太刀魚の旬の時期・季節はいつ?選び方やレシピのおすすめを紹介!
太刀魚の旬の時期を知っていますか?今回は、太刀魚の旬の時期・季節や、主な産地・漁獲量などを特徴や値段と併せて紹介します。美味しい太刀魚の選び方や栄養価のほか、さばき方やレシピのおすすめも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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太刀魚の旬の時期はいつ?
程よく脂の乗った、柔らかくクセのない白身を愉しめる太刀魚は、いつ旬の時期を迎えるのでしょうか。太刀魚が市場に出回る旬の時期や、主な産地を紹介します。
太刀魚の旬の時期・季節は夏から秋(6月〜10月)
太刀魚は年間を通して漁獲されており、身の質は季節によって変化が少ないことが特徴的です。春から冬まで年間を通して愉しむことができますが、取り分け夏から秋にかけて、太刀魚は浅瀬に群れで移動し産卵を行います。この時期は太刀魚の水揚げ量が多く、市場に出回ることの多い旬の時期だと言えるでしょう。
太刀魚の主産地・漁獲量
日本国内の太刀魚の漁獲量のランキングは以下の通りです。
1位 | 愛媛県 | 1077t |
2位 | 和歌山県 | 685t |
3位 | 大分県 | 617t |
4位 | 広島県 | 540t |
5位 | 長崎県 | 525t |
太刀魚の産地は関西の和歌山から九州の熊本まで、主に西日本から九州地方で親しまれています。特に愛媛県での水揚げ量が多く、さばいた太刀魚を竹に巻き付け炭火で焼いた、太刀魚巻は愛媛・宇和島の名物として観光客や地元民に愛されています。
これらの地域に比べ関東や他の地域では馴染みの薄い太刀魚ですが、全国各地の海で分布され、千葉県沖での漁獲量は216tと主産地よりは少ないものの、千葉産の太刀魚が漁獲されている様です。
太刀魚とはどんな魚?
太刀魚はどの様な特徴を持つ魚なのでしょうか。太刀魚の生態や名前の由来、値段などを見てみましょう。
太刀魚の生態・特徴
太刀魚は全長1m前後で、長く平べったい体と、美しい銀色に輝く表皮が特徴的です。鱗はなくグアニンと呼ばれる銀色の層で覆われていて、グアニンから作られる銀粉は化粧品やラメなどの原料として使われています。国産の太刀魚は黒い目、海外のものは黄色い目をしていて、国産ものの方が味が良いとされているので、選ぶ時の参考にしましょう。
太刀魚の名前の由来
太刀魚の名前の由来は、体の形や銀色に輝く所が太刀のように見えることから太刀魚と名づけられたと考えられています。また、太刀魚は体を立てて立ち泳ぎをする習性から呼ばれるようになったとも言われ、名前の由来は諸説ある様です。代表的な産地である西日本や九州では、たち・たちお・さわべるなどと呼ばれ、地元ならではの愛称で親しまれています。
太刀魚の値段
東京都中央卸売市場での、2018年平均卸売価格は以下の通りです。
1月 | 1406円 |
2月 | 1702円 |
3月 | 2397円 |
4月 | 2569円 |
5月 | 3177円 |
6月 | 3015円 |
7月 | 2853円 |
8月 | 2937円 |
9月 | 1887円 |
10月 | 1523円 |
11月 | 1163円 |
12月 | 971円 |
1ヶ月ごとの取引価格で比較すると、太刀魚は秋から冬にかけて安価で手に入りやすいと言えるでしょう。大きさによっても価格が違い、小さいものは安く、大きいものほど高く取引されています。また、網を使って獲られたものよりも、釣り上げられたものの方が体の傷も少なく、活締めも出来る為、高値がついて高級魚として扱われることが多い様です。