カメノテ(亀の手)の味・美味しい食べ方は?毒・寄生虫の危険性はある?
カメノテの味を知っていますか?初めて聞く人もいるでしょう。今回は、カメノテの味や旬の時期、さばき方・茹で方などを紹介します。カメノテの味噌汁など美味しい食べ方・レシピや〈毒・寄生虫(アニサキス)〉など食べる際の注意点、フジツボとの違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
- カメノテとは?
- カメノテの特徴・生態
- カメノテの旬の時期
- カメノテの味は?どこを食べる?
- カニとエビの中間のような味わい
- 食べる部分は茶色い根元(中身)の部分
- カメノテの食べ方は?
- カメノテのさばき方
- カメノテの茹で方・だし汁の取り方
- カメノテを使った料理・レシピのおすすめは?
- ①カメノテの味噌汁
- ②カメノテの酒蒸し
- ②カメノテの炊き込みご飯
- ③カメノテのガーリックパスタ
- ④カメノテの佃煮
- ⑤カメノテのかき揚げ
- カメノテを食べる際の注意点は?アニサキスの危険あり?
- カメノテに寄生虫「アニサキス」はいない
- ①食中毒になる可能性がある
- ②カニやエビのアレルギーがある人は食べるのを避ける
- カメノテとフジツボの違いは?
- ①味
- ②値段・価格
- カメノテを美味しく食べよう
カメノテとは?
カメノテは亀の手のような形をした生物で、海の浅瀬の岩肌や、テトラポットなどに付いている固着動物です。かなりグロテスクな見た目ですが、食べることもできるようです。馴染みの薄いカメノテですが、どのような生物なのかカメノテについて調べてみましょう。
カメノテの特徴・生態
カメノテの見た目は貝に似ていますが、エビやカニ、フジツボなどの仲間で甲殻類に属しています。ただし、移動することができない固着動物で、海が満ちてくると亀の手のような部分が開き、海水の中のプランクトンなどを取って食べています。
北海道の一部をのぞいて日本の海辺ではよく見かける生物ですが、日本ではあまり流通していないために、馴染みが薄く食べたことがある人は少ないようです。しかし、スペインではペルセベスと呼ばれ、塩茹でやワイン蒸しなどにしてよく食べられ、高級食材として扱われています。
カメノテの旬の時期
カメノテは時期を問わず、いつでも食べることができますが、その旬は5月初旬から8月下旬の海水温の温かい時期になります。カメノテは6月下旬に産卵を行い、それに向けて5月頃から栄養を体内に蓄積し始めます。そのため、この時期は味が濃く美味しいカメノテが食べられます。
カメノテの味は?どこを食べる?
カメノテを食べたことがある人は少ないかもしれませんが、見た目に反して風味は絶品と言われています。特に、カメノテを茹でた茹で汁には出汁が出て美味しいです。
カニとエビの中間のような味わい
カメノテは甲殻類なので、味はカニやエビに似ています。この2つの中間のような風味で、食感は貝に似てコリコリとした歯ごたえがあります。
澪 (@MONKEY BUSINESS)
@mio4zero
カメノテの味噌汁。
磯場の岩に付いているカメノテ。これ、見た目グロいと思う人もいるけれどエビ、カニの仲間で甲殻類の1種で味噌汁の具にするといい出汁が取れて身も美味しい。
食べる部分は茶色い根元(中身)の部分
可食部は亀の手のような形のところではなく、茶色い根元の部分で、ここの皮を剥いて食べます。
手のような部分を食べる人もいるようですが、この部分には身がほとんどなく、食感がグジャグジャとしていて、味も美味しくありません。
カメノテの食べ方は?
カメノテを買ったり、海辺で採取したりした後、どうやって食べたらいいのか、詳しく説明します。どんな食べ方であっても、カメノテはよく洗って加熱してから食べましょう。また、カメノテには鋭い爪がありますので、洗うときには十分注意してください。