アボカドの変色する理由は?防止できる?食べれない場合や保存のコツも紹介!
【野菜ソムリエ監修】アボカドが変色する理由・原因を知っていますか?変色を防ぐことはできるのでしょうか?今回は、アボカドが変色する原因や〈酢・レモン水・玉ねぎ〉などを使った予防策を紹介します。腐っており危険な場合や変色が気にならないレシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
⑤酢を塗る
アボカドを切り、種を取り除き、切り口に酢を塗ります。酢に入っている酢酸が、アボカドの切り口の酸化を防止します。酢は様々な料理の下味にもなるので、酢を塗ったアボカドをそのまま料理に使用できます。ただ、料理に向き・不向きがあるので、酢が合わない場合は違う方法を試しましょう。
⑥ディップの場合は玉ねぎを混ぜる
密閉容器に小さく切った玉ねぎと、フォークで潰したアボカドでディップソースにすると、それ以上アボカドが酸化し変色する心配はありません。使用する玉ねぎは、新玉ねぎよりも普通の玉ねぎのほうが、抗酸化作用が強く、変色を防ぐにはおすすめです。
春日爽花
野菜ソムリエ
ディップソースにする場合だけでなくても、半分に切ってタネを取っていないアボカドを千切りにした玉ねぎの入ったタッパに入れることも変色を防ぐのには効果的です。
アボカドが黒・茶に変色しても食べられる?腐ってない?
アボカドの変色の仕方には2種類あります。アボカドを切った後、空気に触れて変色するか、切った時点で既に変色しているかです。変色の仕方により食べてはいけない場合はあるのでしょうか。
切った時すでに変色している場合は腐っている可能性がある
アボカドを切った時、既に切り口全体が茶色や黒に変色している場合は、痛み始めているため食べないほうが良いです。また、アボカドには賞味期限の記載はないため、購入時に熟し具合を把握することがとても重要です。
(*アボガドが黒い・茶色い場合の安全性について詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
アボカドの変色を防いで保存するには?
アボカドを切った後、変色をどれくらい防げるかが、アボカドの盛り付けが美味しそうにできるかの分かれ道です。アボカドの変色をできる限り防ぎ、見栄えがきれいに盛り付けできるようにしましょう。
①切り口にラップをかける
ラップをかけるだけという簡単な方法です。
1.アボカドを切る(皮は付けたまま)。
2.種を除く。
3.アボカドの切り口にラップを密着させ、全体をくるむ。
4.3のアボカドを冷蔵庫で保存する。
アボカドの切り口にラップを密着させ、断面に空気を触れさせないのがコツです。この方法は2日程度の短期保存に向いています。しかし、ラップの断面にある少しの空気で変色が進んでいくため、できるだけ早く食べましょう。
②アボカドを冷凍保存する
アボカドを冷凍するだけという簡単な方法です。
1.アボカドを丸々ラップでくるむ。
2.1を冷凍庫に入れる。
3.食べる際は、自然解凍で3時間置いておく。
4.解凍後、普通のアボカドを同じ様に切って使用できます。
アボカドを丸々冷凍するだけです。1ヶ月程度の長期保存に向いています。味は多少落ちますが、数か月も保存できます。切った後のアボカドを冷凍したい場合は、断面にレモン汁か酢を振りかけ、ラップで密閉し冷凍してください。
(*アボカドの冷凍保存の方法について詳しく知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。)