カメノテ(亀の手)の味・美味しい食べ方は?毒・寄生虫の危険性はある?
カメノテの味を知っていますか?初めて聞く人もいるでしょう。今回は、カメノテの味や旬の時期、さばき方・茹で方などを紹介します。カメノテの味噌汁など美味しい食べ方・レシピや〈毒・寄生虫(アニサキス)〉など食べる際の注意点、フジツボとの違いも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- カメノテとは?
- カメノテの特徴・生態
- カメノテの旬の時期
- カメノテの味は?どこを食べる?
- カニとエビの中間のような味わい
- 食べる部分は茶色い根元(中身)の部分
- カメノテの食べ方は?
- カメノテのさばき方
- カメノテの茹で方・だし汁の取り方
- カメノテを使った料理・レシピのおすすめは?
- ①カメノテの味噌汁
- ②カメノテの酒蒸し
- ②カメノテの炊き込みご飯
- ③カメノテのガーリックパスタ
- ④カメノテの佃煮
- ⑤カメノテのかき揚げ
- カメノテを食べる際の注意点は?アニサキスの危険あり?
- カメノテに寄生虫「アニサキス」はいない
- ①食中毒になる可能性がある
- ②カニやエビのアレルギーがある人は食べるのを避ける
- カメノテとフジツボの違いは?
- ①味
- ②値段・価格
- カメノテを美味しく食べよう
④カメノテの佃煮
塩茹でしたカメノテを、めんつゆベースの甘辛いタレで煮詰めた佃煮のレシピです。コリコリの食感が美味しく、貝の佃煮のような味に仕上がります。冷蔵庫で保管すれば日持ちもしますので、常備菜にもなります。
⑤カメノテのかき揚げ
カメノテの塩茹でと玉ねぎの薄切りを合わせて、天ぷら粉5、片栗粉2の割合の衣をつけて揚げたかき揚げです。貝柱のかき揚げのようで、カメノテの旨味と玉ねぎの甘味が美味しいです。塩を振りかければ、ビールにぴったりのおつまみになります。
カメノテを食べる際の注意点は?アニサキスの危険あり?
カメノテを食べてみたいと思って、海辺で採取し食べる場合、気をつけなくてはいけないことについて説明します。食べなれないカメノテなので、注意すべきポイントを把握し、安全に食べましょう。
カメノテに寄生虫「アニサキス」はいない
カメノテに寄生虫「アニサキス」がいた報告は今のところなく、もし白い紐上の生物がいた場合、ゴカイの幼生の可能性が高いです。とはいえ、食中毒などを考慮すると、生食は避けた方が良いでしょう。
①食中毒になる可能性がある
カメノテは海の生物なので、牡蠣やあさりと同様に貝毒の危険性があります。貝毒は有毒なプランクトンを捕食することで、それがカメノテの中で蓄積され、貝毒に犯されたカメノテを食べることで食中毒を引き起こします。
貝毒は加熱しても無毒化されず、その上風味に変化がないので厄介ですが、吐き気や下痢などの症状があった場合は、速やかに病院に行くようにしてください。カメノテによる食中毒については、今のところ報告されていませんが、注意するに越したことはありません。特に暑い時期は採取後の取り扱いにも注意してください。
②カニやエビのアレルギーがある人は食べるのを避ける
カメノテは形が貝に似ていますが、カニやエビと同じ甲殻類に属しますので、甲殻類アレルギーを持っている人は食べるのを控えてください。