カメノテ(亀の手)はどんな味?美味しい食べ方・料理や毒など注意点も紹介!
カメノテの味を知っていますか?初めて聞く人もいるでしょう。今回は、カメノテの味や旬の時期、さばき方・茹で方・だし汁の取り方を紹介します。カメノテの味噌汁などのレシピや食べる際の注意点、フジツボとの違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
塩茹でしたカメノテを、めんつゆベースの甘辛いタレで煮詰めた佃煮のレシピです。コリコリの食感が美味しく、貝の佃煮のような味に仕上がります。冷蔵庫で保管すれば日持ちもしますので、常備菜にもなります。
⑤カメノテのかき揚げ
カメノテの塩茹でと玉ねぎの薄切りを合わせて、天ぷら粉5、片栗粉2の割合の衣をつけて揚げたかき揚げです。貝柱のかき揚げのようで、カメノテの旨味と玉ねぎの甘味が美味しいです。塩を振りかければ、ビールにぴったりのおつまみになります。
カメノテを食べる際の注意点は?

カメノテを食べてみたいと思って、海辺で採取し食べる場合、気をつけなくてはいけないことについて説明します。食べなれないカメノテなので、注意すべきポイントを把握し、安全に食べましょう。
①食中毒になる可能性がある
カメノテは海の生物なので、牡蠣やあさりと同様に貝毒の危険性があります。貝毒は有毒なプランクトンを捕食することで、それがカメノテの中で蓄積され、貝毒に犯されたカメノテを食べることで食中毒を引き起こします。
貝毒は加熱しても無毒化されず、その上風味に変化がないので厄介ですが、吐き気や下痢などの症状があった場合は、速やかに病院に行くようにしてください。カメノテによる食中毒については、今のところ報告されていませんが、注意するに越したことはありません。特に暑い時期は採取後の取り扱いにも注意してください。
②カニやエビのアレルギーがある人は食べるのを避ける
カメノテは形が貝に似ていますが、カニやエビと同じ甲殻類に属しますので、甲殻類アレルギーを持っている人は食べるのを控えてください。
カメノテとフジツボの違いは?

フジツボはテトラポットや船底、橋の足などによく見かけますが、これはカメノテと同じく固着動物です。見た目こそ違いますが、同様に甲殻類に属しています。カメノテとフジツボの違いについて紹介します。
①味
カメノテもフジツボも海辺に生息し、海中のプランクトンを食べています。可食部が少ないというのも共通点ですが、味はかなり違っています。カメノテはエビやカニのような風味ですが、フジツボはジャコやアサリのような味がします。食べ方は両者とも塩茹でして食べることが多いですが、フジツボはお刺身で食べることもできます。