松茸の保存方法・期間は?常温・冷蔵・冷凍で日持ちするコツは?賞味期限の見分け方も紹介!
【野菜ソムリエ監修】松茸の正しい保存方法を知っていますか?今回は、松茸を〈常温・冷蔵・冷凍〉の3つの方法で保存する方法や、日持ち期間のほか、解凍方法も紹介します。松茸の賞味期限が切れた時の見分け方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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松茸を保存するポイントは?
松茸はキノコの王様と呼ばれ、その香りや食感は日本人の心を惹きつけます。国内産の松茸は9月~10月にかけて旬を迎えますが、芳醇な香りと歯ごたえを保つために松茸は正しく保存しましょう。美味しい松茸を手に入れた場合の上手な保存のポイントを紹介します。
①流水では洗わない
松茸は人工栽培ができないので、購入したときは砂や土がついています。水で洗いたくなりますが、松茸は流水で洗うと松茸独特の香りが飛ぶので流水では洗わないでください。松茸はその香りを失わないよう丁寧に扱いましょう。
春日爽花
野菜ソムリエ
水洗いすることで香りが落ちるだけではなく、痛みやすくもなります。水気があるままだとそこからカビでしまう可能性もあるので注意しましょう。
②下処理をしっかりする
松茸は日持ちしないので鮮度が命です。できるだけ買ったその日に下処理をしてください。
1.根元の硬い部分(石づき)を削る
2.汚れを落とす
3.水分を拭き取る
松茸の石づきは、他のキノコと違って切り落としません。包丁やナイフで削ぐようにに取ってください。こうすることで少しでも多くの可食部分を残します。汚れを落とす工程では雑菌の元になる汚れを落とします。まずボールに水を張り、その中で濡らしながらキッチンペーパーで汚れを取り、土がこびりついている場合は竹串で優しく取ってください。
その後はきれいなキッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取ります。
③新鮮な松茸を選ぶ
新鮮な松茸は時間が経ったものと比べると、香りも食感も雲泥の差が出ます。新鮮な松茸の選び方を紹介します。
■軸が太くて長く、硬いもの
■表面の湿っているもの
■傘は未開き(つぼみ)か中開きのもの
■ずっしりと重みのあるもの
軸がフカフカしているものは虫食いの可能性があるので、軸が硬いものを選んでください。また、表面が乾燥しているものは香りが飛んでいるので、湿っているのものが新鮮です。傘は開ききってから2日で香りを失いますが、逆にギュッと傘が閉じているものより、少し開いたぐらいの松茸が一番香りが良いとされています。
松茸を常温保存する方法・日持ち期間は?
松茸は収穫から時間が経つにつれ、香りや水分を失っていきます。常温保存で置いていると傷みが早いので極力、冷蔵保存か冷凍保存にしてください。その日にすぐに食べる場合以外は常温保存はおすすめしません。
常温での保存方法
常温保存の場合の保存方法を紹介します。
1.下処理をする
2.新聞紙かキッチンペーパーに包む
3.風通しの良い涼しい場所で保管
新聞紙やキッチンペーパーに包むと水分の蒸発を防ぎます。また直射日光の当たらない場所で、高温多湿を避けて保存してください。
保存期間
常温での保存期間は1~2日です。それ以上は香りが飛んで美味しくなくなります。常温保存だとあまり日持ちせず傷みやすいので、すぐに食べないなら冷蔵保存か冷凍保存をおすすめします。