ごぼうの中が赤い・ピンクに変色する原因は?食べれる?防止策や保存法など解説!
【野菜ソムリエ監修】ごぼうの中身が赤い場合があっても大丈夫なのでしょうか?今回は、ごぼうの中身が赤い・ピンク色の原因や食べても大丈夫なのかにくわえ、変色するのを防ぐ方法を紹介します。ごぼうの正しい保存方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
ごぼうをカット後に酢水に浸けてアク抜きする
ごぼうのアク抜きをすることにより、渋みやえぐみを取り除くだけではなく、変色を防ぐ事が出来ます。手順は以下を参考にして下さい。
①ごぼうの土や泥を流水で洗い流す
②包丁の背や丸めたアルミホイルなどで、皮をこそぎ取る
③鉄製以外の包丁で、ごぼうをカットする
④酢水を張ったボウルにごぼうを入れ、10分間アク抜きをする
こちらの手順でアク抜きを行うと、味も見た目も良く仕上がります。水ではなく酢水を使うのは、酢に含まれる酸が、ポリフェノールの酸化酵素の働きを阻害する働きがあるからです。酢水は水1リットルに対し酢を小さじ1/3加えましょう。
(*ごぼうのアク抜きについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んでみてください。)
ごぼうの日持ちする保存方法も紹介!
ごぼうは一度の調理では、使い切れない場合もあるものです。そんな時はどの様に保存すると、日持ちが長くなるのでしょうか。常温・冷蔵・冷凍での保存方法を紹介します。
①常温保存する場合
ごぼうを常温で保存する場合は、以下のポイントに気を付けましょう。
・土がついた状態で保存する
・冷暗所で保存する
・立てた状態で保存する
ごぼうは洗わずに、土がついた状態の方が長持ちするので、1本のごぼうが使い切れない場合も、使う分だけ切ってから洗うことをおすすめします。程よい湿度を保つ為には、切り口の部分に土をつけてから、新聞紙やキッチンペーパーなどに包むと良いでしょう。
ごぼうは涼しい場所を好むので、日の当たらない冷暗所に根を下にし、立てて保存することにより1週間~2週間ほど日持ちします。ただし夏場の気温の高い時期や、水分含有量の多い新ごぼうや洗ってしまったごぼうは、微生物や菌が繁殖しやすいので、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
春日爽花
野菜ソムリエ
野菜は収穫後もまだ生きているため野菜が育った環境や性質に合わせて保存することで新鮮さを保つことができます。そのためごぼうは、土付きで立てて保存しましょう。
②冷蔵保存する場合
ごぼうを冷蔵保存する際は、以下の手順を参考にしましょう。
⓪ごぼうを洗う(日持ちさせたい場合は泥付きのままにする)
①ごぼうを野菜室に入る長さにカットする
②ラップで包むか、ジッパー付きの保存袋に入れる
③立てた状態で保存する
冷蔵庫で保管する場合は、常温保存よりも乾燥しやすいのでラップで包むか、保存袋に入れて保存しましょう。常温・冷蔵共に立てた状態での保存をおすすめするのは、野菜を自然に近いに状態にしておくと、鮮度をより長く保つ効果がある為です。立てることが難しい場合は、ペットボトルや牛乳パックを半分に切って、間仕切りに使う活用方法もあります。
ごぼうの冷凍保存は洗った場合は2週間程度しか日持ちしませんが、泥つきの場合は2ヶ月程度日持ちします。
③冷凍保存する場合
すでにカットしたごぼうを保存する場合は、冷凍保存が便利で長持ちします。以下は冷凍保存の手順です。