カメノテ(亀の手)はどんな味?美味しい食べ方・料理や毒など注意点も紹介!

カメノテの味を知っていますか?初めて聞く人もいるでしょう。今回は、カメノテの味や旬の時期、さばき方・茹で方・だし汁の取り方を紹介します。カメノテの味噌汁などのレシピや食べる際の注意点、フジツボとの違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

目次

  1. カメノテとは?
  2. カメノテの特徴・生態
  3. カメノテの旬の時期
  4. カメノテの味は?
  5. カニとエビの中間のような味
  6. カメノテの食べ方は?
  7. カメノテのさばき方
  8. カメノテの茹で方・だし汁の取り方
  9. カメノテを使った料理・レシピのおすすめは?
  10. ①カメノテの味噌汁
  11. ②カメノテの酒蒸し
  12. ②カメノテの炊き込みご飯
  13. ③カメノテのガーリックパスタ
  14. ④カメノテの佃煮
  15. ⑤カメノテのかき揚げ
  16. カメノテを食べる際の注意点は?
  17. ①食中毒になる可能性がある
  18. ②カニやエビのアレルギーがある人は食べるのを避ける
  19. カメノテとフジツボの違いは?
  20. ①味
  21. ②値段・価格
  22. カメノテを美味しく食べよう

カメノテとは?

カメノテは亀の手のような形をした生物で、海の浅瀬の岩肌や、テトラポットなどに付いている固着動物です。かなりグロテスクな見た目ですが、食べることもできるようです。馴染みの薄いカメノテですが、どのような生物なのかカメノテについて調べてみましょう。

カメノテの特徴・生態

カメノテの見た目は貝に似ていますが、エビやカニ、フジツボなどの仲間で甲殻類に属しています。ただし、移動することができない固着動物で、海が満ちてくると亀の手のような部分が開き、海水の中のプランクトンなどを取って食べています。

北海道の一部をのぞいて日本の海辺ではよく見かける生物ですが、日本ではあまり流通していないために、馴染みが薄く食べたことがある人は少ないようです。しかし、スペインではペルセベスと呼ばれ、塩茹でやワイン蒸しなどにしてよく食べられ、高級食材として扱われています。

カメノテの旬の時期

カメノテは時期を問わず、いつでも食べることができますが、その旬は5月初旬から8月下旬の海水温の温かい時期になります。カメノテは6月下旬に産卵を行い、それに向けて5月頃から栄養を体内に蓄積し始めます。そのため、この時期は味が濃く美味しいカメノテが食べられます。

カメノテの味は?

カメノテを食べたことがある人は少ないかもしれませんが、見た目に反して風味は絶品と言われています。特に、カメノテを茹でた茹で汁には出汁が出て美味しいです。

カニとエビの中間のような味

カメノテは甲殻類なので、味はカニやエビに似ています。この2つの中間のような風味で、食感は貝に似てコリコリとした歯ごたえがあります。可食部は亀の手のような形のところではなく、茶色い根元の部分で、ここの皮を剥いて食べます。

手のような部分を食べる人もいるようですが、この部分には身がほとんどなく、食感がグジャグジャとしていて、味も美味しくありません。

カメノテの食べ方は?

カメノテを買ったり、海辺で採取したりした後、どうやって食べたらいいのか、詳しく説明します。どんな食べ方であっても、カメノテはよく洗って加熱してから食べましょう。また、カメノテには鋭い爪がありますので、洗うときには十分注意してください。

カメノテのさばき方

カメノテの身は堅い殻に覆われています。それを簡単に外す方法を紹介します。

・カメノテをよく洗って塩茹でをしたら水洗いします。
・水をよく切ってから、手の部分と根元の部分を持ちます。
・根元の部分をくるくる回したり、引っ張ったりすると皮が外れますので、剥いてください。


中からホタテの貝柱のような見た目の筋肉部分が出てきます。ここが可食部になり、歯で噛むと簡単に殻から外れます。

カメノテの茹で方・だし汁の取り方

カメノテを茹でると、とても美味しい出汁が出ますので、お味噌汁にして食べる方も多いです。そこで、カメノテを茹でてだし汁を取る方法について紹介します。

・カメノテをよく洗ったら鍋に入れて水を張ります。
・鍋を火にかけて、沸騰してきたらアクを取り除きます。
・5分ほど煮れば出来上がりです。


煮汁はいい出汁が出ていますので、捨てることなくいただきましょう。ここに味噌を溶けば、美味しいお味噌汁になりますし、他の料理にも使うことができます。

カメノテを使った料理・レシピのおすすめは?

