うどの保存方法・期間は?冷凍・冷蔵で長持ちのコツや下ごしらえの仕方も解説!
【野菜ソムリエ監修】うどの正しい保存方法を知っていますか?今回は、うどの〈冷蔵・冷凍〉別の保存方法や日持ち期間を紹介します。下処理方法の分かりやすい動画や、長期保存するために塩漬けにして保存する方法も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
(このページにはPRリンクが含まれています)目次
うどを保存する際のポイントは?
うどを保存する際のポイントには、どのようなものがあるでしょう。日頃食べている野菜とは少し特徴が違うので、詳しく紹介します。
①日光に当てない
現在スーパーなどに流通しているうどのほとんどは、日光が当たらないように地下栽培された軟白うどと呼ばれる白色のものです。
また、山などに野生で生えているものは、山うどと呼ばれており軟白うどよりもアクが強く緑色をしています。軟白うどは日光を浴びずに栽培されているため、光に弱く光が当たると変色して固くなってしまいます。保存する際は、うどを日光に当ててしまわないように注意しましょう。
②早めに消費する
うどは穂先や茎だけでなく、皮の部分まで全て食べることができる無駄のない野菜ですが、傷みやすいのでカットすると変色や酸化が一気に進み、日持ちしません。ですから、購入後は早めに消費するようにしましょう。新鮮な軟白うどはアクが少なく甘みもあるため、生でも食べることができます。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
保存のコツはありますが、新鮮なものにはかないません。できるだけ早くに調理して、うど特有の香りや苦みを味わいましょう。
うどを下ごしらえ・アク抜きする方法
軟白うどはそうでもないですが、山うどはアクが強いため、食べる前には必ず下処理が必要です。うどの下ごしらえからアク抜きまでの方法を詳しく説明していきます。
1.うどを洗う
2.太い茎の表面の毛を包丁の背や布などで毛を落とすようにして洗う
3.うどを穂先や茎、細かい枝とパーツ分けをしてから切り分ける
4.皮を厚めに剥く
5.カップ2杯の水に対して小さじ1の酢を入れ、浸けておく
酢水に浸ける時間は5~10分程度が目安ですが、生で食べる時は15~20分程度漬けておくと良いでしょう。皮はアクが強いですが、きんぴらなどにして食べることが出来ます。うどは皮も捨てず、実と同じように酢水につけてアク抜きしてから調理してください。カット後はすぐに変色してしまうため、素早く酢水に漬けられるようにあらかじめ準備しておくと良いでしょう。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
軟白うどはアクが少ないので、水にさっと浸けるか、アク抜きしなくても大丈夫なときもあります。収穫して時間が経ったものや山うどはえぐみが強いのでアク抜きしましょう。
うどを冷蔵保存する方法・期間は?
日光に弱く、長期保存の難しいうどの冷蔵保存の方法を紹介します。保存期間も紹介するので、参考にしてください。
冷蔵保存する方法・手順
ここからは、うどの冷蔵保存の方法を紹介します。うどは傷みやすいので、購入後すぐに行うようにしてください。
1.冷蔵庫に入る長さにカットする
2.切り口に酢水をつける
3.切り口にはラップを巻き、その他の部分には少し湿らせたキッチンペーパーを巻きつける
4.ジップロックなどの保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存する
カットせずに保存する場合は、酢水にはつけずに湿らせたキッチンペーパーや新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存できます。空気に触れないように切り口にはピッタリラップを巻きつけておくこと、光に当たらないようにキッチンペーパーや新聞紙を巻きつけるのがポイントです。
保存期間
冷蔵庫で保存した場合の保存期間の目安は、下記の通りです。
・2〜3日程度
うどは、きちんと野菜室で保存しておいたとしても、日が経つにつれて固くアクも強くなってしまいます。美味しく食べるためにも、2~3日以内には食べきるようにしましょう。