冷凍ご飯の解凍方法は?時間が重要?電子レンジで炊きたてを再現するコツを紹介!
冷凍ご飯の正しい解凍方法を知っていますか?時間がとても重要になります。今回は、冷凍ご飯を〈電子レンジ・フライパン・蒸し器〉などで解凍する方法・コツを紹介します。冷凍ご飯の賞味期限の見分け方や活用レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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- 冷凍ご飯を美味しく解凍できる?
- 冷凍ご飯が美味しくない原因は?
- ①デンプンが劣化しやすい
- ②解凍時にパサパサになりやすい
- ③冷凍臭がうつりやすい
- ご飯を美味しい状態で冷凍保存する方法は?
- ①炊きたてのご飯を冷凍保存する
- ②お米に吸水させてから炊く
- ③蒸気ごと容器に閉じ込める
- ④できるだけ早く凍る工夫をする
- 冷凍ご飯の解凍方法は?時間が重要?
- ①電子レンジで解凍する
- ②フライパンで解凍する
- ③凍ったまま調理して解凍する
- ④蒸し器で解凍する
- 冷凍ご飯をレンジで解凍するコツ
- ①タッパーや容器で解凍する
- ②自然解凍はしない
- ③必要であれば水分を足す
- ④一度取り出しほぐす
- 冷凍ご飯の賞味期限は?切れたらどうなる?
- 冷凍ご飯の賞味期限の目安
- 賞味期限切れの冷凍ご飯の特徴
- 冷凍ご飯のアレンジレシピ
- 海老の洋風混ぜご飯
- 焼きおにぎり
- チーズリゾット
- 冷凍ご飯を正しく解凍しよう
冷凍ご飯を美味しく解凍できる?
忙しくて時間がない時やご飯を炊き忘れたときなど、冷凍庫に入っているととても便利な冷凍ご飯ですが「冷凍ご飯は美味しくない」と思っている方は意外と多いようです。普通に電子レンジにかけるだけでは、美味しく解凍することは難しいからです。
でも冷凍方法や解凍方法のちょっとしたポイントを押さえることで、冷凍ご飯も炊き立てのご飯のようにふっくらと美味しくなります。今回はその方法を紹介します。
冷凍ご飯が美味しくない原因は?
美味しいご飯をそのまま冷凍しているはずなのに、なぜ冷凍ご飯を解凍するとふっくら感がなくなり、味が落ちるのでしょうか。それには三つの理由がありました。
①デンプンが劣化しやすい
お米の大部分を占める成分は炭水化物、つまりはデンプンです。炊きあがったご飯に含まれるデンプンは温度が下がれば下がるほど劣化します。 特に5℃~10℃での温度帯では劣化がより早く進み、その結果、食感が悪くなります。
②解凍時にパサパサになりやすい
正しく解凍をしないと、解凍時にご飯の水分を必要以上にとばしてしまいます。そのため、ご飯の水分が足りなくなり、ふっくら感とは程遠いパサパサした粘りの少ない食感のご飯になります。
③冷凍臭がうつりやすい
冷凍ご飯はラップで包むことが多いと思いますが、ラップに包むと臭い移りを起こしやすいと言われています。ポリエチレン製のラップは臭い移りしやすく密着度も少ないので、ご飯に臭いが移りやすくなります。冷凍ご飯に使用するときはポリ塩化ビニリデン製のラップをおすすめします。
ご飯を美味しい状態で冷凍保存する方法は?
いくら解凍が上手にできても、冷凍前のご飯が美味しくなかったら冷凍ご飯を美味しくできません。そして、水分を含んでふっくらとした炊きたての様なご飯に仕上げるためには、まずは冷凍をする方法にコツがあります。
①炊きたてのご飯を冷凍保存する
炊きたてのご飯が柔らかくてふっくらしている理由は、生米の中のデンプンが水を吸って膨らみ糊のような状態になるからです。これをデンプンの湖化(こか)別の呼び方ではα化・アルファ化と言います。その後ご飯は冷めるにつれて、どんどん水分が抜けていくため、パサパサになって硬くなります。これをデンプンの老化β化・ベータ化と言います。
ご飯は一度劣化すると、ふっくらとした炊きたての美味しさを取り戻せません。そのため、ご飯が劣化する前に凍らせて、ご飯に水分が残った状態をキープすることが大切です。つまりは炊きあがってすぐに急速冷凍するのが冷凍するときのコツなのです。
②お米に吸水させてから炊く
冷凍保存用のご飯を炊く場合は、浸水時間をしっかりと取ってお米に十分水分を吸わせます。そうすることで、ふっくらとして美味しいご飯になります。また、冷凍ご飯用の場合は固めに炊く方が美味しく感じます。柔らかめに炊いたご飯は水分が多すぎるため解凍した時に少し水っぽくなり、お米の味がぼやけるのであまり美味しくありません。