バナナの保存方法は?常温・冷蔵庫・冷凍で長持ちのコツや日持ち期間を紹介!
【野菜ソムリエ監修】バナナの正しい保存方法を知っていますか?今回は、バナナを〈常温・冷蔵・冷凍〉で保存する方法や日持ち期間のほか、〈ラップ・アルミホイル〉などを使って長持ちさせる裏技も紹介します。バナナの腐った時と食べ頃の見分け方も紹介するので、参考にしてみてくださいね。
目次
- バナナを保存するポイントは?
- ①バナナの保存は温度が重要
- ②バナナは房ではなく小分けにするのがおすすめ
- ③食べかけは菌が繁殖する可能性があるので当日中に食べる
- ④皮をむいた・カット済みのバナナは冷凍保存する
- バナナを常温で保存する方法・ポイントは?
- ①バナナスタンドに吊るす
- ②夏など気温が高い時期は常温保存を避ける
- バナナを冷蔵で保存する方法・ポイントは?
- ①ラップ・アルミホイルで茎を包む
- ②新聞紙・ビニール袋で全体を包む
- ③野菜室で保存する
- バナナを冷凍保存する方法・ポイントは?
- ①皮をむいてラップに包む
- ②用途に合わせて一口サイズにカットする
- ③ペースト状にする
- バナナの腐った状態と食べ頃の見分け方は?
- 食べ頃のバナナの特徴
- 腐ったバナナの特徴
- バナナを正しく保存して日持ちさせよう
気温が高い季節や、熟された状態のバナナは冷蔵庫での保存がお勧めです。バナナの冷蔵保存のポイントを、具体的な方法と合わせて説明します。
①ラップ・アルミホイルで茎を包む
バナナの熟成を進めるエチレンガスは、バナナの茎の部分から発生します。そのため、バナナを冷蔵庫で保存する際は、茎の部分をラップかアルミホイルで包むとエチレンガスの発生を抑え、傷みにくくすることができます。
しかし、茎だけでなくバナナ全体をラップ等で覆ってしまうと、逆に熱がこもりエチレンガスも充満して熟成を促してしまうので夏場は特に気を付けて下さい。もし全体をラップなどで包む場合は、必ず冷蔵庫へ入れて保存するようにしましょう。
②新聞紙・ビニール袋で全体を包む
バナナは寒さに弱く13℃以下になると低温障害を起こし、追熟が止まり変色してしまうので冷蔵保管は基本的にはおすすめではありません。もし冷蔵庫で保存するのであれば、バナナ全体を新聞紙かビニール袋でくるんで保存するようすれば、冷気に晒されることを軽減できるでしょう。
またそうすることで、りんご等の他の食品から発生するエチレンガスの吸収を防ぐことができ、湿気からバナナを守るのでおすすめの保存方法です。
③野菜室で保存する
バナナはもともと南国のフルーツなので、寒さに弱く気温が13℃以下になると低温障害を起こして皮が黒ずんでしまうため、本来冷蔵保存は不向きです。食べきれずに冷蔵保存するのであれば、冷蔵庫の中でも温度が高めの野菜室での保存がよいでしょう。新聞紙に包んで野菜室で冷蔵保存することで、追熟を抑えることができます。
ただし、バナナを冷蔵庫で保存しても、長期間の保存はできないので2~3日で食べてしまうようにしましょう。
バナナを冷凍保存する方法・ポイントは?
次は、バナナを冷凍保存する場合の方法とポイントを紹介します。冷凍庫だと長期保存も可能で、アイスの様に食べることもでき夏にはお勧めの方法です。冷蔵保存とどちらが適した方法か、見比べて状況に合わせて試してみてください。
①皮をむいてラップに包む
バナナが好みの状態まで熟したら、皮をむいて冷凍保存しましょう。バナナの両サイドを切り落として、レモン汁をかけると変色防止になります。空気に触れないようにラップでぴったりくるんで、保存袋に入れ冷凍庫へ保存します。冷凍保存だと、一ヶ月ほど日持ちさせることが可能です。
バナナを解凍するときは完全に解凍するよりも、自然解凍で半解凍の状態の方が美味しく食べることができます。
②用途に合わせて一口サイズにカットする
バナナを冷凍保存するときは一口サイズにカットしておくと、冷凍も解凍も素早くできるのでおすすめの保存方法です。熟したバナナの皮をむいて一口大にカットし、変色防止の為にレモン汁をかけます。バナナをジップロック等の保存袋に、重ならない様に平らにして入れて下さい。
こちらも冷凍で一ヶ月は保存でき、好きな時に好きなだけ使うことができるので便利です。解凍する際は自然解凍できますが、一度凍らせたバナナは解凍して食べると食感が悪くなるので、凍った状態で食べるほうが美味しく食べることができます。