白だしと「めんつゆ」の違いを使い方・塩分量など比較!相互に代用する方法も紹介!

白だしと「めんつゆ」の違いを知っていますか?今回は、白だしと「めんつゆ」の違いを〈塩分・成分・味わい〉などで比較して、相互に代用する場合の作り方も紹介します。白だしで「めんつゆ」を代用したレシピも紹介するので参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 白だしと「めんつゆ」の違いって?ある?
  2. 白だしと「めんつゆ」の違い5選!
  3. ①味わい・風味
  4. ②使い方
  5. ③原材料
  6. ④塩分量・栄養成分
  7. ⑤歴史・起源
  8. 白だしと「めんつゆ」は相互に代用できる?作り方は?
  9. 白だしを「めんつゆ」で代用する作り方
  10. 「めんつゆ」を白だしで代用する作り方
  11. 白だしで「めんつゆ」を代用したレシピ!
  12. ①すだちそうめん
  13. ②あさりの炊き込みご飯
  14. ③小松菜の煮浸し
  15. 白だしと「めんつゆ」は違うけど代用できる!

白だしと「めんつゆ」の違いって?ある?

出典:https://www.yamaki.co.jp/catalog/products/index.php?id=235

白だしとめんつゆは見た目が似ていることから違いがないと思われることも多く、自宅では使い分けをしていない人も多いです。違いがないように見える白だしとめんつゆですが、実は用途や原材料など料理をする上で知っておくべき違いがいくつかあります。いつもの料理を美味しくするためにも、白だしとめんつゆの違いを知っておきましょう。

白だしと「めんつゆ」の違い5選!

白だしとめんつゆは主に和食に使われる汎用性の高い調味料ですが、料理によって2つを使い分けない人もいます。しかし、白だしとめんつゆは使い分ければ好みの味付けの料理にできます。どちらが良いのか迷っている場合は以下で紹介する2つの違いを参考にしてみてください。

①味わい・風味

白だしとめんつゆの味わいや風味の違いは、以下の通りです。

【白だし】
一般的に白だしとはだしの風味がする色の薄い調味料の総称で、あっさりとした味わいが特徴的で自宅に常備している人も多いでしょう。また、白だしは白醬油と呼ばれる風味を抑えた醬油が使われていますが、実は塩味が強い調味料です。基本的には白だしは他の調味料と合わせて、醤油と同じように使われることが多いです。

【めんつゆ】
めんつゆは原材料に一般的な濃口醤油が使われており、甘めの味付けがされています。さらに、白だしよりもだしが多く使われているので、比較的だしの香りを感じられる調味料です。めんつゆは味の濃さから単体で使われることが多く、スープの素としても重宝します。

②使い方

味わいや風味に違いがある白だしとめんつゆは、それぞれの特徴を生かした使い方があるので参考にしてみましょう。

【白だし】
白だしはその名の通り薄い色をしており、色を映えさせたい料理を作りたいときに使うのがおすすめです。大根や人参などのアクの少ない食材を使った煮物や、冷たいそうめんのつゆに使うのがおすすめです。

【めんつゆ】
甘みの強く、うま味成分も詰まっためんつゆは和食はもちろん、中華料理に使うのもおすすめの調味料です。また、白だしとは反対にアクの強いじゃがいもやナスを使う料理にはめんつゆが向いています。

③原材料

白だしとめんつゆには味の違いが多少見られますが、原材料にも違いがあります。

【めんつゆ】
・醤油
・ぶどう果糖液糖
・米発酵調味料
・砂糖
・食塩
・かつお節
・たん白加水分解物
・魚介エキス
・こんぶエキス
・醸造酒
・酵母エキス
・アルコール

【白だし】
・白醤油
・米発酵調味料
・砂糖
・食塩
・かつお節
・たん白加水分解物
・還元水飴
・醸造酒
・酵母エキス
・アルコール


基本的に白だしとめんつゆは原材料に大きな違いはありませんが、2つの風味に影響を与えているのが醤油の違いです。めんつゆには一般的な醤油が使われており、強い醤油の風味を感じられます。一方の白だしは白醤油と呼ばれる普通の醤油より短い期間熟成して作られる醤油が使われており、一般的な醤油よりも風味が抑えられています。

また、めんつゆにはぶどう糖果糖液糖と呼ばれる糖類が使われており、めんつゆに独特な甘みを加えてくれる要素の1つです。さらに、めんつゆにはこんぶエキスや魚介エキスが使われているので、出汁の風味を強く感じられます。めんつゆ特有の味や香りは数多くのエキスにあり、旨みの決め手となっています。

④塩分量・栄養成分

白だし めんつゆ
カロリー 42kcal 44kcal
糖質 7.5g 8,7g
たんぱく質 3.1g 2.2g
脂質 0g 0g
塩分量 10.2g 3.3g

上記の表は白だしとめんつゆの100ml当たりの栄養素で、カロリーには大きな差はありません。しかし、白だしは塩味の強い調味料なので、めんつゆと比べて塩分量は大きく違います。一方のめんつゆは甘みが強いことから、白だしと比べて糖質量が多いのが特徴です。白だしとめんつゆの栄養成分はメーカーによっても違いますが、基本的には上記の差があります。

⑤歴史・起源

白だしとめんつゆは味や使い方の違いが目立ちますが、実は歴史的にも違いがあります。

【白だし】
白だしは愛知県の白醬油や白だしのメーカーである七福醸造が、1978年に白醬油にだし汁を混ぜたものを白だしと名付けて販売したことが始まりとされています。ただ、愛知県のヤマシン醸造が白醬油とだし汁を混ぜたものをしらつゆと名付けて、1971年に販売しているので白だしは名前の歴史よりも味の歴史の方が古い調味料です。

【めんつゆ】
実はめんつゆの歴史は室町時代にまでさかのぼり、当時うどんのタレとして使っていた、たれみそがその原型と言われています。商品として販売されたのは1963年で、醤油メーカーとして歴史の長いヒゲタ醤油が最初です。

(*白だしとめんつゆの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)

白だしとは何?代用品や作り方は?めんつゆとの違いも比較して紹介!

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