はまぐりの旬の時期・季節はいつ?産地で違う?美味しい食べ方・レシピも紹介!

はまぐりの旬の時期・季節はいつか知っていますか?今回は、はまぐりの旬の時期・季節を産地別に比較し、主な産地・生産量なども紹介します。はまぐりの食べ方・レシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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目次

  1. 「はまぐり」はどんな貝?
  2. はまぐりの生態・値段など特徴
  3. はまぐりの旬の時期・季節はいつ?名産地は?
  4. はまぐりの旬の時期・季節は産地によって違う
  5. はまぐりの主産地・生産量
  6. はまぐりの砂抜きの仕方は?
  7. はまぐりの旬の食べ方・レシピのおすすめ
  8. ①焼きはまぐり
  9. ②はまぐりのお吸物
  10. ③はまぐりのガーリックバター焼き
  11. ④はまぐりの和風パスタ
  12. はまぐりを旬の時期に美味しく食べよう

「はまぐり」はどんな貝?

はまぐりと日本人の歴史は古く、縄文時代から日本各地で大量に食べられていました。ひな祭りやや婚礼の料理にも欠かせない「縁起物」のはまぐりですが、他の貝より値段が高いこともあり、日常的に購入する食材ではないかもしれません。ここでは、はまぐりの生態や値段など特徴について紹介します。

はまぐりの生態・値段など特徴

はまぐりは、浅い砂地などに生息する二枚貝です。2本の水管を出しプランクトンを食べ、産卵期は5~10月頃になります。表面にぬめりと光沢があり、叩き合わせると澄んだ音が出るのが新鮮な証です。国内ではハマグリの他にチョウセンハマグリがあり、どちらも日本の在来種ですがハマグリの生産量はごくわずかになります。

国産のものは内湾の水質汚染や開拓によって激減し、流通しているものの9割が輸入品のシナハマグリです。はまぐり全般の値段は、1kg当たり1,000円前後とされていますが、国産のはまぐりだと、その3倍の値段で販売されています。一見高いと感じますが、希少価値の高さとその美味しさを考えると、納得の値段と言えそうです。

はまぐりの旬の時期・季節はいつ?名産地は?

ひな祭りのお吸物のイメージが強いはまぐりは、俳句では春の季語とされています。やはり春先の食材だと認識している方が多いと思います。実際のところ、旬の時期・季節はいつ頃になるのでしょうか。

はまぐりの旬の時期・季節は産地によって違う

はまぐりの旬の時期は、産卵に向け身に栄養をたっぷりとたくわえる2月~4月頃です。はまぐりは分布のエリアが広く、産卵期の違いにより各産地にて旬の時期は変わってきます。はまぐりの産地と旬の時期は以下の通りです。

・千葉県(九十九里町):1月~月上旬
・茨城県(鹿島灘):2月~5月上旬
・三重県(桑名):5月末~8月上旬
・三重県(松阪市):5月8月
・熊本県(緑川河口):6月~7月


有名な九十九里町は、11月から翌年8月まで長い期間漁ができます。旬の3月を過ぎて夏になると産卵シーズンを迎え、身も味も落ちてしまいます。8月まで漁ができるものの、春先が最も美味しい時期です。また、三重県では桑名のはまぐりが非常に有名ですが、潮干狩りできる松阪市も産地の一つです。

潮干狩りを楽しんだ後に食べる新鮮なはまぐりは、格別に美味しいでしょう。10cmを超えるはまぐりがとれると言われている場所ですが、ひとまわり小さい7〜8cmくらいのものが最も美味しいといわれています。

はまぐりの主産地・生産量

以下は、はまぐりの主な産地を漁獲量の多い順に紹介します。最近ははっきりしたデータがとられておらず、2006年のデータです。

1位:茨城県(579t)
2位:熊本県(106t)
3位:千葉県(82t)
4位:三重県(60t)
5位:大分県(13t)


茨城県の鹿島灘の生産量は、国産の7割を占める全国屈指の好漁場となっています。輸入ものと誤解されやすいチョウセンハマグリを「鹿島灘はまぐり」と名付け、ブランド化しています。桑名のはまぐりで有名な三重県ですが、漁獲量は第4位です。理由は、はまぐりの種類にあります。桑名に生息しているのは、内湾性のはまぐりで大変希少なものです。

あさりなど他の貝よりも水質の変化に敏感なはまぐりは、干潟の減少や環境汚染、震災などによって全国的に漁獲量が減っています。2012年には絶滅危惧2類として登録されました。各地の漁業組合の、漁獲制限や環境保全活動などの努力が実を結び、生産量も少し回復しています。


はまぐりの砂抜きの仕方は?

砂泥に生息しているはまぐりは、貝の中に砂を含むので、しっかりと砂抜きをしてはまぐりを安心して楽しみましょう。はまぐりの砂抜きの方法は以下の通りです。

【手順】
1.ボウルに塩水を作る(水1000ml、塩30g)
2.はまぐりを入れ、アルミホイルをかぶせ、数か所穴をあける
3.冷暗所に半日ほど置く
4.殻と殻をこすりあわせ、表面の汚れをしっかりと落とし洗う
5.はまぐりをざるに入れ、水で濡らしてよく絞ったふきんを広げる
6.1時間ほど置き、塩水を抜く

はまぐりが重なっていると、上の貝が吐き出した砂を下の貝が吸い込んでしまうため重ならないよう入れます。一回り小さいザルにはまぐりを入れ、はまぐりがひたひたと漬かるぐらいの塩水に漬けるとはいた砂を吸いません。また、ボウルの回りには水が散るので、バットや新聞紙をひいておきます。

砂抜きの後は殻の中の塩水を抜くことで、うま味が増します。塩水に漬けたままだと傷みやいので、すぐに料理しない場合は、平らな容器に水で濡らした新聞紙をしいて、間にはまぐりをはさんで冷蔵庫に入れて下さい。また、水気をよくふいて保存袋に入れ、そのまま冷凍することもできます。

はまぐりの旬の食べ方・レシピのおすすめ

旬のはまぐりを手に入れ砂抜きを終えたら、美味しく料理していただきましょう。ここでは旬のはまぐりを使ったおすすめのレシピを紹介します。

①焼きはまぐり

出典:https://recipe.rakuten.co.jp/recipe/1240039551/

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