桃の食べ頃の見分け方は?美味しい時期・旬や食べ方のおすすめも紹介!
【野菜ソムリエ監修】桃の食べ頃を知っていますか?今回は、桃の食べ頃の<見た目・色・硬さ・香り>での見分け方や選び方を画像とともに紹介します。追熟したい桃の保存方法や美味しい食べ方、種類別の食べ頃の時期を紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
④香り
美味しい桃を選びたい時は、香りを確認することも有効です。
・品種特有の良い香りがするもの
熟した時の桃の香りの特徴を知っている時は、匂いを嗅いでみるのも良いでしょう。食べ頃になった桃は品種によって良い香りがするので、桃を購入する前はそっと匂いを確かめてみましょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
果皮に傷のないもの、ずっしりと重みのあるものも美味しい桃の条件です。 傷つきやすいデリケートなフルーツなので、やさしく扱いましょう。
桃の食べ頃の時期・旬の品種別の違いは?
ここからは、桃の種類別の食べ頃の時期や旬の時期について紹介します。それぞれの産地についても記載しているので、併せて確認していきましょう。
①白鳳
・旬:7月中旬~8月中旬
・産地:山梨など
白鳳が実の中では比較的大きめで、果肉が柔らかいのが特徴です。白鳳は果汁がたっぷり詰まっているのも魅力で、水分が多いのでとろけるような食感を愉しむ事も出来ます。酸味が少なく、食べやすいのも特徴です。
②川中島白桃
・旬:8月下旬~9月上旬
・産地:長野、山梨、山形など
川中島白桃はあまり聞き馴染みが無い方も多いかもしれませんが、実は国内では3番目に多い品種となっています。川中島白桃も桃の中では比較的大きめで、濃厚な甘さを愉しめるのが特徴です。こちらはしっかりした食感なので、固めの桃が好きな方におすすめします。
③ミスピーチ
・旬:7月中旬~9月上旬
・産地:福島
ミスピーチは糖度が高いのが特徴で、繊細な食感でありながらしっかりとした噛み応えを愉しむ事が出来ます。先ほど紹介した川中島白桃よりも少し柔らかめであり、ジューシーな食感を愉しめるのも特徴です。
④清水白桃
・旬:7月下旬~8月上旬
・産地:岡山
清水白桃は、皮も果肉も綺麗な白色をしているのが特徴です。噛むと果汁があふれ出る程ジューシーで、柔らかい食感の桃が好きな方に向いている品種と言えるでしょう。糖度が特別高い訳ではありませんが、酸味が少なくしっかりした甘さを愉しめます。
⑤さくら白桃
・旬:9月上旬
・産地:山形
さくら白桃は、晩生種の中でも収穫が遅い事でも知られています。桃の中でも実は大きめで、1玉450g前後あるのも特徴です。収穫したばかりの物は固めの食感ですが、熟すごとに柔らかくなるので好きな食感で愉しめます。
⑥伊達白桃
・旬:9月中旬~10月上旬
・産地:福島、山形、長野
伊達白桃は、元々はだてか白桃という名前で呼ばれていました。熟す前は食感がしっかりしていますが、追熟させると柔らかい食感を愉しめる様になります。甘みもしっかりとあり、食べやすい品種の桃でもあります。