし」は鰹節や昆布の出汁を指すものです。白だしとは薄口醤油や白醤油と、鰹節や昆布から取った出汁を混ぜることでできる調味料の一種です。出汁と醤油の他にも味を調整するために、砂糖やみりんも加えます。
(*白醤油について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
白だしの使い方
白だしという名前の通り透明に近い淡い色をしていますが、味は色とは裏腹にかなり濃いめに作られています。料理によって水との割合を変えながら、希釈して使うのが一般的です。色が薄く食材の色を変えにくいため、煮物や茶碗蒸しなど食材の色味が重視される和食でよく使われます。
白だしは古くから料亭などでよく使われ、料理人が使用するイメージがありますが最近では家庭でも使われるようになりました。テレビCMなどの影響もあり、自宅にストックする方も増えてきています。
(*白だしの使い方について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
白だしとめんつゆの違い
白だしとめんつゆはどちらも醤油や鰹節や昆布の出汁、みりんを使用するなど原料に大きな違いはありません。しかし、白だしの方が塩味が強く、めんつゆの方が甘味が強くなっています。料理の色を気にしなければ、代用することも可能です。
白だしとめんつゆの大きな違いは、醤油の濃さです。白だしは白醤油や薄口醤油など、色味の薄い醤油を使用して作られます。一方でめんつゆは、濃口醤油や溜まり醤油など、濃い色をした醤油が使用されます。
白だしの代用品は?
和食以外にも多くの家庭料理が作られる現在、白だしを常備している家庭は少ないでしょう。ここでは白だしが自宅にない場合に、代用できる調味料を紹介します。代用品は料理の色味を左右するため、作る料理に合わせて代用品を選んでみてください。
①めんつゆ
白だしに味が一番近い調味料が、めんつゆになります。白だしを使用した時より色は濃くなりますが、味に大きな違いはありません。濃縮タイプに合わせて希釈して、使用します。白だしと比べて甘味が強いので、味を見ながら塩を足すとより白だしに近くなります。
今日のお昼ご飯にカレーうどん食べました、白だし買い忘れてめんつゆで代用したけどちょっと薄味になってしまいました😆#ケンモ飯 #男飯 pic.twitter.com/yuMKWPg8aZ
— ゲンゴロウ (@Sanntarou1603) January 31, 2021
②だしの素
白だしと同じく鰹出汁が主な原料であるだしの素も、代用品として最適です。顆粒状のだしの素であれば水かお湯で希釈し、液体タイプであればそのまま使用します。出汁の風味が強いため、お吸い物や茶碗蒸しなどを作る時の代用品としておすすめです。
酢の物なんだけど、ちょっとだけ「だし」を入れると旨みが加わって食べやすくなる気がする。
— じょたすけ (@jottasuke_01) December 29, 2014
白だし入れるのが理想だけど、無いならだしの素で代用可。
③薄口醤油
白だしの原料になっている薄口醤油も、代用品として使用することができます。色味も、白だしとほとんど変わりません。薄口醤油は希釈の必要はありませんが、白だし同様塩味が強いため鰹出汁やみりんを足して味を調整します。
ソーメンのお汁、白だし使う人多いと思うけど、かつお出汁に薄口醤油(醤油)、味醂、塩、で簡単にできるし、自分好みの味付けにできるよ、かつお出汁がなければ、ほんだしでも充分
— 和風らぁめん はるや (@WFRMNHRY) February 3, 2021
ただ、椎茸と戻し汁は入れた方がいいね
④ほんだし
鰹節の旨味が強いほんだしも、白だしの代用品として使えます。顆粒状なので、水やお湯で溶いて使用するのが一般的です。甘味が足りない場合はみりんや砂糖を足すと、より白だしに近い味わいになります。
例の鰤の炊き込みご飯やってみた!
— Muse Lab/dj malo@日常用 (@muselab2001) May 6, 2020
生姜が苦手なので長ネギ多めに入れて代用したけどちょうどいい。
白だしもなかったので小匙4の湯でほんだし溶かして代用したけど間違ってなかった。
これはいいぞ pic.twitter.com/NvNsgrIBCQ
⑤納豆のたれ
風味付けなど少量だけ白だしを使いたい時の代用品としておすすめなのが、納豆のたれです。納豆のたれは醤油やみりんなどを混ぜ合わせて作られており、実は味や色味が白だしに近い調味料です。希釈せずにそのまま使用します。
@sala031201 で、納豆のたれって、出汁と塩分が割りと濃いので、白だしみたいにして使えることに、最近気づいた。卵焼きとか、お吸い物とか、余った納豆のたれで作れちゃう。これはこれで意外と便利。
— Yuki Sasakawa (@sala031201) April 2, 2016
白だしの作り方・代用レシピ
代用品として紹介した調味料を組み合わせたり、みりんを足したりすることで自宅でも白だしを作ることができます。ここでは白だしの作り方と材料を紹介します。きちんと消毒した容器に入れれば冷蔵庫で保存することもできるので、ぜひ作ってみてください。
材料
出来上がり量150ml
・酒 100g
・みりん 50g
・薄口醤油 小さじ1と1/2
・塩 小さじ2強
・顆粒だし 小さじ1と1/2
作り方・手順
白だしの作り方は以下になります。
【作り方】
1、顆粒だし以外の調味料を鍋に入れて火にかける
2、煮立たせてアルコールが飛んだら顆粒だしを加える
3、よく混ぜて粗熱を取る
必要以上に沸騰させると醤油が煮詰まって濃い味になったり、みりんの風味が飛んでしまう原因になります。熱いまま冷蔵庫に保存すると劣化が早くなってしまうので、粗熱を取ってから保存容器に入れ、冷蔵庫に保存しましょう。
白だしの活用レシピ
手軽に使えて、料理の味をワンランク上げてくれる白だしは自炊にもおすすめの調味料です。ここでは和食を中心に、白だしを活用したレシピを三つ紹介します。
①白だしを使った味噌汁
白だしを使って、上品な味に仕上げる味噌汁のレシピです。味噌汁の出汁といえばほんだしや煮干しの出汁が一般的ですが、白だしを使用することでお吸い物のような繊細な味を出すことができます。
②白だしで作るかき玉うどん
寒い季節におすすめの、白だしを使ったかき玉うどんのレシピです。白だしのみのシンプルな味付けで、簡単に作れるので仕事終わりの夕食にもおすすめです。片栗粉でとろみをつけることで出汁が冷めにくく、体も温まります。
③白だしで作る茶わん蒸し
出汁の加減が難しい茶碗蒸しも、白だしを使えば簡単に作ることができます。水を張ったフライパンで加熱することで作るため、蒸し器が無くても作れます。夕食時のもう一品におすすめです。
白だしを活用しよう
今回は白だしとはどんな調味料なのか、めんつゆとの違いや代用品などを紹介しました。自宅で昆布や鰹節で出汁を取らなくても、白だしがあれば和食の味がきちんと決まります。ぜひ普段の料理に活用してみてください。