からすみの味・食感は？食べ方やレシピは？値段の相場や商品のおすすめを紹介！

からすみは、うにやこのわたとともに日本三大珍味の1つにも数えられています。ここでは、からすみとは何なのか、どんな食材なのかを解説します。

からすみの見た目が、唐の時代の中国伝来の墨に似ていたことから唐墨と付けられました。からすみは塩漬けにした魚の卵巣（真子）を塩抜きした後で、天日干しにして乾燥させた水産加工品です。高級な珍味と言われるからすみは、材料のボラの卵巣が手に入りにくいのと作ることに大変な手間暇がかかるので、値段が高く高級食材とされています。

からすみの原料となる卵巣内の魚卵には油球という油の玉があり、卵全体に占める油球の比率が高いほどねっとりとして、コクのあるからすみが作れます。からすみの味や食感の特徴を見ていきましょう。

言葉でからすみの味を形容するのは難しいが、チーズとウニを混ぜたような味だと、食した多くの人が言います。もともと魚自身に特有の臭みやクセなどがあり、そのクセが濃厚な味わいとなり、たまらないと好まれるのが珍味とされる所以です。

からすみは好き嫌いがわかれますが、まずい・臭いと嫌う人の大半が原料の汚い海域で生息するボラが原因です。綺麗な海で釣れたボラは高級魚とされている美味な魚で、特に晩秋からの時期には脂が乗り、カラスミが好きな人に好まれます。

カラスミは、ねっとりとした舌触りと独特のクセのある濃厚な味わが特徴です。地中海沿岸で作られるものより水分が多い日本のカラスミは、より濃厚でねっとりした食感になります。また、絶妙な塩加減はコクがあり、まろやかな甘みも感じ、あとを引く美味しさです。日本ではからすみを白いご飯やお酒に合う肴として食べたり、パスタなど洋風の使い方も人気です。