バナナの保存方法は?常温・冷蔵庫・冷凍で長持ちのコツや日持ち期間を紹介!

【野菜ソムリエ監修】バナナの正しい保存方法を知っていますか?今回は、バナナを〈常温・冷蔵・冷凍〉で保存する方法や日持ち期間のほか、〈ラップ・アルミホイル〉などを使って長持ちさせる裏技も紹介します。バナナの腐った時と食べ頃の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。

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専門家監修 |野菜ソムリエ 福光佳奈子
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「...
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2008年野菜ソムリエ取得。食や健康に関する執筆や監修、セミナー講師、ECサイトの運営などをしている。ベトナムのドンア大学にて「野菜薬膳」の特別講義を実施。著書に『体にうれしい果実酒・野菜酒・薬用酒200』(秀和システム)がある。保有資格は、野菜ソムリエプロ、薬膳インストラクターほか。

目次

  1. バナナを保存するポイントは?
  2. ①バナナの保存は温度が重要
  3. ②バナナは房ではなく小分けにするのがおすすめ
  4. ③食べかけは菌が繁殖する可能性があるので当日中に食べる
  5. ④皮をむいた・カット済みのバナナは冷凍保存する
  6. バナナを常温で保存する方法・ポイントは?
  7. ①バナナスタンドに吊るす
  8. ②夏など気温が高い時期は常温保存を避ける
  9. バナナを冷蔵で保存する方法・ポイントは?
  10. ①ラップ・アルミホイルで茎を包む
  11. ②新聞紙・ビニール袋で全体を包む
  12. ③野菜室で保存する
  13. バナナを冷凍保存する方法・ポイントは?
  14. ①皮をむいてラップに包む
  15. ②用途に合わせて一口サイズにカットする
  16. ③ペースト状にする
  17. バナナの腐った状態と食べ頃の見分け方は?
  18. 食べ頃のバナナの特徴
  19. 腐ったバナナの特徴
  20. バナナを正しく保存して日持ちさせよう

バナナを保存するポイントは?

バナナは家庭でも定番のフルーツで、栄養豊富なので朝食やおやつに最適です。家庭に常備している人も多いですが、しばらく置いておくと黒くなったり柔らかくなってしまうのが難点です。バナナを保存するのはどんな方法があるのかポイントを何点か紹介します。

①バナナの保存は温度が重要

バナナはフルーツの中でも皮をむくだけで手軽に食べられるので購入する機会が多いですが、そのまま室内に置いておくとすぐに黒ずんで柔らかくなってしまいます。特に夏場は傷みやすいので、温度管理に注意が必要です。気温に敏感でデリケートなバナナを保存する一番のポイントは、暑すぎず寒すぎないという温度管理です。

バナナは気温が高い南国のフルーツなので寒さに弱く、低温では熟さないため購入後すぐのバナナは常温で保存すると良いでしょう。緑色からだんだん黄色になり好みの状態になれば、それ以上熟成させないように冷蔵庫へ入れます。このようにバナナを美味しい状態で少しでも長い期間保存しようとすると温度管理が何より重要になってきます。

②バナナは房ではなく小分けにするのがおすすめ

バナナをしばらく日持ちさせたいなら、小分けにすることが望ましいです。バナナの特性として、エチレンガスと呼ばれる成分を発生させ自ら追熟する力を持っています。購入した房の状態でバナナを保存すると、この性質によって隣り合うバナナにエチレンガスが影響し合い追熟が早くなります。そのため、追熟を止めたい時は小分けにして保存するようにしましょう。

福光佳奈子

野菜ソムリエ

バナナのエチレンガス発生を活かし、未熟のアボカドとバナナを一緒に紙袋に入れて常温保存するとアボカドの熟成を早めることができます。

③食べかけは菌が繁殖する可能性があるので当日中に食べる

口の中には500種類を超える細菌が存在すると言われていて、その中には食中毒の原因となる菌も含まれています。一度口を付けたバナナを置いておくと、口の中の細菌だけでなく空気中の雑菌も付いてしまい危険です。特に夏場は細菌が繁殖しやすいので、バナナを食べ残してしまった時は遅くても当日中に食べてしまうようにしましょう。

④皮をむいた・カット済みのバナナは冷凍保存する

バナナにはポリフェノールが含まれていて、空気中の酸素と反応して酸化する性質があります。酸化すると味にはあまり影響はありませんが、黒く変色してしまい見栄えはよくありません。皮をむいたりカットしたバナナは酸化を止めるためにレモン汁をかけ、空気に触れないように密封して冷凍保存するようにしましょう。

バナナを常温で保存する方法・ポイントは?

バナナの保存にはいくつかのポイントがありましたが、常温で保存する場合はどのような方法があるのかポイントと合わせて紹介します。

①バナナスタンドに吊るす

買ったばかりのバナナはまだ皮が緑色の部分があり、熟されていない状態のものが多いのです。追熟させるためにしばらく常温で保存する必要がありますが、そのままテーブル等に置いておくと、バナナと接している部分が重みで傷んで黒く変色してしまいます。

常温保存する時はバナナスタンドを利用すると、バナナに負荷をかけず風通しの良い状態で保存することができるのでおすすめの方法です。もしバナナスタンドが無くてもS字フックなどで代用し、吊るした状態にすると保存期間を伸ばすことができます。

②夏など気温が高い時期は常温保存を避ける

バナナを保存する適温は、約15℃から20℃の間と言われています。気温が25℃を超えると高温障害を受けてしまい、バナナの熟成が進み過ぎてすぐに黒ずんで傷んでしまいます。その為、夏などの気温が高い季節は、常温保存は日持ちしません。好みの状態に熟したタイミングで、冷蔵庫保管に切り替える様にしましょう。

バナナを冷蔵で保存する方法・ポイントは?

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