カメノテの美味しさを説明してきましたが、カメノテを使った具体的なレシピを紹介します。シンプルな味付けで、カメノテの美味しさを味わうものから、佃煮や炊き込みごはん、パスタ、かき揚げなど、大量にカメノテが手に入ったときに重宝するアレンジレシピまでありますので、参考にしてください。

①カメノテの味噌汁

出典: https://cookpad.com/recipe/5792898

カメノテを煮るだけでも美味しい出汁が出ますが、こちらのレシピではあごだしも入れ、さらに出汁の風味を増した味噌汁に仕上ります。また、玉ねぎとじゃがいもを具材として追加して、食べ応えのある味噌汁にしました。

屋久島貝料理特選「亀の手」味噌汁 by こっちたん 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが334万品

②カメノテの酒蒸し

出典: https://cookpad.com/recipe/5103338

カメノテをシンプルに食べるレシピで、おつまみとして人気です。塩の他に日本酒を入れて酒蒸しにしており、お酒の香りがふんわりと香ってアクセントになっています。日本酒の代わりに白ワインを使ってワイン蒸しにしても美味しいです。

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②カメノテの炊き込みご飯

出典: https://ameblo.jp/kimsapp21/entry-12178240269.html

カメノテを大量に入手したら、全て塩茹でにして、一部はそのまま食べ、残りを炊き込みご飯にするのはいかがでしょうか。茹で汁には美味しい出汁が出ていますので、これを利用し、カメノテを入れてご飯を炊いてみてください。磯の風味がたまらない炊き込みご飯になります。

亀の手の炊き込み御飯 | 木村食堂[料理と漫画]

③カメノテのガーリックパスタ

出典: https://cookpad.com/recipe/1208301

カメノテはパスタにしても美味しいです。カメノテの風味と食感は貝に似ているので、ボンゴレビアンコ風に仕上げたレシピです。カメノテの出汁と韓国調味料のダシダが美味しく、にんにくの香りとすだちのさっぱりさが効いています。

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④カメノテの佃煮

出典: https://cookpad.com/recipe/6199177

塩茹でしたカメノテを、めんつゆベースの甘辛いタレで煮詰めた佃煮のレシピです。コリコリの食感が美味しく、貝の佃煮のような味に仕上がります。冷蔵庫で保管すれば日持ちもしますので、常備菜にもなります。

亀の手の佃煮 by クックDMG9U3☆ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが334万品

⑤カメノテのかき揚げ

出典: https://cookpad.com/recipe/6195087

カメノテの塩茹でと玉ねぎの薄切りを合わせて、天ぷら粉5、片栗粉2の割合の衣をつけて揚げたかき揚げです。貝柱のかき揚げのようで、カメノテの旨味と玉ねぎの甘味が美味しいです。塩を振りかければ、ビールにぴったりのおつまみになります。

亀の手のかき揚げ by クックDMG9U3☆ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが334万品

カメノテを食べる際の注意点は?

カメノテを食べてみたいと思って、海辺で採取し食べる場合、気をつけなくてはいけないことについて説明します。食べなれないカメノテなので、注意すべきポイントを把握し、安全に食べましょう。

①食中毒になる可能性がある

カメノテは海の生物なので、牡蠣やあさりと同様に貝毒の危険性があります。貝毒は有毒なプランクトンを捕食することで、それがカメノテの中で蓄積され、貝毒に犯されたカメノテを食べることで食中毒を引き起こします。

貝毒は加熱しても無毒化されず、その上風味に変化がないので厄介ですが、吐き気や下痢などの症状があった場合は、速やかに病院に行くようにしてください。カメノテによる食中毒については、今のところ報告されていませんが、注意するに越したことはありません。特に暑い時期は採取後の取り扱いにも注意してください。

②カニやエビのアレルギーがある人は食べるのを避ける

カメノテは形が貝に似ていますが、カニやエビと同じ甲殻類に属しますので、甲殻類アレルギーを持っている人は食べるのを控えてください。

カメノテとフジツボの違いは?

フジツボはテトラポットや船底、橋の足などによく見かけますが、これはカメノテと同じく固着動物です。見た目こそ違いますが、同様に甲殻類に属しています。カメノテとフジツボの違いについて紹介します。

①味

カメノテもフジツボも海辺に生息し、海中のプランクトンを食べています。可食部が少ないというのも共通点ですが、味はかなり違っています。カメノテはエビやカニのような風味ですが、フジツボはジャコやアサリのような味がします。食べ方は両者とも塩茹でして食べることが多いですが、フジツボはお刺身で食べることもできます。

②値段・価格

ーーー1kgあたり / 値段
カメノテ / 4,000円~4,500円
フジツボ / 6,000円~7,000円
ーーー

カメノテはあまり流通量がないため、食べたい人は海辺に行って採取することが多いです。量は少ないですが、一部の産地で採れたものをネットで購入することもできますが、かなり高額になるようです。

一方のフジツボは養殖も行われており、市場では高級品として販売されています。また、フジツボにはいくつかの種類があり、食用とされるのは大きめの品種のミネフジツボになります。値段はこちらもかなり高額で取引されています。

カメノテを美味しく食べよう

カメノテは見た目がかなりグロテスクですが、食べると驚くほどに美味しい甲殻類の生物です。エビやカニのような風味がして、特に茹でると美味しい出汁が取れるので、お味噌汁やお吸い物がおすすめです。ただし、ほとんど流通していないため、海辺で採取することになりますが、固着動物は大きくなるのにかなり時間がかかるので、乱獲しないようにしましょう。

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