とろろの冷凍保存はまずい?賞味期限は?解凍方法やおいしい使い方を紹介!
【野菜ソムリエ監修】とろろは冷凍保存できるのかを知っていますか?まずいのでしょうか?今回は、とろろを冷凍保存する方法や賞味期限、パサパサにならない解凍方法を紹介します。とろろの賞味期限切れの場合の見分け方やおいしい使い方・レシピも紹介するので、参考にしてみてくださいね。
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とろろは冷凍保存できるの?まずい?
様々な料理に使えるとろろですが、毎回すりおろすのは大変なので、冷凍保存したいという方もたくさんいるでしょう。しかし、冷凍するとまずいとという声も聞きます。とろろが変色したり、食感が変わってしまわないような保存の仕方を紹介します。
冷凍とろろを正しく解凍すれば美味しい
山芋や長芋、自然薯などのとろろをすりおろす根菜にはたくさんの水分が含まれています。冷凍したとろろがまずいと言われる理由は、冷凍・解凍するときに、その水分が出て行ってしまい、パサパサとした食感になるからです。小分けにして保存することで、必要な分だけを解凍でき、水分が出ていくのを最小限に抑えます。
とろろを冷凍保存する方法・賞味期限は?
とろろは傷みやすい食材だからこそ、長期的に保存できると助かります。もちろん、正しく冷凍保存しないと、味や見た目、食感が損なわれます。ちょっとしたことに気をつけるだけで、美味しいとろろが簡単に食べられますので、ぜひ試してみてください。
とろろを冷凍保存する方法
冷凍保存するときの手順は以下の通りです。
①山芋の皮をむき、2~3%の酢水に5分ほど浸ける。
②おろし器ですりおろす。
③チャック付きの袋に入れて、薄く平らに伸ばし、金属トレーに乗せて冷凍庫へ入れる。
おろし器は金属のものを使うと褐変してしまうことがあるので、プラスチックや陶器のものを使うと良いでしょう。また、金属トレーに乗せることで、急速に冷やすことができ、内部の氷の結晶をできるだけ小さくして、味や食感が落ちるのを防ぎます。このとき、袋を小分けにしておくと、使う分だけ解凍できるので便利です。
福光佳奈子
野菜ソムリエ
山芋をすりおろす際に手がかゆくなる場合がありますが、この原因は皮の近くに含まれる「シュウ酸カルシウム」によるものです。シュウ酸カルシウムは酸に弱いので、酸性である酢を手につけるとかゆみがおさまります。
冷凍とろろの賞味期限の目安
冷凍した状態であれば、約1か月程度が目安です。もちろん、清潔な手で、清潔な袋や容器に入れて、きっちりと密封することが前提です。もう少し長い期間、保存がきくかもしれませんが、家庭での保存では、早めに食べきるのが良いでしょう。
(*とろろの賞味期限について詳しく知りたい方はこちらを読んでみてください。)
とろろを解凍する方法は?注意点は?
正しく冷凍保存することができたからといって、安心してはいけません。解凍するときに失敗すると味や食感が落ちてしまいます。そうならないために、最後まで手を抜かずに丁寧に解凍して食べてください。
①自然解凍する
冷凍保存したほとんどの食材と一緒で、冷蔵庫で自然解凍すると美味しく食べられます。急激に熱を加えてしまうと、とろろに火が通って固まってしまうこともあるので、ゆっくりと解凍するのが良いでしょう。