アボカドの選び方のコツは?美味しい・まずい商品の特徴・見分け方を徹底解説!
【野菜ソムリエ監修】アボカドは選び方によって美味しさがかなり変わるのを知っていますか?今回は、〈皮・ヘタ・形〉での美味しいアボカドの選び方や、逆にまずい場合の見分け方も紹介します。選んだアボカドが硬い・柔らかすぎる場合の対処法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
アボカドの選びは購入店舗・時期も重要?
美味しいアボカドを選ぶためにはいくつかポイントがありましたが、購入する店舗や時期も重要になります。アボカドが特に美味しい時期や、新鮮なアボカドを取り扱っている店舗の見分け方を紹介していきます。
アボカドは旬の6〜8月あたりが美味しい
国産のアボカドの旬は11〜12月ですが、出荷量はかなり少なくスーパーなどに並ぶ機会も少ないようです。一般的に広く流通しているアボカドはメキシコなどから輸入したもので、旬の時期はは6〜8月にあたり、ねっとりとした食感のまろやかでクリーミーなものが増えます。
新鮮なアボカドを取り扱っている店舗の特徴
新鮮なアボカドを取り扱う店舗の特徴は以下のようなものがあります。
・大量にアボカドを仕入れている
・アボカドを常温保存している
アボカドがよく売れる店舗は大量に仕入れをするので、商品の回転もよく新鮮なアボカドを扱っていると言えます。また、アボカドの追熟に適した温度は14〜24℃で、冷蔵庫で保管すると追熟を遅らせられます。商品の回転が良い場合は追熟を遅らせて店舗に長期間置いておく必要もないため、常温で陳列されている場合は新鮮なものが多いでしょう。
ただし、日の当たる屋外の店頭に並べている八百屋などでは温度管理の方法が違うため、新鮮なものでも冷蔵保存をしている場合があります。
池田奈央
野菜ソムリエ
森のバターと呼ばれるアボカド。脂肪分多い果物ですが、コレステロールを下げたり、女性には嬉しいアンチエイジング効果のある栄養がたくさん摂れますよ。
アボカド選びで避けるべき商品の特徴とは?
美味しいアボカドを選ぶには、時期や新鮮なアボカドを扱っている店舗を選ぶ必要があります。その上で、アボカドを選ぶ際に避けるべき商品の特徴はどのような点なのでしょうか。
①ヘタを押すと沈む
前述したとおり、アボカドはヘタの部分から熟していきます。ヘタの周りが柔らかすぎたり、ヘタを押すと沈むような場合は中身が変色したり酸化している可能性が高いので避けるのが無難です。ただし、酸化して黒ずんだ部分はアボカドに含まれるポリフェノールが反応しているだけなので問題なく食べられます。
②皮にハリがなく柔らかすぎる
アボカドの皮にハリやツヤがなく、シワがある場合や皮が浮いているように見えるものは収穫から長時間経っていて、熟しすぎていてるものです。中身のみずみずしさや風味も落ちて、アボカド特有の香りが強くなっている可能性が高いです。また、アボカドは熟しすぎると皮の上からでもわかるくらい柔らかくなるので、選ぶ時には硬さも確かめるのが良いでしょう。
③皮に凹凸が多く、形がいびつ
アボカドの皮に凹凸が多いと熟しすぎている場合が多く、ヘタの周りなども黒ずんでいる可能性があるので、できるだけ皮の表面がつるんとしたものを選びましょう。また、前述した通りアボカドの理想的な形は滴の形で、左右対象で大きめのものです。
形がいびつなものは成長過程で日光の当たり方が均等ではなく、味にむらがあり美味しくない可能性が高いので選ばない方が無難です。